運命とは縁がない…

スコット・ヒックス監督作品
「一枚のめぐり逢い」観ました!
あらすじ!
3度目のイラクである海軍3等軍曹ローガン・ティボルトは、
作戦終了時、戦場で一枚の美しい女性が写った写真を拾った。
無機質な瓦礫の山の中でキラリと光ったその写真。
その写真に惹かれるよう、その場へ近づいたローガンのすぐ背後、
まさに今、そこに座っていた場所に迫撃砲が着弾。
一瞬にして仲間たちは死んでいった。
それから8か月の間、
故郷の土を踏むまで、何度となく死線を潜り抜け、
この一枚の写真はすっかり、
ローガンにとってのラッキーアイテムとなっていた。

帰国後、彼は姉のもとに身を寄せるが、
戦争での心の傷は深く、
幼い甥たちのTVゲームの爆発音に驚き、
甥達がふざけてじゃれついてくると、
身体が反応し、思わず本気で制圧してしまう…
すっかり居場所がなくなったローガンは、
何故?自分だけが生き残ったのか?
写真の女性に真実を求め、彼女を探す旅にでる…
手掛かりは、彼女の背景に写る灯台。
インターネットでルイジアナだと突き止めたローガンは、愛犬ゼウスと共に旅立つ。
アチコチ訪ね歩くと、有力な情報が舞い込む。
どうやら、郊外で犬の訓練センターを運営している
ベス・グリーンという女性であるらしい…

原題「The Lucky One」なんですが、
なんで邦題を「一枚のめぐり逢い」にしちゃったんだろう…(-.-;)
「一枚のハガキ」が頭に残ってたのだろうか…?(●´艸`)
なんか、センス感じないすね…。
原作者のニコラス・スパークは
とにかくその作品の映画化率高くないです?!人気者ですね!!d(≧▽≦;)
「君に読む物語」や「親愛なるきみへ」などなど、
私もどれだけ観たか…?(読んではいない(●´艸`) )
今回、
結構意外だったのが、監督が、ドキュメンタリーの巨匠
スコット・ヒックスだったこと。
私的には「幸せのレシピ」はかなり好きでして、
特にアビゲイル・ブレスリンはデビュー作「サイン」から始まり、
ずいぶんと出演作は観てますよ~~
ランゴにも声の出演してましたしね。
なので、
かなり期待度も高かったってのもあったのか、
ちょい物足りない感じでしたね~~

オープニングから戦場場面なんですが、
かなり緊迫感溢れる画づくりされてましてね、
CG強力導入で、
このまま戦争映画でいいんぢゃなかろうか?ってレベルでして、
特に爆発シーンはかなり出来がよく、
スーパースロー映像を盛り込んで、
ローガンのすぐ脇で、仲間たちがバタバタと死んでいくさまが、
ローガンの守護天使を強調していい効果でした。
冒頭の作戦行動中に、
オチに関わるような重要シーンも張られていて、
冒頭部分だけとれば、かなりの出来の良さです。

しかし、
いざ、帰国してからは、かなり自分勝手に話が進んでいきます。
恋愛物語の王道をいく、
出会い→幸せな時間→障害→関係を揺るがす事件、と
このままの流れで進んでいきます。
そして、様々なストーリー上の“きっかけ”があるわけですが、
全てが唐突で脈絡を感じない流れでして…
ラストも結構、薄っぺらいんですね…(-.-;)

障害の原因となる、ベスの元夫・キース・クレイトンは、父が州の権力者で
権力をカサに、嫌がらせしまくりなんですが、
ラストは、ベスとの息子ベンを助けるために命を落とします。
このシーンを観てて思いました…
死ぬのはローガンだったのでゎ…?ψ(`∇´)ψケケケ
とかね?
守護天使に出会えたら「死」
なんてラスト、どうすか?((ヾ(∀´* )シャッシャッシャッ

イケメンというよりは、
やや暑苦しい顔したザック・エフロンは、
結構童顔でして、
それに対し、テイラー・シリングはアダルトな感じの美女でして、
やや見た目年齢が合わない組み合わせが、いい感じでした。
姉というか、母という感じか?
守護されているというのにピッタリな関係でしたょ。

戦場で拾った写真の背景に、
灯台が写っていますが、
その灯台こそが、ベスの居場所を突き止める手がかりになるわけですが、
戦場で心に大きな傷を負った男の
足元を照らす灯台の役割がベスであるというメタファーでしょうかね?

とまぁ、
細かい部分は凝っているものの
本筋があまり深くなく、太くなく…
まぁ、
おうちでカルピス飲みながら観てもいいかもね(●´艸`)
(↑カルピスってトコが昭和の貧乏人ですかな?)
