「おまえ、いつまで生きるつもりだ?」

福田雄一 監督作品
「俺はまだ本気出してないだけ」観ました!
あらすじ!
思春期の子を持つ、離婚歴がある42歳、大黒シズオ。
ある日彼は、
「本当の自分を探す」と何も考えずに会社を辞めてきてしまった。
だが、
それから一か月…
朝の恒例のテレビゲームばかりやる、怠惰な毎日を送り、
同居する父親の志郎の怒りはおさまることをしらなかった。
そんな、どうしょうもない日々を送っていたある日。
ふと本屋で立ち読みをしていたシズオは
雑誌の漫画の新人賞の応募をみて、漫画家になろうと決する!
志郎と娘の鈴子に熱く夢を語るも、当然、理解はされない。
生計を立てるための、ファストフード店でのバイトも、
やる気はなく、ミスを繰り返し、
さらには新人の外国人バイトからも説教をくらう始末。
挙句に、その風体と貫録から「店長」というあだ名を付けられてしまう。
そんな中描きあげた原稿を、出版社に持ち込むも毎回不採用。
それでもあくまで呑気なシズオに
周りの大人たちは徐々に感化されていってしまう…

いやね…(-.-;)
なんていうのか、
堤真一さんの一人芝居ですよね…これ…?(-.-;)
まぁ何となく
抑揚のない、ダル~~~い感じの芝居の娘役・橋本愛さんと、
ダメ息子に、怒りで興奮しっぱなしの爺ちゃん役、石橋蓮司さんが
堤さんの生み出す笑いに
華を添えているような、いないような…?'`,、('∀`) '`,、
出来れば、
もっと、本当にダメ人間に演って欲しかったってのが本音ですが、
誰も知らないダメ役者だと、
本作のようには輝くことはおろか、
笑いすら引き出せなかったのでしょうね…きっと…
まぁ、
成功者の堤さんの、コントだと思えばいいか…(-.-;)

今回は奇跡の豪華キャストなワケですが、
原作のシズオゎポチャッ!としてて、
まぢキモち悪いダメダメ人間ですけど、
堤さんが演じると、どこか課長っぽくて、
ダメな奴に見えづらいんですね。
その分、堤さんの努力は凄まじく、
イメージ、ブチ壊れな崩しっぷりは役者の大変さを
ヒシヒシと感じます。(-.-;)
笑えるんですが、ここまでやっちゃっていいのか?とか心配しちゃってね。

そして反面、
きっと、誰しもが思うことであろう、
「我が人生への疑念」
そんなモンもコソ~~り織り交ぜられていて、
笑っていながら、考え込んぢゃった方とかもいるのでゎ?
特に
私のような、絵に描いたダメ人間には、
結構な爪痕残してんぢゃね?・゜・(ノД`)・゜・。

よくさ、
人間、いくつになってもやり直せる!
とか言いますが、
ありゃ嘘ですよ。
やり直すことは出来るでしょう。
それは自分自身が決める尺度ですしね。
しかし、
社会的にそれを認めさせることなど出来ゃしませんって
'`,、('∀`) '`,、


だってぇ~~
50歳の人が思い立って、
「国際線のパイロットになる!」と奮起したところで、
自己満足的に、1000万くらいかけて免許とっても、
そこから雇ってくれる航空会社なんてありませんからね。
┐('~`;)┌
きっと、よく知りませんが免許の種類とかも違うんでしょうしね。
50歳の新人に、お金かけてくれるところなんて無いですしね。
100万人に一人くらい実現した人がいたとしても、
何の参考データにもならんですしね。
'`,、('∀`) '`,、

しかしね、
このシズオって男は、
父親の人生観や現実感なんかと
その思考がおおいにズレているのですが、
父親は42歳のシズオに対し、
“42歳から漫画家を目指し、スタートを切ること”を、
「今からのスタートで、
成功するまで、いったいコイツはいくつまで生きるつもりだ?」ってな感じで、
人生は80年と考えての、残りの人生からの逆算による思考なんですが、
本人シズオは、
“スタートを切った時点で、リセットした人生が新たに始まる”と、
現実として、それで通じるのかはわかりませんが、
本人は信じてやまないわけですね。
つまり、
42歳でスタートを切ったとすると、
そこが
0歳としてのスタートとなる完全リセット思考なので、
実際に重ねていく年齢は、さして意味を持たず、
人生足らなきゃ、足しちゃえばいいぢゃん!ってことで、
「人生300年」などという、
ご都合思考に、何故か説得力がうまれ、
その常識が周りを巻き込んでしまうのです。

それらは、
宮田修であったり、市野沢秀一の人生を感化し、
年齢関係なく、
新たなことを始めさせる原動力となっていくわけですね。
単純に、
“ウルトラポジティブにみんなが呑まれた”だけでもあるんですが、
ァ '`,、'`,、('∀`) '`,、'`,、

結局のところ、
「人生300年。」というタイトルで、
中村パーソンという作中のペンネーム名義で描いた作品が
佳作の賞を獲ってしまう、
またまたご都合主義的ストーリー運びに走っちゃってね

正直、
当初、思いつきで漫画描き始めて、
それらが、意外に上手で、
本作にも登場する、蛭子能収先生なんかよりも上手なわけで、
そう考えると、
まんざら、思いつきだけでもないのでゎ?とか思いますね。
元々、
絵には自信があったりしたんぢゃね?とかね?
つまりそれって
出来ないことにチャレンジしたワケでもないんだな…'`,、('∀`) ...,、
保険かけてたってことにもなりかねないですよね?
ヾ((○*´∀`*))ノ゙
なので
そういう細かい裏付けは一切ないのでね、
そういった点に、深みはまるでなくなっちゃうよね

山田さんは、イイ立ち位置でしたね~~上手いよなぁ…
全体の物語は原作そのまま進んでいく感じですのでね、
これは、
見比べたいな!って思う人用かな?
まぁ、無条件で可笑しいですけどね。
(=´∀`)人(´∀`=)
私は、
シズオが自転車で、けし飛ぶシーンが大好きです!
ァ '`,、'`,、('∀`) '`,、

あと、
今話題の指原さんも、生意気キャラで出演してますよ!

なんかノリでね。d(≧▽≦;)
さて、
なんとなく訴える部分もあるし、
普通に笑えますのでね!
ご鑑賞は、構える必要はないですね!

こんな人間が訴えることでも、
聴いてもらえるんだから、みんな頑張ってね!
(↑テメェが一番、ガンバレや!とかいうな!)

「平和だねぇ~~~…」

原作はこんな感じ
