ピヤシリミルクとトドカレー

橋本一 監督作品
「探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点」観ました!
あらすじ!
探偵がよく顔を出すショーパブのスタッフで、
手品が得意な仲良しの友達「オカマのマサコちゃん」が殺された。
それから3か月、
一向に進まない警察の捜査に世間の関心も薄れる中、
探偵は高田を呼び出し、この事件の調査へと繰り出す。
しかし、すすきのに巣食う仲間たちの対応はなぜかぎこちない。
それもそのはず、、
「マサコちゃんは政界の闇に触れて殺された」といううわさが
アジア最北の歓楽街、すすきのの街を駆け巡っていたのだ。
今回の事件の背後にはカリスマ政治家・橡脇孝一郎と、
政界の裏社会の思惑が渦巻いていたのだ。
そんな中、
探偵のもとに人気ヴァイオリニスト・河島弓子が現れる。
大切なファンだったマサコちゃんのために犯人を自力で捕まえると息巻く弓子に対し、
自分の“依頼人”となり大人しくするよう説得する探偵…。
しかし、そんな探偵の思惑は外れ、
弓子は、トンデモない行動に出て、探偵を振り回し始める!
その一件により、探偵は関係する3つの集団から追われるハメに…。
各集団の思惑入り乱れる中、様々な危険をかいくぐり、
しだいに事件の核心へと迫る探偵&高田。
やがて見えてきた真相のその先には、
想像だにしなかった真実と切ない愛、
そして弓子を巻き込む新たな事件が待ち受けていた…。
果たして事件に隠された真相とは?
探偵は、今度こそ依頼人を守り通せるのか?

随分と前の話になりますが、
私、
御徒町に勤めておりましてね。
山梨にある宝石のデザイン工房へ入ったつもりだったのですが、
何故か都内で営業させられましてね。'`,、('∀`) '`,、
しかも、
下っ端だったので、
日本の極端に北と
極端に南が担当になっちゃいましてね'`,、('∀`) '`,、
つまり、
札幌すすきのと、
博多天神町(時々続けて那覇へ行くという強行も…)
という、それぞれ北と南を代表する歓楽街へ
月に一度、行かなければならなくなったわけです(-.-;)
全国にお客さんのいる、手広く商売している会社でしてね…
でまぁ札幌では、
本作でも象徴的に描かれている、
“NIKKA”の看板の周辺をよくウロつき、
毎月同じポン引きにつかまり、
断る度に罵られるのですが、
4か月目くらいについに、
「こっちは毎月来て、あんたに声かけられてんだ!
いい加減憶えろ!このヤロー!」
って言ったことがありまして、
翌月より、
そのポン引きと仲良くなってしまうという…
そんな、
北の歓楽街…
確かに危険もあるのでしょうが、
基本、イイ思い出しかなくてね!
イイ人々に会えた場所でしたね~~~(遠い目...)
美人多いし!(●´艸`)
で、
毎月行きますので、すすきのに馴染みのバーとかもできましてね、
当然ですが、
どっかの探偵が巣食っていることもなく、
そこは、
ジャズのLPレコードを1000枚持っているというマスターが
毎日20枚程度を店に持ち込み、
そのレコードがターンテーブルの上で静かに回り、
旨いカクテルの演出に華を添える、
そんな絵に描いたような素敵なお店でしてね。
若くして、
シャレオツな大人の世界を味わっていた
それが私のすすきのなワケです。
;;:+*(●´∀`人´∀`●)*+:;
ぶっちゃけ、
本作で登場するバーの、何倍もカッコいい店でしたね。
'`,、'`,、('∀`) '`,、言っちゃった!

さて、
私のどうでもいい話なんて
それこそ、どうでもいいのですが、
本作は、
もうね、
あくまでも大泉洋さんありきの作品でしてね、
全体の雰囲気は、
なんか、80年代くらいに量産された探偵ものの延長っぽくて、
探偵がバーにいるなんてね'`,、('∀`) '`,、'`
まさに古き良き時代の設定ですよね。
缶ピーか何か吸ってねヽ( ´¬`)ノ
「ターキー…ダブルで。」とか言ってね
(ここは思い込み…)
まだターキーも一瓶8000円くらいする時代だね
'`,、('∀`)なつかし~~
原作が90年代くらいの作品なんでしたっけね?
なので、
物語自体は、あまり凝ってないわけですね。
脱原発の旗手である若手議員の闇と、
それに賛成する者、反対する者、
金…
男色…
まぁ、よくある設定と流れでしてね。
そこに特別、惹かれるものはないんですけど、
そんな、
どストレートな物語を、
見事に変化球へと代える大泉さんのキャラクターの濃ゆいこと!
(__)ノ彡☆バンバン!
しかも、
今回はアクションシーンが多く、
大泉さんも派手に暴れて、そこは見応えありですね!
撮影時に怪我人でなかったのでしょうかね?
セットとはいえ、
派手でしたね~~。(●´艸`)
でもさ、
原発問題に、
このアプローチ方法はどうかと思いますけどね!?

冒頭シーンから興味を惹く入りで、
いきなりのスキージャンプ台なワケでして、
しかも、
手違いで本当に落ちちゃう嘘臭さも、
大泉さんの腕にかかれば、
普通にK点超えで落とすという
これほど嘘八百が似合う役者はいたでしょうかね?
'`'`,、'`,、('∀`) '`,、
まぁ、
セリフでの笑いは前作のほうが面白かったかな?

今回もナイスなキャストが
ナイスなキャラつくって、実に楽しそうな一本で、
「つるかめ助産院」に続き、またオカマ役のゴリさん。
「カーネーション」に続き、こ気味いい大阪弁全開の尾野真千子さんなど、
脇もしっかりと固められ、
それでいて、大泉さんの自由度が高いというね!
ただ、
尾野さんは、なぜヴァイオリニストだったのだろう…?
ほぼ、
その設定には意味がなかったですよ。
他の何でもよかった感じで、
作り的にも、音楽が重視されているワケでもなく、
演奏シーンはまぁ、安っぽい!
無くてもイイ設定でした!
そして忘れてはならない松田龍平さんですね。
まほろ駅前~でも、
先日の舟を編むでも、
ホント、いい役者さんになりましたよね。
なんか役作りはどれも似てるけどね(●´艸`)

本作の原作も、
東直己さんの「ススキノ探偵シリーズ」第4弾でしたっけ?
「探偵はひとりぼっち」が元になっているようですね。
(エンドクレジットで確認できます。)
私は未読ですが、
そこに大泉さんがいないと、どんな物語なのか
ちょっと興味わきますよね
(●´艸`)プププ...
とまぁ、
大泉さんの一人舞台っぽい本作なんですが、
面白いという点では、おすすめです!
デートの途中に是非、お立ち寄りいただきたい感じです。
