Philosophical Zombie | 真夜中のキャプチュード

Philosophical Zombie












リアル~完全なる首長竜の日~









黒沢清 監督作品


「リアル~完全なる首長竜の日~」観ました!








あらすじ!





藤田浩市と和淳美は、幼馴染であり恋人であった。

ところが、漫画家の淳美は、

自殺未遂が原因でこの1年間昏睡状態にあった。

そんな淳美を救い出すため、浩市は

昏睡状態の患者と意思の疎通が可能となる
        先端医療・センシングを受けることに。


$♥



センシング技術を駆使し、

淳美の脳内へと潜り込む浩市。

直接潜在意識に語りかえるセンシングは、

まるで現実の世界のように鮮明で、

浩市は淳美の意識下で、不思議な光景を見始めることになる。

そこでの淳美から、

「こどもの頃に描いた首長竜の絵を探して欲しい」と頼まれる…

現実と仮想の境界が崩壊していく中、

浩市の目の前に、謎の少年が現れ始める。

言いようもない不安にかられ、

全ての謎の原点、

淳美と幼少時代を過ごした島へと足を運ぶ。



$♥






































なんか、

原作とドラマの感じが違いますね…(-.-;)

何というか、

絡まりがほどけた感じの、

やや、単純な流れになったような…?

浩市って恋人だっけ…?


$♥



で、

まぁ、映画になると、本変わることはよくあるので、

まぁ、アレなんですが、

公開前から、やたらと他とは違う作品ですよ~~って、

煽りに煽っていた割に、

開始20分程度で、どんでん返しとかオチがわかっちゃって…

以降ずっと、

まさか本当に?って心で叫びましたが、

その通りになっちゃいました。┐('~`;)┌ヤレヤレ...



$♥



まぁね…

あぁするより、他ないんだろうな…(-.-;)(-.-;)(-.-;)


この段階で、
  超期待外れな鑑賞になっちゃいましてね(-.-;)


先入観からか、なんか裏みたいのが、わからなくなっちゃいましてね。

なんとなく

本作の目玉であろうミステリー部分がぼやけちゃってね。(-.-;)(-.-;)

ネタ元は明らかに“インセプション”だろうし…(-.-;)


$♥


そんな所為なのか何なのか?

タイトルにまでなっているのに、

なんで首長竜が出てくるんだか

   その部分が非常に弱くなっちゃってる…


本作では、

センシングの後遺症で、幻覚が見えたりする表現がありましてね、

浩市の目の前に、

幼い頃住んでいた島の少年、“モリオ”が現れるのですね。

モリオは、浩市と淳美の仲を妬み、

浩市を海に沈めようとします。

しかし、逆に海中のロープに足をとられ

自分が海に飲まれてしまう

それを呆然と見ているしかなかった二人は、

あろうことか、首長竜がモリオを連れ去ったことにしちゃいます。







…無理…あるよね…(-.-;)(-.-;)







首長竜は、

浩市と淳美の

罪の意識としての象徴的存在なんですが、

この絵によって、

なにが起こり、何が変わるのかわからない!

そんな状態にまでなっちゃってる…

軸を残して他は変えていいって原作者は言ったとか?

しかし、違うものにし過ぎちゃったね'`,、('∀`) '`,、


$♥


監督が原作の映像化が出来なくて、

大幅に内容変更をしたらしいけど、

ここまでするなら、原作は参考程度でとどめておけばよかったのにね。

正直、

これで世界と渡り合うのかな?って思います。

日本特有のわびさび的な、

なんというか、みなまで言うな的な、

  そんなヘンテコなつくりの部分もあって、

 外国人に理解できねぇ~~んぢゃね?

       とか、大きなお世話か?

藁の楯の二の舞になっちゃわないかぃ!
            '`,、('∀`) '`,、

で、

逆に必要ない行動や、セリフもあったりして、

グズグズ進むストーリーはちょっとダルいです。

意味不明なセリフも多くて、

とにかく主人公たちの行動がおかしいです…


$♥



映像もちょっと…な感じで、

とにかく、精神世界の描きが、こじんまりし過ぎててね、

なんか普通だなぁ~~~ってね…



そんな中、

効果としては、

淳美のいる部屋中に水が溜まっている映像は

ジャパニーズホラーっぽくてナイスでしたね。

日本って梅雨があったり湿度が高い所為で、

握手やハグといった、肌の触れ合う習慣が無いんですね。

その延長線上にある、

“ジメジメ”とか、“濡れる”って表現に

どことなく不快感や不安を感じるワケですょ!


$♥


「仄暗い水の底から」とかって、代表的にジメジメが、嫌な感じ強いですもんね。

   湿り過ぎて…(-.-;)(-.-;)



島の、廃墟と化したリゾート施設の水溜りに

淳美の父・晴彦が廃棄物を投げ込むシーンも、

真っ黒な水に沈むゴミが不安感をあおりましたね。

廃墟って

不思議な魅力あるよね~~(∀`从)♡♡♡




そうかと思うと、

佐藤健くんが車を運転するシーンは

   あからさまにスクリーン・プロセスのようでした。

わざとらしい風景が車外を流れていて、

なぜ今、こんな古典的な技法が用いられるのか?

     とか思っちゃいましたね。


まぁ、

精神世界での出来事だからみたいな言い訳付けちゃえば

技術的な部分は、オールオーケーなのかもしれませんがね
                    ┐('~`;)┌


$♥



漫画家として、淳美(浩市)が描く漫画のタイトルである「ROOMI」は

島の少年「MORIO」のアナグラムであるとわかるのですが、

クライマックスに、浩市たちを襲うモリオが

具現化された首長竜なんですね!(≧∇≦)/

ここまでくるともう、モリオが主人公!
             _| ̄|○∠))バンバン


で、

ここんちの首長竜って、水中生物かと思っていると

アザラシのように水かきを上手く使って、

陸上を高速移動できるんですよ!(_△_)ノ彡

    ちょっと怪獣っぽくてカッコいい!
            '`,、('∀`) '`,、


でも煩いこと言わせてもらうと、

首長竜って、その頚椎の骨格形状から、

蛇のように、鎌首もたげること出来ないんですよ。

上下に動かないんですね。

それらを含め、

あの巨体が陸上で何故あそこまで機敏に動くのか?





それはね…








精神世界だからだよ!
          ァ '`,、'`,、('∀`) '`,、'`,、







$♥
↑↑↑この動物は、このように首を縦に持ち上げられません。
      したがって、陸上での移動は、出来ても首を下げた状態で這うだけ。




ましてや、

浩市をくわえて振り回すなんてまず無理でしょうな
                 '`,、('∀`) '`,、'`,、



でまぁ、

これだけ狂暴な首長竜モリオなんですが、

子供の頃に、淳美が浩市にあげた、

嫉妬の原因ともなったペンダントを

首長モリオに差し出すや、

あれだけ怒り狂っていたのに、それ咥えて

サッサカ、水溜りに消えていく潔さ?
             ,、'`,、('∀`) '`,、



もう、

何がしたいんだか…(-.-;)(-.-;)(-.-;)


このペンダントの中身はタツノオトシゴのミイラ標本みたいのが入ってて、

「まるで、首長竜だね!」とか、

    無理あるセリフで、なんとか興味を向けさせようとしたりします。



ホントね…


前後の脈絡が掴みにくい流れだったなぁ…(遠い目...)




$♥



そういえば、

ロケ地が八丈島だそうですが、

ずいぶん行ってないなぁ~~八丈...(人´∀`)

あの島はね、

車で半日あると全部観て回れるんですね。

無料の温泉とかあって入ったり、

レンタカー返したあとに、寿司屋の大将が、

空港まで送ってくれたり、

心も気温も、『暖かアイランド』八丈島!;;:+*(●´∀`人´∀`●)*+:;
        ↑八丈役場の方、このコピー使っていいですよ!

白バイ隊も、駄菓子屋にバイク停めて、

小学生と一緒にコーラとか飲んでるんだよ!

よく、

アメリカのドラマで
     警官が制服のままレストランとかにいますよね?

でも

日本の制服警官を、食堂やラーメン屋で見たことありますか?

つまり、

治安のいい、ノンビリしたよい所ということです!

八丈島の車は“品川ナンバー”だしね!'`,、('∀`) '`,、

で、

本作を鑑賞して、

メッチャ、八丈島行きたくなりました。



   …日帰り出来るかな…(-.-;)(-.-;)




$♥




さて、みなさん色々言いたいことあると思いますが、

私的には、

劇場行くより、原作読め!です。

















$♥

























































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