ぽりのそぶちんって何?聞き違え???

クリストファー・ノーラン 監督
「ダークナイト ライジング」観ました!
あらすじ!
おそるべき敵、ジョーカーのゴッサムシティ襲撃に端を発し、
ヒーローから逃亡者へと、一瞬にして堕ちたあの日より8年が経った。
恋人を殺され、復讐者トゥーフェイスとして犯罪を犯し死んだハービー・デント。
目指す大義のため、地方検事であるハービー・デントの死の責任を一身に背負い、
ダークナイトは夜の闇に消えた…
その後、
犯罪防止のために制定されたデント法の制定により、
ゴッサム・シティーにおける犯罪活動はことごとく潰された。
ゴッサム・シティ警察の市警本部長ジェームズ・ゴードンにより、
ハービー・デントの死の真相は隠蔽されたが、
ゴードンの良心は、デント法祝典パーティーの場での事実を公表という形に動いたのだが、
民衆の前でスピーチ原稿を取り出すものの、
その衝撃の大きさからか、原稿を懐へとしまってしまう。

真相が闇から闇へと漂う中、
ひとりの狡猾な怪盗が、
激戦の後遺症により、足が不自由になっている
ダークナイト・バットマンこと、ブルース・ウェインの目の前に現れる…
猫のように華麗に、しなやかさに。
その怪盗の犯罪目的はまったくの謎だった。
ところがこの一件により、すべての歯車は動き出す。
そして、
ゴッサムとダークナイトにとっての真の脅威、
覆面をつけた最強のテロリスト、ベインが出現したのだ。
ブルース・ウェインは自ら課した“潜伏期間”を解除、
再びケープとマスクを身にまとうこととなる…

クリストファー・ノーラン監督が、続編の制作に乗り気ではなかったとか、
アメリカでは賛否両論、
感想が書かれたブログは様々な意見により炎上したり、
公開前から、ミランダやベインの素性が、まことしやかに囁かれてたり
'`,、('∀`) '`,、
私的にはかなり期待薄での鑑賞となりましたが、
出来はよかったですよ!
序盤、
ネタ的にはルパン三世っぽかった、導入部分なんですが、
開始約一時間で、すべての土台となる、
話の核部分をすべて公開し、
じつにわかりやすく整理整頓された物語に仕上がっていましたよ。
細かいリンクネタも多いのですが、
前作を忘れかけちゃっている人にも、なんとかついていける序盤部分は秀逸!
上手過ぎるとか思っちゃいました。
やや、登場人物たちの相関がややこしいかもしれないのですが、
その辺りは上手いこと整理されてますよ!安心していいよ!
'`,、('∀`) '`,、

しかも、
それを受けての中盤における
その絶対的な絶望感、
虚無感の表現は素晴らしいの一言でした。
セリーナに盗まれた指紋により、
すべての財産を失うブルース
さらにはベインにより、
体調万全ではないダークナイトはコテンパンにのされちゃって
“奈落”へと幽閉されてしまう。

また、
新エネルギー計画の核融合施設の炉心が、ベインにより核爆弾へ転用され、
その制御と解除法を知るレオニド・パヴェル博士があっさりベインに殺されたり、
警官隊は
ウェイン社にとって代わり、ゴッサムを手中におさめようと画策するダゲット社が
一手に引き受けている下水道工事により張り巡らされた地下道に閉じ込められ
デントの正体は、ベインに奪われたゴードンのスピーチ原稿の公開により
真実が明らかとされ、デント法により拘留されていた犯罪者たちは、檻から放たれ、
市民裁判により富裕層が裁かれ、
すべての希望がこの街から失われた
怒涛の流れの中、
絶対的な支配力を示す、最強のライバルであるベイン!
もうこの辺まではアッという間に過ぎていきますよ
164分の上映時間ですか?
まったく気にならないと思います。
ただ、しっかりと時間は過ぎてますので、
お時間に余裕がある時に鑑賞してくださいね。

で、まぁ、
こいつはとてつもない傑作なんぢゃね?
とか思う方もいらっしゃるかと思いますが、
正直作品としては79点くらいですかね?
ほら!
79点のテストが帰ってくると、一瞬嬉しいぢゃないですか?
しかし、よく考えると、どっちつかずな点数だと気付く…(-.-;)
そんな感じなんすね!
というのも中盤までは凄いんですよ!
しかし、
ラストは普通なんですね。'`,、('∀`) '`,、
あれだけ強力なライバルだったベインも、
バットマンのマスクを剥ぎ取り、生かしたまま奈落へ放り込む甘さもそうなんですが、
自分がマスク外されちゃうと超弱くなっちゃうワケですよσ(゚、。)アリャリャ?
じつゎベイン、ある事件により怪我してて、
鎮静剤を吸入することにより、痛みをやわらげる為のマスクだったのですね。
しかも、バットマンの一撃で壊れちゃう程度のシロモンで_| ̄|○∠))バンバン
弱点見せすぎ!'`,、('∀`) '`,、
最大のオチであるミランダの正体がわかって以降は
もう、ただの人でしかないベインは、
ジョーカーの足元にも及ばない存在に成り下がってしまいました…(-.-;)
ミランダに「最大のミスは、私を好きになったこと!」とか言われると
怯えた子犬みたくなっちゃうんですね。
この辺のオーラの使い分けはベインを演じたトム・ハーディーの上手さが光ってて
そこにしか目がいかなくなっちゃうのね…(-.-;)(-.-;)
原作ではブルースを再起不能にまで追い込んだバケモノなんですが…

つまりね、
超傑作だった前作「ダークナイト」には、
遠く及ばない一本になっちゃったんですよ
前作までは全編「シカゴ」ロケで創られたゴッサムのイメージも、
本作のストーリー上、仕方なくニューヨークでロケしちゃってて(●´艸`)
大人の事情とは言え、
モノトーン色が強く描き出されていた街だけに、
ガラリと雰囲気の変わったこの部分もやや残念すね。
ガチャガチャしてたし…
まぁ
原作では、東海岸に面する街として、
明らかにニューヨークがモデルなのでいいっちゃ~いいんでしょうけど…
さらにはラスト!
私が思うに、
シリーズものって三作目でだいたい、
宗教色が濃くなるんですね'`,、('∀`) '`,、
ダークナイトでは、
あれだけ哲学的イメージを押し出したつくりでカッコよかったのに、
本作のラストはただのヒーロー物になっちゃってる稚拙さ!
ハッキリ言えば、
正義のための、自己犠牲精神丸出しのあのラストなら、
原作版の鉄腕アトムのほうが遥かにカッコいい!
さらに進み
アルフレッドがカフェでブルースと出会うラストシーン、
これは前半にアルフレッドによるセリフで、彼の夢であると思われ、
ブルースは本当に死んだんでしょうね。墓も映ったし。
結果として、
自動操縦機能は使えてたみたいですけど、
生き残ってたら陳腐ですもんね。'`,、('∀`) '`,、

そして、
刑事に昇格して大活躍したジョン・ブレイクが
じつはロビンであると示唆し、
次作からはロビン活躍か?
と思わせて、たぶん次回からはジョンが二代目ダークナイトとなる流れ…
この辺は上手いですね。演出上手!!;;:+*(●´∀`人´∀`●)*+:;
期待が膨らみますね。
これにより、
大人気ヒーローを失ったワーナーが、2007年に計画し、
諸事情により滞っていた
「ジャスティス・リーグ」
の制作にも乗り出せるってもんです(●´艸`)
アベンジャーズの後を追ってね!
ワンダーウーマン誰が演るんだろうなぁ~~~(∀`从)♡♡♡
そんな押したり引いたりな本作ですが、
鑑賞料は無駄にはならない出来ですので、
夏休みには是非観ちゃってくださいね!
