ミック・ジャガーの好物、肉じゃが~

橋本一監督作品
「臨場 劇場版」観ました!
あらすじ!
白昼の無差別通り魔殺人を起こした容疑者:波多野進は、
その後、
心神喪失が認定され、刑法第39条の1
「心神薄弱者ノ行為ハコレヲ罰セズ」の規定が適用され
よって、一審・二審で無罪が確定。
検察側も上告を諦め、波多野は野に放たれた。
それから2年後、容疑者の無罪を引き出した
東京港区の弁護士・高村と、
精神鑑定を務めた神奈川県の医師・加古川が何者かによって殺される。
警視庁と神奈川県警の合同捜査本部は、
通り魔事件の被害者遺族たちの遺恨が絡んでいるとして捜査を進めていく。

そんな中、警視庁検視官の倉石義男は、
今回の加害者の死亡推定時刻の曖昧さに着目。
その疑問点を理由に犯人は被害者遺族以外の者ではないかと推察する。
「俺のとは違うなぁ~?」
検視官でありながら、合同捜査本部の方針に従うことなく、
独自の考えで捜査に介入し、神奈川県警・捜査一課管理官の仲根に煙たがられる…
しかし、捜査が進むにつれ、
その仲根までもが関わる、
この一連の事件の裏側に隠された、思いも寄らぬ真相にたどり着く。

横山秀夫さん原作の映画はかなり面白いものが多く、
迷うことなく鑑賞!
今回の脚本自体は、地味にテレビサイズではあるものの
理不尽な犯罪に巻き込まれ、挙句、容疑者が心神喪失により無罪になったり
息子が冤罪により犯罪者に仕立て上げられ、さらには自殺してしまう、
40年真面目に勤め上げてきた現職警察官の浦部謙作の悲哀
息子を助けられなかった父親像が描かれていて、この理不尽さったら
かなり面白かったですよ。

テレビシリーズありきで、
登場人物たちは細かいキャラまでしっかりと登場し、
脚本の、浅い部分を補完してました。
あの、しきりに登場する金魚にもエピソードがあるんですよね!
なので今回、
映画から入った人には、その相関がわかりづらい作りになってましたね。
特に一ノ瀬との関係を描く上で、
「よぉ…イチ~…」の一言だけで先に進んでしまったり、
倉石の凄さを最も間近で見てきた一ノ瀬が、
協力はするものの、あまり活躍しないとか、演出に問題ありだなとか思いました。
だって劇場版だよ~~?
もっと派手にいこうよ'`,、('∀`) '`,、

でもまぁ、お馴染みの面々は、
永嶋は久しぶりにブチキレてたし、
そのままのキャラで、さらに成長した姿をみせた小坂は
あの曲者だらけの中で、角の丸いキメ細かさを上手く演じていて、
松下さんやるなぁ~~って感じでした。冷静でした~~彼女!(≧∇≦)/

いやいやしかし!
テレ朝の警察ドラマは、派手さはなくとも重厚でキレがいい!
かつての特捜最前線などは、そりゃ~凝った物語が多かったです。
またCSで放送されないかなぁ…(∀`从)♡♡♡
ただねぇ~・・・
ちょっと、劇場版ということで、
内野さん演じる倉石のキャラが、力んだ感じで、
メリハリきつくなってたのにはガッカリでしたね。
テレビシリーズでも見せていた、破天荒な態度ですが、
テレビでセロリ齧って捜査会議に参加だとすると、
劇場版ではカブを丸かじりしていたのには笑いました'`,、('∀`) '`,、
そこまでしなくとも('∀`)ダ'`,、'`,、
たぶんなんですが、
演出家が、80年代くらいのハードボイルドが好きな人なんぢゃなかろうか?
(●´艸`)
こんな奴いねぇ~~よ!_| ̄|○∠))バンバン

そんなこんなで、アッという間にクライマックスなんですが、
ここでちょっと異常事態発生です!
高村、加古川殺害の真犯人(かなりわかりやすい人物)の真の目的は、
じつは波多野を殺すことで、
何やら注射で波多野の動きを止めてとどめを打つつもりだったのですが、
たぶん、筋弛緩剤か何かで徐々に死へ導いているものだとばかり思っていたら、
途中からその場に参戦した倉石と真犯人がやりとりしているわずかな時間に
急に波多野が復活し、真犯人と倉石に襲い掛かるという事態に!Σ三(;゚;∀;゚;ノ )ノ
なんで?!
もう以降はリアリティー皆無'`,、('∀`) '`,、
バケモンのように何度も蘇る波多野!
ラストで突如、雑になる展開でしたね'`,、('∀`)

そしてエンドロール後、
謎の冒頭シーンにつながる意味深な終わり方
続編ははたして映画か?
テレビ特番なのか?!
ちょっと楽しみかも~?(●´艸`)
