人間が絶滅したあと、未来の生物が人間の化石に夢を馳せるなんて素敵!

大和田伸也 監督作品
「恐竜を掘ろう」観ました!
あらすじ!
古美術商を営む、沢木草介。
独身の彼は、悠々自適な毎日を過ごしているものの、
寄る年波に不安を感じ、
最近少し、孤独を感じ始めていた…。
ある日、
彼は、毎日店を覗いている、謎の少女・山田君に興味を示し、
声をかけたことで、
それまで止まっていた歯車が回りだす。
そんな中、
草介は君から、
「生きていますか」という不思議な手紙を受け取る。
手紙をたどり、君の自宅へと尋ねた草介は、
君の母親から、君が家を出て帰らないことを知り、
君の捜索をはじめることとなる。

その頃君は、
恐竜の知識に長け、
恐竜の卵を発掘するのが夢だという青年、松本義明と出会い
行動を共にする
草介は、君の軌跡をたどっているうちに、
義明の姉、
松本幸子にたどりつく…。
幸子は
草介が常連として通うスナックのホステスでもあった。
幸子の昼間の姿は陶芸家
まだまだ見習いではあるものの、
草介は、そんな姿の幸子に好感を抱く。
こうして、
今まで、お節介な街の人々を敬遠してきた草介は、
こともあろうに、
君の周囲の人間たちと、大きく関わることとなっていったのだ…

初監督作品なので大和田伸也監督って、
…というより、
役者・大和田伸也さんすらも、
じつはあまりよく知りません(-.-;)
あまり観劇しないもんで、
格さん以外は、
時代劇かサスペンスで見かける程度の知識しかありませんで…
…申し訳ない(; -y-)ツ))
なんとなく、
役所広司さんの「ガマの油」を参考基準にしようかな?とか
意味不明なこと考えながら鑑賞しました。
まぁ、
全国18館での上映ですので、
なかなか出会えないかもしれませんが、
正直、
無理に劇場鑑賞するほどでもない…
…そんな演出でしたね(-.-;)(-.-;)

とにかく、
序盤の草介の周辺説明がうっとおしくて、
へたくそな役者がたくさん出てきてドタバタし始め、
次のシーンで草介自身が心の声として、
まぁ、
長い説明セリフをたらたらとね…(-.-;)(-.-;)(-.-;)
で、ここら辺で、上映が一旦中止になりまして'`,、('∀`) '`,、
画像が乱れちゃいましてね。
作品とは一切関係ないトラブルなんですが、
なんか気の毒…(-.-;)(-.-;)
やがて、
少ない観客も怒りだしてね'`,、('∀`) '`,、
まぁ、
私は優待で入場してましたので、
文句は言いませんでしたけど、
通路挟んだ隣の席の老夫婦は、熱くなっちゃってね
'`,、('∀`) '`,、
ブーブー言ってましたね!┐('~`;)┌
なんだかんだで、
不安だらけの発進になっちゃいましたっ!

そんな感じで、
関係あるのか無いのか?'`,、('∀`) '`,、
序盤は何故だか
草介役の松方弘樹さんまでぎこちない芝居になっちゃいましてね。
酔っぱらってコケるシーンなんか、
なんでこんなワザトラシイことさせたんだろうって、
監督の演出法に大きな疑問がわくシーンが多くて…
志村けんほど、大袈裟な酔っ払いはいらないけども、
いくらなんでも、じつに不自然な芝居┐('~`;)┌
そんな中、
結構な豪華キャストが目立ちましてね、
昭和のヒーロー物の主人公たちが多数、
昭和のアイドルが多数'`,、('∀`) '`,、
ある意味、疲れるキャスティングとも言えますが、
はたして、それらがどのような効果を醸したのか…?
また、
留学生役として、
「ナイトミュージアム」のインディアン娘・ミズオ・ペックまで出演してて、
その人脈には頭下がるワケですが、
それらも結局
話題性以上の何もないのが事実。
物語への影響は皆無な立ち位置ばかり…

ちょい役なので、あまり作品への影響力もない…
物語の中心である、山田君(やまだきみ)
演じるのは「小野花梨」さん
「南極料理人」で、堺雅人さんの娘の役でちょこっと出てました。
美少女系ではない、
個性的な女優さんですね。
その大きな芝居は、大胆で(大袈裟とか言わない!)、
セリフも大仰で、
子役時代に教わったままの芝居って感じ。
いや…悪いって言ってるわけではありませんよ…(-.-;)
とても個性的で、好感度高いですよ!ええ!

しかしながら、
大和田監督の故郷である、福井での撮影は当たりで、
その魅力を十二分に表していて、
県立恐竜博物館や、陶芸村には、
是非行ってみたい衝動にかられましたね!
風景の切り取り方は素敵でしたっ!

自由に生きてきたが、
急に寂しさを感じた男性と、
いったい自分に何が出来るのか?
自分を探し続ける少女…
そして、
自らの殻にとじこもりながらも、
恐竜の卵を探す夢を追う青年…
偶然出会った人たちが
それぞれが、もう一度
化石のように固く閉ざされた自らの心を掘り起こす決意をする
福井の自然を舞台に、そんな素敵なテーマを綴った
そんな一本…
でもまぁ(-.-;)
とりあえず
偶然出会うこともままならぬほど、
少ない上映館です…
どうしても興味あるかたは遠方でも出向くか、
気長にDVD待ちを…!
