皆を幸せにしたいって気持ちは、結果、誰一人幸せに出来ないものです。 | 真夜中のキャプチュード

皆を幸せにしたいって気持ちは、結果、誰一人幸せに出来ないものです。












ふとめの国のありす








松国美佳監督作品


「ふとめの国のありす」観ました!









あらすじ!




超重量級なゲイの“ありす”は、

ある男性に恋をしている…

相手は高校の時、ゲイの自分を唯一認めてくれていた、
                    優しい担任の先生だ。

だが、ゲイである自分なんて相手にされないと諦め、

遠くから日々ながめるだけで、

寂しさは手近な相手に身を任すことで紛らわしていた。



たぶん脇さん的に得意なキャラ?




家族の誰とも血のつながりがなく、

育ての親の家にも

また、学校にも居場所が見つけられない女子高生の“うさぎ”。

彼女もまた、恋をしていた…


ある日、

ゲイバーからの帰り途、

ありすの運転するベスパの前に、いきなり飛び出してくる女子高生。

うさぎだった…

彼女の好きな相手は、

何の因果か、ありすの恋する相手、

現・うさぎの担任の先生だったのだ…


はじめて観ましたが、彼女も上手いですね!



うさぎは、先生が誰にでも優しく、

挙句、同級生とホテルへ入るところを目撃し、

ショックのあまり、飛び込んで死のうと考えたのだが、

いかんせん、バイク程度では無理な話だった…


こうして出会ってしまった

      全く違う世界に住むありすとうさぎ…


優しい相手にはすぐ心を許すありすと

好きな人にしか触れないし、触れてほしくないと思っているうさぎは

初めのうちはぶつかり合っていたが

先生が好きという、唯一の共通点のみでつながる二人は

互いが互いの欠点を補うように近づいていくのだった…



「自分はゲイだから…」と諦めて好きな人を遠くから見つめるだけの「ありす」


「好きな人に嫌われたくない」と近づく事さえしようとしない「うさぎ」


「悲しい思いをさせたくない」と求められれば誰にだって応える「先生」



この不思議な三角関係の進む方向はいったい…?


徐々に打ち解けていく二人


























すっかりお馴染みの

東京ビジュアルアーツの学生による商業映画の製作を目的とした

「トリウッドスタジオプロジェクト」の第7弾。


本作で監督デビューを果たしたのは26歳の新人、松国美佳監督。

実に個性的な、おデブのゲイ役は、

      『ごくせん』シリーズの脇知弘さん



複雑な女子高生役は映画初出演、

       『天才てれびくん』の木咲樹音さんが好演。




ホント、目がキレイなんですよね~~脇さん




昨年の金星や、ハラワタちゃんに比べると、

  やや、強めのキャラな割に、

  もう一つインパクトにかける出来でした。






しかしながら、

主演の脇さんは、もうすっかりテレビでお馴染み

それ故に、ストーリー上のあらゆるきっかけが、

セリフで進められていく感じで

なんともセリフ量が多すぎな感じを受けました。






スタッフさんに聞いたところ、

もともとセリフが普通以上に多い設定で企画されたそうで、

これでも、かなり削ったということでした。


脇さん頼りのセリフで進行という訳ではなかったみたいです。





ただね

これだけしゃべってばかりだと、

どうしても、荒が目立っちゃって、

イイセリフもあれば、

なんか、ヘタクソな言い回しも登場してしまうこととなりますね…



なんか清潔感ある先生でした




ナントカデラックスさんをはじめとした、インパクトあるオカマさんが

世間を賑わしている所為か、

太ったゲイも、新鮮味はそれほど感じませんでしたね。


脇さん、ヌイグルミのようですね


毎回毎回

出来があまりに良かったために忘れてましたが、

シリーズって、専門学校の生徒さんが創ってるんですよね(●´艸`)


そう考えたら、

本作も大変よく出来ました!

          ですね(=´∀`)人(´∀`=)














結構、いいコンビでした!