ニュージャージー州の州鳥? フン!あの州には鳥はおらん!

クリント・イーストウッド製作
ロバート・ロレンツ監督作品
「人生の特等席」観ました!
あらすじ!
ガス・ロベルは、
メジャーリーグ・「アトランタ・ブレーブス」に籍を置く老スカウトマン。
コンピュータなどに頼ることなく
昔ながらの勘と自身の目だけを信じる古いタイプのスカウトマンだ。
その実績は、名選手を次々とスカウトしてくる凄腕!
しかし、
そんな彼も、視力が落ち、目がかすむようになり
チームからはその実力を疑われ、
少しずつ、煙たがられはじめていた。
そんな意地っ張りなガスは、今年のドラフトの目玉である
超高校級スラッガー“ボー・ジェントリー”獲得のためのスカウト旅行へ旅立つ。

離れて暮らしている娘・ミッキー・ロベルは、
ブレーブスのフロントである父の旧友ピート・クラインに頼まれ、
父・ガスのスカウト旅行のお目付け役に抜擢される。
父に捨てられたと思っているミッキーは、
複雑な想いを抱えつつも、父に付き合うことを決意、
父親とぶつかりながらも、徐々に父を助けるようになる…

『グラン・トリノ』以来、クリント・イーストウッド4年ぶりの主演作!
観てきました!ヾ((○*´∀`*))ノ゙待ったね!
私、
クリント・イーストウッドの声が好きでして;;:+*(●´∀`人´∀`●)*+:;
あのランゴにおいても、
精霊役で登場してましたね!'`,、('∀`) '`,、
でもあの吹き替えの声って、似てたけどニセモノなんぢゃね?
ものまね芸人だろ!きっと!
(●´艸`)
しかもです!
本作には、私的もう一人のいい声、
「ショーシャンクの空へ」ボブ・ガントンも脇で出演してて、
いい声共演に感動してしまいましたよ!えぇ!(=´∀`)人(´∀`=)
今年は「アルゴ」にも出演してて、何故か活躍だ!ボブ!'`,、(人´∀`)'`,、

でね、
原題の
「TROUBLE WITH THE CURVE」でわかる通り、
全編通して、カーヴが本筋に大きく絡んできます。
序盤、とてもわかりやすいフリなんですが、
あ~~…この子、オチに絡んでくるなぁ~~ってキャラが
ラスト、
胸のすくような活躍をしてくれます!
でね、
やっぱりなぁ~'`,、('∀`) '`,、って一人思うわけですね!
(_△_)ノ彡☆!!バンバン

こう、なんというか、
全てが軽めに作られているヒューマンドラマって感じです。
感動もそこそこ、
痛快さもそこそこ
流れや本筋も、ホントそこそこ'`,、(人´∀`)'`,、
中途半端ってのとは違う、
浅めのそこそこ感が全編に漂ってますね。
それ故に、軽い感じで鑑賞できて、
ちょうどデートの途中に良い一本です。疲れないしね!

私のDVDコレクション候補には、
ホント!クリント・イーストウッド出演作が多いです。
パッとこの場で思い浮かぶものは、
「スペース・カウボーイ」とか
「マディソン郡の橋」とか…
スペースカウボーイの頃は、近所の映画館がメンズディをやってて、
安く観れたなぁ…
映画館に居るってことが好きな時代で、
サッポロポテトバーベQ味と、缶ビールを持ち込んで、
朝10時から一人で飲んだくれて、
映画館を楽しんでたっけなぁ…(●´艸`)
平日だから空いているし!

しかも、本作!
私的好きな映画の基準である、食いものシーンがたくさん出てくるのです。
特に、一人暮らしのガスは、
朝飯にピザのデリバリーを頼む、
正真正銘のアメリカンじじいなんですね。
配達されたピザの匂いをかいで、
「こいつは芸術品だなぁ…」とつぶやくシーンは笑いましたね。
アメリカの食生活なんて、決して褒められるものではありませんが、
画面でみる、ダイナーとか
バーとかで食べているステーキとかは
ホントに旨そうだよね~~;;:+*(●´∀`人´∀`●)*+:;

父娘の再生もそうなんですが、
他球団の古くからのスカウト仲間との映画の話とか、
細かい人間模様もバッチリ描かれてて、
娘のミッキーって名前も、
ガスの部屋に写真が飾ってある
ヤンキース「ミッキー・マントル」から付けられたものだと思われます。
細かい演出が秀逸でして、
スカウト旅行途中に滞在するモーテルの経営者の息子が
最終的に大きな鍵を握る存在で、
彼の投げる切れ味抜群のカーヴと、
実はカーブが打てないボーとが
噛み合った瞬間のシーンは傑作ぢゃね?って思いました!
'`,、(人´∀`)'`,、
序盤にサラッと因縁を描くので、見逃すな!
そして、この2名の選手が、
父娘の関係を修復し、固い絆へと換える重要なキャラなんですね~~
とにもかくにも、
82歳になるクリント・イーストウッドが演じる
老いに逆らえず、
徐々にスペックが下がっていく
年寄りのプロフェッショナルの描き方は見応え十分です!
贅沢な恰好できなくても、
旨いもん食えなくても、
例えるなら、
夕方、
どこからかカレーの匂いがしてきて、
そこには必ず、小さくとも
団欒が存在し、幸せがある
そんな感覚の特等席がある作品でした。
どうか、
無駄のない111分
劇場で観てみてくださいね!

劇中で使われている、この「You're My Sunshine」の歌詞が改めて心に染み入りますよ!