人のねがいごとを知っても、あんまりいいことないじゃん…。

石川寛 監督作品
「ペタル ダンス」観ました!
あらすじ!
ファッションショップ「ネコライ」に勤める原木に、友人のキョウコは、
「風に乗って飛ぶモノにお願い事をすると叶うって…」
と、照れくさそうに言って、
遠くに飛んでいる飛行機に、自らの願い事を呟いた。
そしてそのまま、
キョウコは原木の前から、忽然と姿を消した…。
いまもって、生死もわからない…。
それ以来、
原木は、風に乗って飛ぶものを見つけると、願い事をするようになった。
ある日、原木が出勤すると、
店の入口には、「閉店しました」の貼り紙が…
突如、無職となる原木。
呆然としながら、駅で電車を待つ原木…
すると、
飛び込みと勘違いされ、ジンコに助けられる。
あくまで、勘違いなのだが…。
原木にタックルして救おうとしたジンコは
倒れた拍子に、
左手の指をはく離骨折してしまう。

ジンコは、親友の素子と共に、
大学のクラスメイトだったミキに
6年ぶりに会いに行く予定だった。
ミキは、自ら海に飛び込んでしまったのだが、一命は取り留めた…
ジンコは、ミキが何故?
そういう思いにかられたのか知りたくなったのだ。
しかし、
素子は免許をもっていない…
手を怪我してしまい、途方に暮れるジンコに原木は、
「私が運転します…免許持っているし…」と提案する。
こうして原木は、
ジンコと素子の旅に同行することとなる・・・。
素子は、元旦那・直人に車を借りて、
ジンコと、原木と共に、
ミキの待つ、北の街へと旅立った・・・。

公開から、随分経っての鑑賞なんですが、
上映劇場も少なくて、
なかなかタイミングが合いませんでしたょ。
しかし!
直感を信じ、出向いた甲斐がありましたよ!
この手の雰囲気をもつ作品好きです!
こんな短編小説とかも大好物なんですょ!
(∀`从)♡♡♡
なので本作も、
好みの一本でしたっ!
ヾ((○*´∀`*))ノ゙

ロードムービーというほどでもなく、
BGMもかなり少なめでノッタリと進む物語…
展開には、あまり大きな起伏はなく、
なかなか核心へと届かない、ヒント的なセリフの数々…
そして、
そのまま、終劇となってしまう緩さ?
'`,、('∀`) '`,、
正直、
ミキがなんで海に飛び込んだのか?
事故なのか?自殺未遂なのか?
キョウコの身辺は!?とか、
そのあたりも、深くは語られなくてね。
潔よいのか、なんなのか?(-.-;)
どうもそれぞれのキャラが吐くセリフが、
脚本家の考えたセリフではないような?σ(゚、。)
なんていうのか、
タレントとか役者が、なんかの企画で旅して、
その道中に、素の会話をしているような、
ぶっちゃけ、気の利いてないセリフのオンパレードでしてね。
カッコいい言葉ではないのですね。
┐('~`;)┌
もしこれが、
プロの脚本家が考えたセリフなら、
ちょっと、劇場用ではない感じですかね~~~??
テレビサイズの実験ドラマとかね…。
(●´艸`)
だから、劇中のやりとりが、
セリフを受けての、
次のセリフって感じが強くて、
その場で考えられたような、
変な間があったりしてね。
したがいまして、
それがリアルととれなくもない…(-.-;)(-.-;)
・・・どうなの?
どちらにせよ、
腕のたつ役者さんを集めないと出来ない作りでしたね。

変らず愛くるしい宮崎あおいさんなんですが、
そろそろ、
そんな感じのキャラゎ卒業してもイイような…σ(⌒▽⌒;)
しかし、
本作でも、なんか可愛らしい仕草全開でしてね。
特に好きだったシーンが、
強い海風を受け、曲がっちゃった木を見て真似しているシーン

“風の形をしているぅ~~!”
と言って、
木の形を真似するあおいさん

(●´艸`)フフフフフフフフフフフ...
こりゃ、異性受けするゎね。
さりげなく
個性的なキャスティングな本作ですが、

原木の先輩スタッフ役
“ミドリ”のヴォーカル「後藤まりこ」さんや、

原木の、謎の女友達
“キョウコ”役、「韓英恵」さんといった
珍し系が多数出演?'`,、('∀`) '`,、
韓さんは、とても魅力的でしたね!

さらには、
様々な難しい役柄をこなし続ける、風間俊介さん。
ファーストシーン、
河川敷のガード下で、
いきなりジンコに抱きつく、川田役の風間さん。
超少なめなセリフで、進むシーン…
この、
本筋とはあまり関係ない
二人の間柄を静かに紹介するこのシーンの重要さ?
後に、旅の途中、
川田からジンコへかかってくる電話…
序盤で、二人の微妙な関係を表していての、告白の電話...
ジンコのこの時の表情は、
複雑に絡み合う
ジンコの心情を的確に表していて巧かったなぁ…(∀`从)♡♡♡

さらには、なんでも出来ちゃう凄い人
「安藤政信」さん。
本作では、さりげなくイイ位置で存在感アピールしてますね!
ヾ((○*´∀`*))ノ゙
セデック・バレも記憶に新しいけど、
スマグラーの“背骨”は当たり役だったなぁ…(遠い目...)
劇場鑑賞された方には、彼目当ての方も多いのでゎ?

最近よく見かける、奥田瑛二さんの娘さん「安藤サクラ」さん。
何かのドラマで、
下着姿でラブホでカラオケを熱唱するホテトル役が印象的でしたね!
本作でも、とてもイイ表情見せてました!
控えめに微笑む表情が素敵ですね~~。

映像主体の玄人受けするような作品ではありますが、
様々な障害に立ちすくむ現代女性にあって、
お互いに、何も言わなくとも支え合う友情
ミキが、意図せずに目の前に突如現れたジンコと素子に、
「何で!?」と一言言うのですが、
もうさ、何も言わなくとも全て一瞬で理解出来ちゃう友情っていいよね~~
(∀`从)(∀`从)(∀`从)♡♡♡
それを、
縁もゆかりもない原木が運んできてくれて、
そんな原木のことを、ほんの少しだけ、
決して無粋にならない程度に
ミキと原木は互いを探るんですね~~~♥♥
まぢ、カッコいいし、素敵でしたね!

みなさんは、
こんな友人、いますでしょうか?
いるならば、その人を大切にしてくださいね。
非常に好みが分かれる作品ではありますし、
もう、
ほとんどのところで上映終了してますが、
DVD屋さんで出会ったら観てみてね!
家で観たら、寝ちゃうかもしれないけどね!
'`,、('∀`) '`,、