花が恐竜を滅ぼしたのだ...

石井岳龍 監督作品
「シャニダールの花」観ました!
あらすじ!
ごく少数の
それも女性の胸に咲く美しくも不思議な花があるという…

この花が満開となった時、
花弁から摂れる、この花特有の成分が、
画期的な新薬の開発につながるとあって、
胸に蕾を付けた女性は、
シャニダールと呼ばれる研究施設で、その花が開花するまで、
すべてのケアがなされる…

そして、
花の提供者には、億の単位での契約金が与えられる。
植物学者の大瀧賢治が働く施設「シャニダール」に
美月響子というセラピストが着任する…
花の提供者へのメンタルケアをし、
美しく花を咲かせ、最高の状態で花を採取する…

人を惹きつける不思議な魅力をもつ響子
花が少しずつ成長するように、
大瀧と響子は深い仲へとおちていく…

そんな中、
花を採取する手術中、
提供者が謎の死をとげる事例が続く…
徐々に研究施設に不信感を募らせる大瀧…
一方、
この花が危険な花であると知りつつ、
花へとのめりこんでいく響子…
花の開花が近づくにつれ、
二人の運命の歯車が徐々に狂いだす…。

“女性の胸にのみ咲く花には、画期的な新薬開発に関わる成分が含まれる!”
という、
なんとも素っ頓狂なアイディアなんですが、
こういうの、
大好きです!(≧∇≦)/
ということで、
前売りまで買って、勇んで行ってきましたが、
超ガッカリでしたっ・゜・(ノД`)・゜・。
せっかくのアイディアも、終始膨らむことなく
ラストはもう、なんだかよくわからない
感覚だけで流れ着いちゃった感じでしてね。
スッキリしねぇ~~しねぇ~~!(-.-;)

今夏も大忙しの、
今をときめく綾野剛さん主演なので、期待度も高かったのに…
彼のデビュー作、「仮面ライダー555」までチェックしているのに…
(-.-;)(-.-;)(-.-;)
終始、中途半端感が拭えず、
こりゃ役者さんが可哀そうですって…

で、
ヒロイン響子役の黒木華さんなんですが、
「あまちゃん」の前に放送されてた「純と愛」に出演していた、
なんか、顔の地味な女優さんですね…(-.-;)(-.-;)
“船を編む”にも出てましたね。
大森南朋さんと結婚したとかいうデマが流れた、あの女優さんですね。
'`,、('∀`) '`,、
若手注目株と言われてますけど…

花 = エロス、死、生命
そんなところを表現したかったんでしょうが、
どうして、“花”というイメージからかなり遠く感じるこの女優さん?
って思っちゃいました。
シャニダールの花が咲くと、それは豪奢でしてね。
この黒木さんは、パッと見
雑草っぽいんですね…地味な色した草に近いんですよ。
エロスとかと最も遠い女優なんぢゃね?(-.-;)(-.-;)
どういうこと?これ?
華という割に、華の無い女優さんだこと…
(華は、「はる」って読むみたいだけどね)
でもね、
この方、名だたる演出家から高評価なんですよね~~
ヘタではないし、
物語には必ず必要となる役者であろうとは思いますが、
使いどころの難しい方ですよね。
いきなり主役級に据えるってのはどうなんだ?

そんな中、
最近とにかくよく見かける「山下リオ」さん!
あまちゃんにも出てましたけど、
いま、「リミット」での役どころが気になりますね~~~
ヾ((○*´∀`*))ノ゙
桜庭ななみちゃんも出てますしね。
これからの展開、気になります!
'`,、('∀`) '`,、

でさ、
石井岳龍監督なので、(ご存じと思いますが、石井 聰亙監督のことっすよ)
面白くないわけないぢゃん!とか
とにかく勝手にハードル上げまくっての鑑賞だったせいか、
こう、
上手く飲み込めなくてね。
胸につかえたまま終劇してしまった感満載でしてね…
結構前から楽しみにしてたのにさ・・・ (-.-;)(-.-;)
特にね、
響子の胸に蕾が芽生えて、
「きたぁぁぁぁ!期待通りの展開!」ってなるぢゃないですか?
ところがね、
ここから徐々に、なんかすべてに曖昧な展開になってしまいましてね。
(-.-;)

響子は
開花させて、種とっちゃる!って言うんですが、
(-.-;)この花って、寄生してんだよね?
種で増えるんだ…?
色々と歪みだすんですね'`,、('∀`) '`,、
軸ブレ開始!(●´艸`)
なんてズルい展開!
'`,、('∀`) '`,、
もうその後は、夢幻世界へ突入し、
幻惑的描写なシーンを重ねて、終わってしまうのです…
土の上で咲く、シャニダールの花がたくさん増えてね…

もう!!
何なの!?
と、軽くイラッ!とした瞬間
天より声が…!
“Don't think. FEEL!”
し…師匠…Σ(-`Д´-ノ)ノ
なるほど、
考えてはダメなんだな…この手の作品ゎ!
そう…月を指さすようなもんさね…┐('~`;)┌

あ!
わかっちゃったよ!
シャニダールの花は、さらに成長すると、
きっと“オードリー”になるんだな…(-.-;)(-.-;)

資料提供:リトルショップオブホラーズ
と、
鑑賞側に、それなりに委ねてしまう
想像力を試されるそんな一本。
東京2館神奈川2館と、
あまり配給側も力入れてないのか?
104分の短めなので、偶然出会ったらどうでしょうか?
(●´艸`)
