全裸死体にスタイル悪いのはいない | 真夜中のキャプチュード

全裸死体にスタイル悪いのはいない













$♥











猪崎宣昭 監督作品


「二流小説家 シリアリスト」観ました!








あらすじ!





赤羽一兵、45歳。

職業は小説家。

…とは言っても、彼自身の名前で書いた本は一冊もなく、

唯一10年前に書いた若い女性向けのライトノベル

「恋するヴァンパイア」でさえも、

男の名前では売れないという理由で

母の旧姓と写真を借りて出版している。


現在は、アメリカ出張中の兄の家を間借りし、

「男のゴールデン街」という雑誌に
   エロ小説を寄稿して生計を立てている、しがない中年の小説家だ。

そんな彼の元にある日、

東京拘置所にいる死刑確定囚・呉井大悟から一通の手紙が届く。

自称・写真家の呉井は、

モデルを募集し、撮影した4人の女性の首を斬り落とし、

遺体を撮影したとして、

「シリアル・フォト・キラー」の呼び名で世間を賑わせた。

そんな彼が、自らの告白本を赤羽に執筆してほしいと言ってきたのだ!

赤羽は、このチャンスに飛びつき

呉井に面会に行く。

そして彼を主人公に、小説を書くという約束をしてしまう。

こうして彼の身辺の取材がはじまるのだが、

真相に近づくにつれ、

赤羽の周りで、奇妙な事が起こり始めた…!



$♥









































いやぁ~~~…(-.-;)

デイヴィッド・ゴードン 氏の原作は、

いろいろ話題で、賞とかも獲っているらしいのですが、

今回の映画化はどうなんだろう…(-.-;)(-.-;)(-.-;)


正直、

上川隆也さんは映画初主演だっていうし、

頭のネジが吹っ飛んだサイコな殺人犯役の武田真治さんにせよ…


特に、武田さんは、

エンドクレジットも一番最後に名前が出て来て、

いかにこの作品における重要な席に就いていたかわかるわけですよ。

故に、

両名とも、とんだ貧乏くじを引いた感満載なんですよ…

                 私的にゎ…(-.-;)


$♥


「藁の楯」藤原さんの場合、

同じ狂人でも、対象が幼女だけに、

その狂気っぷりが際立ってしまっているような錯覚に陥るだけで、

実際には、

遺体はあまりイジってないわけですよ。


まぁちょっと、オチとかに関わっちゃうのでアレなんですが、

首切り落として写真撮ってなんていう方向へは向かってなくて、

そう考えたら、

私は武田さんのほうが狂ってると思うのですよ。



呉井という役どころも、

死刑囚の割に、へんに体も絞ってあって、

黙々と独房内で鍛えていそうな、

所謂、スクリーンに映っていない彼の姿が観れると思うのですよ。

そういった背景を映し出せている点でも、

武田さんの狂気っぷりが垣間見れるわけでね。



そこへもって、

首なし遺体が何度となく映るのですが、

体は本物の人間っぽいんですね。

おっぱいが実に本物なんですよ!

では、

首はどうやって消したのかな?

CG?

  特殊メイク?特殊効果?

結構このシーンだけで期待しちゃってね。

首なしおっぱい + 狂った武田

   んんん~~~(人´∀`)ワクワクしちゃう!



$♥


さらには、私の中に、

『突入せよ!あさま山荘事件』での

連合赤軍・大河内浩役の武田さんがいてね、

ラスト、

荒川良々さんに髪掴まれて、顔上げた時の、

あの狂気の目つきが深く印象に残ってて、

また、

あのレベルで何かやってくれんのかな?って

勝手にハードル上げさせてもらっちゃったのでね、

私も悪いんですけどね…'`,、('∀`)... '`


$♥



そんな感じで、役者がシッカリと仕事してるのに、

本がかなり凄まじいわけでね…。

かなりちゃちなわけですよ。

原作の世界を忠実に描いているのですか…?これ…?


$♥




まぁ~~たさ、

キャスティングにも大失敗していてね、

こんな無茶な脚本の上にね、

わかり易いキャスティングでしてね。'`,、('∀`) '`,、


こんなあからさまな配置ぢゃ、ダメぢゃん!
          ヾ((○*´∀`*))ノ゙

   という、

その役割りが、バレバレの配置に笑ってしまいました。
              '`,、(人´∀`)'`,、


おかげさまで、

このミステリーの結末が読めてしまいました。

まぁね、

二転三転する展開が、

私の予想より、一つ多かったけどね。


$♥


物語前半に、

女性向けのライトノベルを

男性名では売れないため、

赤羽一兵は、母の旧姓・小林郁子の名と、

若き母の写真を使い、著者近影とする…

そしてその母は、

息子の小説家を反対しつつ、実は応援している。


この設定ですから、

赤羽がマザコンっぽい流れで進むであろう話が、

女性の首なし殺人や

   その犯人の呉井との予想だにしなかった関わりが、

どう、ラストへと絡みあい

収束していくのかに、かなりの期待度を持ったのに

何故か登場しただけに終わってしまう?

赤羽の女性観とか、

  狂気の世界へと進む様とか

  そういうの期待したのになぁ…(-.-;)



また意味ありげに登場する、

色々な立ち位置の“女性たち”


たとえば、

前述の赤羽の母・郁子

赤羽の姪である小林亜衣

呉井の弁護士・前田礼子

その助手・鳥谷

呉井の里親・工藤三重子

呉井信者の頭のおかしい女の子、
  鏑木樹里の母・裕子


これだけ女性をクローズアップさせているのに、

そのストーリー上の必要性の無さっぷり?
          ァ '`,、'`,、('∀`) '`,、'`,、

ひとつのキーワードとしての、

“女性”の、薄っぺらさ…


$♥


出ただけ…(-.-;)(-.-;)???


だからさ、

2時間弱では、

これだけの配置を整理できないんぢゃん?

それぞれを深く掘り下げられないんぢゃん?



とくに私は、

赤羽の姪・亜衣と、

鏑木裕子を掘り下げて欲しかったですね。

テレビで1クールやりゃよかったのにね…(-.-;)ジックリとさ…


$♥
伊武さんは、藁の盾でも警察官だったね…役作りが一緒


ミステリーですので、この辺にしておきますが、

なんで日本舞台に置き換えたのかね?


  違う意味で、いろいろとクエスチョンマーク出ちゃう一本ですが、

   いかがでしょう…

        ご覧になってみてゎ…





















普通です。