原始人のトロイ | 真夜中のキャプチュード

原始人のトロイ














ファミリー・ツリー










アレクサンダー・ペイン監督作品



「ファミリー・ツリー」観ました!



















あらすじ!





ハワイ・オアフ島で弁護士をしているマット・キング。

ある日、妻・エリザベスがパワーボートを操縦中事故に遭い、

                意識が戻らず昏睡状態となる。

仕事しかしてこなかったマットは、

10歳になる次女のスコッティが

ショックから精神不安定になってしまっても、

       どう対処してよいのかがわからない…




長女のボーイフレンドの心無い言葉にムッとする




さらにマットの一族には、

カメハメハ大王の末裔である祖母からカウアイ島に

莫大なる土地を受け継いでいるのだが、

それらの永久の占有を禁止するという法律により、

7年後には一族のモノではなくなってしまうため、

親族会議を行い、リゾート開発を希望する会社へと売ってしまう話が出ている。



様々なことが巻き起こり、頭を痛めるマット…

さらには、エリザベスは事故当時、ボーイフレンドと一緒だったこと…

そして、

別の男とも不倫関係にあり、マットとの離婚まで考えていたことが判明する…



やがて、不倫相手が「ブライアン・スピアー」という男であると知ると、

マットは、ハワイ島の全寮制の高校に通う長女・シャイリーンを呼び戻し、

皆でブライアンを探し始めるのだが…



マット・キング一家



























ジュラシックパークⅢの脚本を手がけたアレクサンダー・ペイン監督は、

かなりヒューマンコメディに長けた人なんで、

本作もかなりコメディー色が強い作品かと思いましたが、

アカデミー脚色賞を受賞しただけあって、とても良い物語でした。

なんか、

久しぶりに洋画でイイ作品に出会えた感じですね~(人´∀`)




なぜか家族の行動に同行する長女のボーイフレンドのシド





昏睡状態の妻の不倫相手を探し出そうとする辺りまでは、

結構小さな笑いも起こる、コメディータッチで物語は進むのですが、

後半はとても心にうったえかけられる流れで、

家族をあまり顧みなかったマットが

家族との絆を徐々に取り戻していく様子が丁寧に描かれています。

かなりの秀作だと思います!ヾ( 〃∇〃)ツ

これは久しぶりにDVDコレクションかもです!?




エリザベスの両親からは、軽く疎まれているマット




ホント、

ただハワイが舞台ってだけで観に行っちゃったハワイ好きな私ですが、

実際にハワイ行こう!って思っても、実現するにはかなりの労力が必要なんですね!

でまぁ、疑似ハワイって感じで、年中、沖縄とか行くわけですが、

基本的に、マナの感じとか空気感とか陽光とか、

とても似てはいるものの、

やはりハワイのニオイがするという偽物なんですね~…(-.-;)


沖縄はね、とてもいいところですよ!

友達もたくさんいます!日本の中では間違いなくナンバー1です!

生まれ故郷より何より!



しかし、

ハワイって、行ってしまうともう、戻ってきたくない天国なんですよぉぉぉ
                          ・゜・(ノД`)・゜・。

 マナ量が桁外れなんですよぉぉぉぉ…シクシク...

              私は特にマウイが好き!



従弟からさりげなく不倫相手の情報を聞き出すマット





そんな、邦人が知らないハワイとかも描かれていて、

  かなり楽しめましたよ!+.(*ゝд・)b゚+.゚



もうね…

この脚本に対する、ジョージ・クルーニーの演技が、まぁ光ってましたね!

私はいつも、ジョージ・クルーニーを想う時、

必ず、「フロム・ダスク・ティル・ドーン」を思い出します'`,、('∀`) '`,、

     なんだかインパクトありましたよね~~アレ!'`,、('∀`)

    その次くらいに「パーフェクト ストーム」だったりするのですが、

  これからは本作を思い出すんでしょうね~!フフフ




さすがの演技!ジョージ・クルーニー



そんなジョージ・クルーニーが、ラスト、魅せてくれます!



回復の見込めない妻エリザベスの生命維持装置を外したその日、

不倫相手のブライアンに偶然出くわすマット…

ブライアン一家が泊っているコテージが、従弟の持ち物で、

土地を売ろうと考えていた不動産屋の社長の義弟がブライアンだったこと、

色々な偶然が重なる中、

ブライアンの妻には内緒で彼に、エリザベスがもう長くないことを伝え、

会いに来いというマット…

そんな切ない感情が入り組んでいく中、

とうとう妻は先立ってしまう…



一人静かに別れを告げるマット…


彼は最期まで愛していたエリザベスにキスをして

                 こうつぶやきます…






“さよなら…私の妻”



    “さよなら…私の友”




       “さよなら…私の苦痛”




            “さよなら…私の悦び”







悩まされながらも、最期の最期まで、

   マットにとって、エリザベスは悦びの対象だったワケです…

              素敵な関係だったワケですね…





視界に入る土地すべてがマットのものだ!





  そして、
 
 悲しみに暮れる父と娘二人は、

   母の遺灰を海に散骨します。


 ドラマHAWAII FIVE-0のワンシーンでも、

  サーファー仲間がボードで沖に出て、

死んだ仲間の遺灰を海にまくシーンがあり、

 とても芸術的で美しい行為に見えましたが、

 古くから、ハワイという土地に根付く、神聖な行為なんでしょうね…






  ラストシーン

  ポッカリ心に穴の開いた、残った家族…


  ソファーに座り、

  三人で一つのブランケットに包まって、アイスクリームを無心に食べる…


        素敵なラストシーンでした!・゜・(ノД`)・゜・。


今…この家族は一つになったのでしょうね…。゜゜ヽ(´□`ヽ。)°゜。


この終わり方は秀逸!私も先月、近い親族を失いましたので、かなりキちゃいますよ…本作!











さてさて…なんか、

私のつたない説明文では、うまく伝わらない気がします。(-.-;)



なので、

もしどこかで本作に出くわしたら、

是非是非観てほしいです!






















ファミリー・ツリー































































今回最もときめいた女優さんは、

ブライアンの妻・ジュリー役のジュディ・グリアでしたっ!ヾ( 〃∇〃)ツ



ジュディ・グリア