Wolf,May be | 真夜中のキャプチュード

Wolf,May be













THE GREY 凍える太陽












トニー・スコット&リドリー・スコット製作


ジョー・カーナハン監督・脚本


「THE GREY 凍える太陽」観ました!










あらすじ!

愛する妻の死を引きずりながら、

ごろつき共が集まるアラスカの石油採掘現場に流れ着いたオットウェイ。

彼の仕事は、

作業員たちがパイプラインを製造中、野獣に襲われないように彼らを守るハンター。

ある日、

彼らを乗せた飛行機が大嵐に遭遇し墜落する。

生き残ったのはオットウェイをはじめ、わずか7人だけ…


彼らを待っていたのは、

視界一面がどんよりと灰色の、
      -20℃の一面雪に覆われた零下の世界…


食料も何もない極寒の世界…

しかし、

彼らの敵はそれだけではなかった…

そう、そこは野生の狼たちのテリトリー内だったのだ。

やがて、

執拗なまでに狼たちの襲撃を受けることになる生存者たち。

狼の生態に詳しいハンターのオットウェイの提案により、

森のある南へと向かう一向を

闇の中から監視する狼たち。

寒さと野獣にさらされた一行に

はたして生き延びる途は残されているのだろうか?


何も持たず雪原に放り出された一行

























世界一強くてカッコいいおっさん、

リーアム・ニーソンファンの皆さんはもう観ましたでしょうか?(●´艸`)

私も勇んで観てまいりました!

「シンドラーのリスト」で知り、

「スターウォーズ」でメロメロになり、

「96時間」で好みを決定づけた
           あの強いオッサン!(∀`从)♡♡♡




世界最強のオッサンは対宇宙人も経験済み




ですが…


スコット兄弟製作な割に、

  ちょっと、どう観たらいいのか?

 観かたが難しい一本でした。


かつて観た、雪山映画(そんなカテゴリーがあるかは知りません)の

 そのすべてに存在する、人為的な陰謀や悪党が一切登場しない

いわゆる、

クリフハンガーにおける、ジョン・リスゴー的なね'`,、('∀`) '`,、

私の中の、悪の象徴ですよ!ジョン・リスゴーって!'`,、('∀`) '`,、



つまりね、

リアルに遭難だけしちゃったってお話でして…(-.-;)




ハンターであり、狼の生態に詳しいオ<br />ットウェイは、この場を離れることを提案する





そんな流れの中ね、

自然の脅威の前に、生き残りたちが一人、

   またひとり倒れていく中…

オットウェイの心の闇に存在する、

彼の、呑んだくれボンクラ親父が持つ、

          唯一の才能である“詩”…


  その父親の書いた詩が、

 遭難者が岐路に立たされた際に度々登場する演出…

まるで主人公オットウェイを象徴するかのようで、

    そこは丁寧でよい感じです。



その分、

やはり度々妄想で登場するオットウェイの死んだ妻が

まったくその存在感を示さなかったのが意味不明でした。





そして本作の真の主人公たち…

全編通して、彼ら遭難者にヒタヒタと近づく影…




ボスは超巨大




狼の群れは、

その群れを率いるアルファ狼の性質により決まります。

温厚な性格のアルファ狼の群れであれば、

群れ全体がそんな雰囲気になりますが、

オットウェイらが遭遇した群れは、

人間をも恐れない、極端に残忍なリーダーが率いる

人食い狼の群れだった…


しかも個体がかなり巨大!


本来、群れによる団体行動重視の狼たちって、

狩りも協力し合って行うわけですが、

コイツらはまったく別!

一匹でもガンガン襲ってくる!・゜・(ノД`)・゜・。


基本的にヒエラルキーが存在しない動物なのですが、

この群れは、絶対的な独裁者が存在する珍しい群れ!

故に、

オットウェイら一行には、最悪の相手だったと言えます。



初遭遇の時、

何かの気配に気づいたオットウェイが、松明で闇を照らすと、

そこには無数の光る瞳。

身を守るものは一切ない中、

狼たちに囲まれた一行…

かなり怖いシーンでした!(-.-;)




やっぱね、

夜の闇の川面に光るあの不気味な瞳がワニの真骨頂であり、

美しい一面であるわけで、


雪原に無数に光る瞳の美しさたるや、

どちらも、

次の瞬間、待つのは死なんでしょうが惹かれてしまうわけです。
                   !;;:+*(●´∀`人´∀`●)*+:;

なぜ人間にはタベータムが存在しないのでしょうね!

あんな便利でカッコいい機能がなぜ…?




ディアスは仲間の和を乱す




ただね、

皆が皆、狼の襲撃で死んぢまうわけではなくて、

これでもか!な様々な過酷な試練により

いろんな死に方で逝ってしまうのが、

    はたして作り方として丁寧なのか、何なのか…?(-.-;)


そんな中で、

足を怪我した一人の仲間は、

自ら前へと進むのを拒否するわけです。

生き残るより、

今、目の前にある大自然をすべて独り占めして、

そして、雄大かつ、過酷な大自然に抱かれ、静かに死を待つ…

そんな野生動物みたいな最期を選んだのです。

その場に残り、狼たちの餌食になる覚悟をするシーンは、

           結構カッコ良かったりします。ヾ( 〃∇〃)ツ




ラスト、

最後の一人となったオットウェイが

天に向かって神頼みを始めるシーンは

はじめて見る、カッコ悪いリーアム・ニーソンでした。


何があっても諦めない、強いオッサンではなかったです。



一人一人を丁寧に描き過ぎて、

ラストはグズグズになってしまったために

この狼たち!

このままでは、

   “雨と雪”に負けてしまう可能性もありますが、

そんな素敵な狼映画(笑)で

暑さを和らげていただければ何よりです。



たぶんね

劇場も空いてると思う'`,、('∀`) '`,、


暑気払いにリーアムのおっさんに会いに行け!























最後の死闘!はたして結末は…?