Treble Canary | 真夜中のキャプチュード

Treble Canary










北のカナリアたち










阪本順治 監督作品


「北のカナリアたち」観ました!










あらすじ!


東京で図書館司書を定年退職した川島はる。

そんな彼女の元へ、刑事がやってくる。

20年前、

北海道最北の離島に、
   わずか6名の生徒しかいない小学校教師として赴任

廃校となった最後の生徒だった鈴木信人に殺人容疑がかけられたためだ。

信人は子供の頃から吃音者で

ストレスを感じると、奇声を発する子供だったが、

はるは、奇声をあげる信人のボーイソプラノに着目し、

彼に合唱を教えることにより、その心を明るく照らしはじめる。

「先生が来るまで学校がつまらなかった」

そうこぼしていた子供たちは、

みるみる合唱にハマっていき
   歌うことの楽しさにのめりこんでいく。

彼らの歌唱力を見つけたはる


ある夏、

札幌で行われる合唱コンクールに出場することとなった6名。

安藤結花が独唱を担当することとなったのだが、

ちょっとした仲間割れが原因で、結花は声がでなくなる…

心配したはるは、子供たちとバーベキューを開き、

結花の心を解そうと考える。

はるの夫・行夫の協力のもと

皆で海でバーベキューを楽しんでいる最中、

  大変な事故が起きてしまう…

人知れず島を去ることとなったはる



































原作は「告白」の湊かなえさん

彼女の著書「往復書簡」の中の「二十年後の宿題」などを原案として、

「大鹿村騒動記」の阪本順治監督が東映創立60周年記念作品として映像化。


主演は吉永さゆりさん。

吉永さんとは初共演の里見浩太朗さん。



成長後の生徒役に、

森山未來さん。

宮﨑あおいさん

小池栄子さん

満島ひかりさん

松田龍平さん

勝地涼さんの超豪華6人が集結!


わずか6人の分校



序盤から、湊さんらしいミステリアスな雰囲気に、

  北海道の曇天の、ほの暗さが相まって、

   期待の高まるオープニングシーンでした。

  北の国からとか思い出すねヾ((○*´∀`*))ノ゙



いきなりの疑問の投げかけで一気に惹きこまれますよ。


やがて、

はるが、もと教え子たち6人を順に訪ねていく過程で、

徐々に絡みあった糸がほどけていく流れは感心しかりでしたょ!


はるの夫・行夫の死に責任を感じる結花


はるは、ひょんなことから、

心に傷を持つ警察官・阿部英輔と知り合い

それぞれが相手と自分を重ねていく…

   そして、惹かれあうんですね。


ただ、

ちょっと、この二人の心情の変化が

あまり深く描かれてなくて、

ワンエピソードのワンシーンでなんとか繋いぢゃったって感じ

この辺りは、酷く手抜きでしたね…



6人の生徒たちが、

それぞれに心の傷を抱え、

20年前の事故に責任を感じ、

お互いがお互いに責任を感じている、

そのおかげで6人が、
      はる先生を中心に綺麗にリンクしているんですね。

  なんか、見事な展開だと思っちゃいました。


まぢで綺麗だなぁ~~吉永さん♥



信人の殺人は、

ほとんど事故で、

純粋であるがために起きた不幸な事故なんですね。

で、

なんか悪者がいないような流れになっていくものの、

ラスト、

護送される信人を、定年間近の刑事の計らいで、

大人になった6人が廃校となった教室に集まり、

20年ぶりの合唱をする…


まぁ、

ここがちょっとチープでしたね…'`,、('∀`) '`,、

いくらなんでも、安易というか、

あ~~期待通りの予定調和なラストでしたね。

私的には、やっぱ誰か一人くらい死なないと!(人´∀`)


生徒の一人、生島直樹など、倒産した貿易会社を辞め、

  海外へ旅立ったはずなのに、何故かその場にいる不自然さ。


はるは、信人と東京で連絡取り合っていて、

刑事に嘘ついてたのに、逃亡幇助とかに問われないし

残念ながら

流れのままの済崩し的帳尻合わせなラストと言わざるをえないです。



でもまぁ、

そんな全てを、吉永さんの美貌が帳消しにしちゃってますけどね!
                   '`,、('∀`) '`,、




 うん!

  そんな感じですが、観ようね!これゎね!

















20年の時を経て再会した6人