彼を時間通りに教会へ…。

ロバート・ゼメキス 監督作品
「フライト」観ました!
あらすじ!
フロリダ州オーランド発アトランタ行き227便。
ベテラン機長、ウィップ・ウィトカーの搭乗で、
荒天候の中、時間通り、空港を後にする・・・。
前夜、CAのナディーンとベッドを共にし、
かなりの量の飲酒とコカインの摂取により、
体調不良のウィトカーは、
水平飛行に入ると、座席に座ったまま仮眠をとる。
そんな中、
高度3万フィートを航行中、
突如、227便は操縦桿が利かなくなり、
急降下をはじめる…
まったく言うことを聞かなくなった227便、
パニックに陥る副操縦士
しかし、
ウィトカーは冷静に、
機首をあげられない227便を、
墜落寸前に、背面飛行をすることにより、
水平飛行を可能にしたのだった。

こうして、
乗客・乗員102名のうち、
乗員2名、乗客4名の犠牲のみで
このとんでもない状況を切り抜け
奇跡の不時着を成功させたウィトカー。
どれほどの腕を持つ、一流のパイロットにも無理な状況から、
多くの人の命を救いだしたウィトカー。
一夜にしてヒーローとなったウィトカーではあったが、
その後、
検査により、血中よりアルコールが検出される…
はたして、
彼は、ヒーローなのか?
それとも、
飲酒により大惨事を引き起こした
犯罪者となるのか!?

ロバート・ゼメキスの、
実に12年ぶりとなる実写映画!
彼の作品は、バックトゥーザフューチャーより
キャストアウェイが好き(●´艸`)
それこそ、
その才能はスピルバーグ並とまで言われたのに、
ポーラーエクスプレス以降、
何故かアニメーションにご執心
'`,、('∀`) '`,、
その才能とは裏腹に、
映画の表舞台から、半分消えかかってたわけですが…(-.-;)
そんなゼメキスの久っさしぶりの作品ですので、
平日だってぇ~~のに、
初日に、勇んで行ってまいりましたよ。

とにかく、
CMでも流れている、不時着シーンは大迫力!
米軍基地近くに住む私は、
よく、
超低空飛行の輸送機とかを目撃するのですが、
ぅあぁあぁ!墜落かぁぁぁぁ???
とか思う場面に遭遇しますが、
まさにその時のようなシーンでしたっ!

デンゼルはホント!
様々な危機的状況を救いますよねぇ~~~
'`,、('∀`) '`,、
ニューヨークの地下鉄とか、
ペンシルバニアで有毒化学物質を満載した列車止めたり、
なので、
この危機的状況をも、見事救ってくれるんですね~~
'`,、('∀`) '`,、
いやいや凄い人だ!

…と、
ワクワクするのはここまで…(-.-;)(-.-;)
これ以降の展開は、
単なる、意志薄弱オヤジによる、
酒とドラッグを断つ日々が描かれていきます…(-.-;)
このウィトカーって男が、まぁダメ人間でね…
酒を断つことがまったく出来ず、
酒が入った状態で操縦桿握ってたことがバレたら
それこそ終身刑になっちゃうってのに、
それでも
酒と縁を切れない
救い難いクズ野郎なんですよ。(-.-;)

事故調査委員会の最終審査会前日
何とかウィトカーを救おうと、
元、同僚チャーリーと
弁護士のヒュー・ラングが
ウィトカーが悪さしないよう、
ホテルに缶詰めにしたにもかかわらず
ひょんなことから、
カギの開いていた部屋に入り、
冷蔵庫の酒を飲み尽くしてしまうのですね。
冷蔵庫に酒の山を発見し、
もうね、
懸命に耐えているんですね(-д-;)
それでも一応手に取って、
一旦、酒のキャップ開けて
ニオイかいで…
そこで私も、心の中で、
「ヤメロ!飲むな!」って叫んぢまいましたよ(-.-;)
それでも彼はね、
決断したようにキャップ閉め直して、瓶を置くんですよ!
一回はね…(-.-;)
と・こ・ろ・が!
翌朝は、
グデングデン…(-.-;)
部屋中に散らばる酒瓶の山…
もうね、バカでしょ?
ァ '`,、'`,、('∀`) '`,、'`,、

序盤で、元妻と、
息子のことでもめてるシーンがあるんだけど、
なるほど…(-.-;)
嫁が出ていっちゃうワケだ…ってね
徐々にコイツのクズっぷりが見えてくるんですね…

で、
最悪の状況下、
現れたのが、
ウィトカーの、ヤクのディーラーであるハーリン・メイズ
グデングデンのウィトカーを、
コカインでシャキ!っとさせちゃうんですね。
'`,、('∀`) '`,、
ローリング・ストーンズの曲に乗って現れるハーリンは
なんともカッコいいわけですよ!ヾ((○*´∀`*))ノ゙
そして、
この危機的状況を救ったのは、
チャーリーでもラングでもなく、
この裏社会の住人ハーリンだったわけです。
イヤン!!カッコいぃぃ~~~(∀`从)♡♡♡
でもこのハーリン
アウトローなのに、応対がとても丁寧でね、
大物の余裕っていうのか、
いいキャラでしたね~~~

そして審議会へ出席し、
ここでもダメ野郎ぶり発揮なんですけど、
最後の最後、
彼は、
彼が救えなかった命に対し、
真摯に正面から向き合います。
そう!
それまでの嘘を一蹴する、
人生最大の決断を行うのです。
ここまでで、
たぶん観客にすら見捨てられているであろうダメ男は、
最後に男になるわけですね~~~
でもね、
そこまでが遠回りし過ぎて、
ちっとも感動しないの'`,、('∀`) '`,、
救いは、
ニコール・マッゲン役のケリー・ライリーが可愛かったこと…

ホテルルワンダの、ドン・チードルがカッコよかったこと
…くらい??(-.-;)
ホテル・ルワンダ良かったなぁ~~(∀`从)♡♡♡

まぁ、賛否両論あるとは思いますが、
あまり期待しないのがいいのかもしれないですね。
138分がまず長すぎてね、
裁判のお話のように、
審議会を主舞台として、
回想シーンで流れを作ったらいいですよ。
きっと!
20分ほど余計なシーンがある!
…筈
そんなこと思った…
