市原悦子と常田富士男は良い子のぼうやと

大友克洋 / 森田修平 / カトキハジメ 監督作品
「SHORT PEACE」観ました!
あらすじ!
『九十九』

18世紀。降雨の夜、深い山中で男が道に迷った。
そこで見つけた小さな祠。
男はその祠でひと時の雨宿りをすることとした。
中に入り、一息つくと、
突如その空間は別世界の部屋へと変化する。

そこに次々と現れたのは捨てられた蛇の目傘や、
着てもらえなくなった着物などのモノノケ達。
そう、
道具は100年の時を経て、付喪神となんたのだった。
男はその怨念を秘めた古い道具たちを丁寧に修理し、慰めてやる。

『火要鎮』

18世紀、江戸の町。
商家の娘お若と幼馴染の松吉は幼い頃より一緒に時を過ごした。
大人になり、惹かれあう二人であったが、
松吉は火事と聞くと、何も手が付かなくなる。
やがて家を勘当され町火消しとして生きる。

そんな中、
お若に縁談の話がもちあがる。
祝言前夜、
捨てきれぬ松吉への想いから、
やけになって嫁入り用の晴れ着を投げ捨てたお若…
ところが、着物は行燈に被さり、みるみるうちに燃え広がる
あれよあれよと大火事を引き起こし江戸の町を焼き尽くす。
その大火の中で再びめぐり合う二人ははたして…。

『GAMBO』

16世紀末...戦国時代末期。
東北地方の山中に天空より何かが落下した。
直後、寒村に一匹の巨大な鬼のような化け物が現れ略奪の限りを尽くす。
村人は鬼を恐れ、若い女の生贄を差し出す。
そしてついにこの寒村には、若い女は少女カオ、ただ一人となる…

ある日、カオは森で、巨大な白熊と出会う。
殺されると察したカオは、泣きながら白熊に、
生贄となることを打ち明け、助けを求めた。
すると熊は、人語を理解したのか?
鬼の潜む場所へと向かう。
かくして鬼と白熊との激闘がはじまる。

『武器よさらば』

近未来。東京。
廃墟と化した大都市は、砂漠化が進んでいた。
そこを訪れた、プロテクションスーツで武装した5人からなる小隊

さっそく調査を開始するが、
都市防衛のため配備されていた一台の戦車型無人兵器と遭遇、
すぐさま戦闘となる。
作戦通り、無人戦車を沈黙させるため配備につくが、
予想以上の戦闘力に、小隊は徐々に窮地に陥っていく。


大友克洋氏を中心に、
4人の気鋭のアニメーション作家が競作したオムニバス。
これもまた楽しみにしておりましたっ!(●´艸`)
まぁ、どれも出来はとてもよくてね。
テーマである『日本』が
ストレートに物語に表されてましてね!'`,、('∀`) '`,、
もうね、
単純に日本を感じますよ!'`,、('∀`) '`,、
外国人向けの本なのか?

そんな、
まんが日本むかしばなしの世界の中、
ラストの『武器よさらば』だけ、
なんだか雰囲気が違いましてね…

どうしてこの4本に組み込まれたのか、
私程度では、トップクリエーターの考えは理解できませんでした。
'`,、('∀`) '`,、
空気読んでか、読まなくてか?!(●´艸`)
で、
私的には
『GAMBO』がとても印象に残りましたね。
まず、
付喪神の話である『九十九』は
千と千尋に少なからず影響受けたんぢゃね?
って、
そんな印象でしてね。
物語もありがち。
ある意味、安心して観ていられる一本なんすね!

そして、
『火要鎮』ですが、
これは明らかに“明暦の大火”がネタ元でしょうね。
お話はこんな感じですが、
映像美はピカ一で素晴らしかったですよ!

そんな中のGAMBO!
どうやら登場する赤鬼は異星人らしくてね、
若い女の生贄は、子を産ませるためでしてね、
エイリアンチックなこの話…
まぁ、どこかで読んだような話ではあるのですが'`,、('∀`) '`,、
ありがちなこの流れがなかなか好きでしてね(●´艸`)
しかも、
鬼に立ち向かうのが、白熊って!∵ゞ(≧ε≦;) 素敵過ぎ!
やっぱ白熊、強いよね~~~!ヾ((○*´∀`*))ノ゙
ゴリラと白熊、どっちが強いかな?

でね、
頭のいい白熊はね、
人の言葉を理解できるので、
鬼の宇宙船みたいな機械も
効率よく壊しちゃうのね'`,、('∀`)理解できてんぢゃん!
それに、
たぶん村人からのSOSで乗り出した
領主か何かの軍勢が、途中から加勢してくれてね、
ピンチの白熊の逆転を誘う活躍をみせるんですね!
さらには、
もとは、白熊狩りを試みて、返り討ちにされた山賊的な野武士らが
大怪我して村人に助けられてね、
お礼もかねてか?
“昨日の敵は今日の友”とばかり、
白熊に加勢するんですね。
まぁ、こちらはほぼ、役立たずでしたけどね'`,、'`,、('∀`) '`,、

こうして、
異星生物「赤鬼」
VS
白熊 ・ 殿様の軍勢 ・ 野武士で構成された連合軍
の戦いが始まるのです!
ァ '`,、'`,、('∀`) '`,、'`,、
いい構図だなぁ~~~~コレ!
いわば、
ウルトラマンタロウにZATとゾフィーが加勢して
バードンを倒そうぜ!
…みたいなねd(ゝ∀・)

超獣赤鬼!この時代の兵器では到底太刀打ち出来ない中、白熊は肉弾戦を挑む!イイゾ!クマ!
そして、
これらに、森本晃司氏が手掛けるオープニングアニメーションがついて、
わずか80分のお手軽鑑賞も言うことなし!
デートの邪魔しない、良質の娯楽作品です!

ここから始まります!(●´艸`)
ま、ちょっと
武器よさらばが入ることによって、
やや、統一感のないオムニバスになっちゃいましたけど…
それでも、
ガンダム 第08MS小隊を彷彿とさせる緊張感溢れる市街地戦は、
最近観た、オブリビオンをも、ちょっと思い出しました。
(●´艸`)
それぞれ個々を観ると、どれもいい感じ!
4本それぞれが、
独立して見事でしてね!
是非是非ご覧いただきたいっ!!
ヾ((○*´∀`*))ノ゙
