警察なんて体制を守るためのヤクザだろ!

堤幸彦監督 作品
「劇場版 SPEC~天~」観ました!
あらすじ!
通常の捜査では解決できない特殊な事件を専門に扱う
「警視庁公安部公安第五課未詳事件特別対策係」通称「未詳」。
未詳係捜査官、、IQ201の天才変人「当麻紗綾」と
警視庁特殊部隊・SIT出身の叩き上げ「瀬文焚流」は
互いに独特のキャラクターなため、反りが合わない。
ある日、
彼ら未詳のもとに、海上のクルーザーから大量のミイラ死体が発見されたという知らせが届く。
当麻らの脳裏には、人類の進化の過程で、眠っていた人間の特殊能力に目覚めた
“スペックホルダー”と呼ばれる特殊能力者の影がチラつく…
やがてこの事件は、国家を揺るがす大事件へと発展していく。

かなりの割で、
地上波シリーズを観ていたので、(CSで補填済)
見失うことなく、ふつうに楽しめました。
一見、バカバカしい荒唐無稽なアイディアですが、
それらを戸田恵梨香さん、加瀬亮さんの掛け合いでカヴァー。
結構、飽きることなく惹きこまれました。
両名共に、
すでに持っているイメージとは真逆のキヤラクターですので、
かなり笑いますね。

しかし、公開前に放送されたスペシャルドラマとさして出来が変わらないうえに
劇場版ということで、かなり力みを感じましたよ。
なんか、
テレビのスペシャルでよかったようなクオリティーに留まってしまってますね。
ストーリーといい、映像クオリティーといい…
テレビシリーズのほうがノビノビやってたような気がしますね~~

さらにラストは、続編あり?な終わり方で、
後から後から、取ってつけたような新展開には辟易…
エンドクレジット後に当麻が
「翔~天ときたから結があると思うなよ!(起承転結に謎られているようですね)」とか言ってましたが、
瀬文が「じゃ(欠)でいいか?」とか聞いてるのは可笑しかったですよ。
欠? 結があるよって言ってますよね?これ?'`,、('∀`) '`,、
なんか今回で
スッキリ終わらせてもらいたかったですね~

スペックホルダーと呼ばれる特殊能力者たちは、
テレビシリーズからの、神木隆之介くん
本人の役で出演の伊藤淳史さん

しかし、
この二名は悪ふざけが過ぎましたね~…ガッカリです。
伊藤さんのスペックなんて酷過ぎ。
まるでターミネーター2のT-1000のように、
細胞レベルで自由に変化できて、飛んでいる飛行機を、伸ばした指で突いて爆破させたりと、
あまりに飛躍しすぎで、
スペックのアイディア切れもいいところでしたね。
さらには、浅野ゆう子さん演じる“マダム陽(やん)”
こちらのキャラも、おふざけが過ぎていて、
まるでトリックの二番煎じ。
目新しい感じがまるでないので、これらのやりとりに飽きてきちゃいますね

ただし
堤監督らしいととる人もいるとは思いますがね…
当麻の左手の謎とかも、今一つって感じ…
かなり半端なお話でした。
お正月にでもテレビ放送で完全版とかやりそうなのでそちらで十分って感じでした。
はたして本当に結が作られるのか否か?
しっかりと、仕切り直さなければ続編を作る意味もなくなってしまいそうです。
そんな印象でした。