幸せになろうとしない人を、幸せにすることなんて出来ないよ | 真夜中のキャプチュード

幸せになろうとしない人を、幸せにすることなんて出来ないよ















桜、ふたたびの加奈子














栗村実 監督作品


「桜、ふたたびの加奈子」観ました!








あらすじ!





桐原容子は、夫・信樹と、小学校入学を目前に控えた娘・加奈子の3人暮らし。

静かに、幸せに暮らす家族ではあったが、

加奈子の入学式当日、

容子がカメラをバッグから取り出そうと、少し気を許した一瞬、

友人を見つけ走り出してしまった加奈子は、

車に轢かれ、帰らぬ人となった…


$♥


初七日…

容子は、今は亡き加奈子の部屋で、

加奈子に会いに行くといいながら

首を吊ってしまう…

奇跡的に一命をとりとめた容子だったが、

その日以来、

いないはずの加奈子が見えると言いだす。

加奈子の分の食事を食卓に用意したり、

一緒にデパートへ出かけたりしだす…

心配する信樹だが、

容子の度の過ぎた行動に、徐々に不信感を抱き始める。


$♥



そして49日が過ぎ、

ある夜、

加奈子が可愛がっていた柴犬の二郎が

何かを追うように、首輪を外し、逃げ出してしまう。

追いかける容子は、
  加奈子の入学するはずだった小学校へとたどり着く。

そこで、

野口正美という妊婦と出会う。

調子を崩した彼女を救ったことをきっかけに、

それ以来二人はしばしば会うこととなる。

正美は高校生で妊娠したシングルマザー…

嫌われるのを恐れ、父親に会いにいけないのだ。

やがて、

正美は菜月という女の子を出産する。

容子は久しぶりに赤ん坊に触れ、

菜月の手の平に、加奈子と同じホクロを発見する。

それに端を発し、

容子は菜月を、加奈子の生まれ変わりだと思い始める…!


$♥


































正直いって、

内容を知った時は、

結構キワドイ作品なのか?とか思いましてね。

大丈夫なのかな?

そんな思いで鑑賞しました'`,、('∀`) '`,、

物語の核となるテーマに

“生まれ変わり”“輪廻転生”が深く存在し、

しかもそれらが、

当たり前のように肯定されているお話なんですね。

確かに、

二転三転、

惹きつける物語ではあったのですが、

その部分を納得できない方には、

頭が痛くなる作品だと思われます。
ァ '`,、'`,、('∀`) '`,、'`,、


結構、オールマイティーな私的には、

一切問題なく、

「つくりもの」としての面白さを十分堪能できましたけどね!
                 ヾ((○*´∀`*))ノ゙


$♥


で、

はたして、魂の生まれ変わりってあるんでしょうかね?

精神世界の、

しかも、人間を悪と捉える、戒めの中でしか成立しない考えだと、

私は思っているのですけどね…


ただね、

私も、どういう訳なのか、

ケーナの音を聴くと、もの悲しい気分になりまして、

何となく、魂が揺さぶられる感じってんですかね?
                '`,、('∀`) '`,、

そんな感覚にとらわれるんですね…

きっとね、

ペルー人の生まれ変わりなのかな?とか思ったりね。
               (=´∀`)人(´∀`=)

まぁ、

考え方としては、

戒めと考えるよりも、

プラス思考で捉えたほうがいいのかな?(●´艸`)


$♥


さてさて本作ですが、

オープニングの

加奈子に、もしもの時の、自宅の住所を教え込むシーンが

途中までいったい、何の伏線なのかがまったくわかりませんで、

すっかり忘れてしまっていたラスト、

大オチの伏線であったのには、
     突然で、驚きましたが'`,、('∀`) '`,、

でね、

本作って、魅せ方は上手いとは思うのですが、

このラストって、ファンタジーでしょうかね?(-.-;)あせる

どちらかというと、ホラーの色合いが強いのでゎ?(-.-;)(-.-;)あせる

  また画づくりがジャパニーズホラーっぽくてね、

       ラストシーンだけ、雰囲気変わっちゃってるんですよ!
                    _| ̄|○∠))バンバン








             …コレデイイノカシラ?










$♥



容子が菜月を養子として引き取りたいと考え、

しかし、

徐々に菜月は加奈子ではないと感じ始め、

砂織の息子が実は加奈子の生まれ変わりだったって判った段階で、

これ、

コメディーとしてつくったらメチャ面白かっただろうなと、

なんだか、残念な気分になっちゃいました。

感動的な再会シーンに、

やや、ニヤニヤしてしまったのは、

これだけご都合主義の展開なら、

コメディーとしてなら相当、観客を笑わせられると思えるからでして…
                  (-.-;)(-.-;)(-.-;)

大きな意味で、方向間違ってないか、

          疑問の残る一本ですね。(=´∀`)人(´∀`=)



$♥




序盤から、

クラシックとしては、過去例を見ない

12万枚のバカ売れ状態『交響曲第1番《HIROSHIMA》』の

佐村河内守氏の手がける音楽がガンガン鳴り響くのですが、

なんというか、

不安になるようなその旋律がマッチして、

なんだかドキドキしちゃうのですね!

弦楽器がキーキー鳴るさまが、

余計に不安感をましてね…

そういえば、

ゴヂラの鳴き声って、コントラバスですよね?

あの声(初代)を聞いた時の不安感も、

同じ理由なのかもしれません。

正直、

クラシックに明るいわけでもない私ですが、

これは合ってるな~~と、

   その天才っぷりに素直に感心しちゃいますね。


$♥



でね

色々と申しましたが、

私としては、この手の素っ頓狂なお話は嫌いではありません
                    (●´艸`)

イカれた広末さんもなかなか良かったし、

吾郎さんはまぁ、コレって感じはなかったですけど…

十三人の刺客の時に比べたら、なんか楽な仕事してましたし…

江波さんは、そこにいるだけで締まる感じだしね。

安藤聖さんも出てましたし、

キャスティングは申し分ないのでゎないでしょうかね?

この手の話、

むしろ、

自分で書くようなモンはこんなの多いですね
               '`,、('∀`) '`,、


原作とはやや設定が違うでしょうが、

これはこれで面白いと思います。


機会があれば、是非どうぞ!


$♥

















普通です。


























  

















$♥