サラ500万下

スティーブン・スピルバーグ監督最新作
「戦火の馬」観ました。
あらすじ!
第一次世界大戦前日のヨーロッパ。
ある貧しい農家の主は、
農耕馬を買うためセリ市に来たのだが、見るも美しいサラブレッドを衝動買いしてしまう。
妻は激怒するも、この農家の息子アルバートはこのサラブレッドを“ジョーイ”と名付け
大切に調教していった。

農耕馬同様に使われるものの、ジョーイもアルバートを信頼し、
互いにかけがえのない存在に感じ合っていた。
ところがある日、
借金苦に困った父親が、ジョーイをイギリス将校へと売り払ってしまう。
ショックを受けたアルバートは、徴兵年齢に満たないにも関わらず軍に入隊し、
ジョーイを探すことにしたのだが、
運命は残酷にも、
ジョーイとアルバートをさらに引き離すこととなる…!

なんか
戦争映画としては中途半端な感じをうけました。
人と馬の友情がテーマとしても、ちょっと浅くて、
互いに大切に想いあう馬と人が引き裂かれる原因が
まったくもって戦争ではないという
かなりトボけた展開に唖然としました。'`,、('∀`) '`,、
酔っ払いの頑固な親父が、
意地悪い地主に意地はって
あれだけ反対されたのに買い取った高価なジョーイを
自らの身勝手で軍馬として売り払うという
なんだか超愚かな展開には愕然ですね(-.-;)

そのため、
序盤の30~40分くらい超退屈で、
アルバートのジョーイへの想い入れが上手く表現されてないので、
なぜ命懸けでジョーイを追いかけるのかも理解できない感じでした。
この辺りは一切集中の必要なしです。
この序盤はある意味、スピルバーグ臭いといえばそうなんだけど、
どちらかというと、
日本アニメーションにでも作らせて、日曜19:30に、カルピス提供で放送したら
もっと泣ける出来のいい物語になるでしょうね(-.-;)


主題歌を大杉久美子さんとコロンビアゆりかご会に歌わせてね!
ァ '`,、'`,、('∀`) '`,、'`,、
そうねぇ~~~…
なんか、
いかにもDREAMWORKSが好きそうな話だなぁ…
唯一
ジョン・ウィリアムズの音楽は素晴らしかった!
スピルバーグ作品って感じの、
壮大なる、管楽器が素敵な曲ばかりでした!

ところがいざ戦争が始まりますと、
一気に物語が動きます。
軍馬として初陣を飾るジョーイですが、
当時のイギリスは騎兵隊こそ、戦争では最強である!
みたいな時代遅れな考え方持ってましたので、
ドイツ軍の宿営地を奇襲するも、
逆にコテンパンにやられてしまいます。
まぁ、馬&サーベル VS 機関銃ですのでね'`,、('∀`) '`,、
ドイツ兵に
「俺たちが何の防備もせずに野営していたと思ったのか?」
とか嫌味まで言われてしまう大敗を喫したのですね~~~
そこからジョーイの奇跡の物語の始まりです。(ここからが本編ってことでいいのでゎ?)
軍馬を誰よりも大切にするイギリス人将校のニコルズ大尉の戦死により、
ドイツ軍少年兵のシュレーダー兄弟へと渡ったジョーイですが、
さらにジョーイで脱走した二人が捕まり銃殺され、
ジョーイは両親を亡くしたフランスの少女エミリーと、そのおじいちゃんに所有が変わります。
しかし、
またまた軍に連れ去られたジョーイ
労働力としか認識していない隊長に、動物としての尊厳を進言する
馬係兵卒ハイレマンに可愛がられます。よかったよかった。
このあたりで、今度は馬と馬の友情なども描かれ、
軍馬となってからこっち、
ずっと共に行動してきた馬のトップソーンが体調を崩すと、
ジョーイは自ら大砲を引くことを意思表示し、トップソーンを庇います。
当初はお互い張り合っていた二頭ですが、
しっかり友情をはぐくんでいたのですね~~~
ここいらのジョーイの表情とか、(特に目の表情が)素晴らしかったですよ。
人間たちの愚行を見つめる黒い瞳ね…
私は一切動きませんでしたが、泣くならココ!'`,、('∀`) '`,、
しかし運命は意外な方向へとジョーイを導きます。
戦車に追われ逃げ惑うジョーイは有刺鉄線に絡まり動けなくなります。
それを見つけたイギリス軍のコリン伍長は、
ドイツ軍と睨み合う中、
白旗を挙げ、ジョーイの救出に向かいます。
するとドイツ兵のピーターがワイヤーカッターを持ってコリン伍長を手伝います。
一本では足りないというと、
ドイツ軍側から、何本ものワイヤーカッターが投げられます。
無事救出できたジョーイを
コリンもピーターも欲しがります
そして
泥沼化した両国の殺し合いの中、
実に潔い勝負、「コイントス」によりコリン伍長が引き取ることとなったジョーイ。
二人は敵同志ながら握手をして別れます。(泣きポイント)
ジョーイは負傷兵を運ぶ仕事に就き、
そしてついに
敵の壕でマスタードガスの攻撃を受け、視力を失い負傷していたアルバートと再会するのです!
どうですか?
スピルバーグ監督らしいファンタジー色が強いですよね~~~
裏を返せば、超嘘くせ~~~なんですけどね'`,、('∀`) '`,、

戦争が終わり、
エミリーのおじいちゃんの
粋な計らいにより
故郷へ一緒に帰ることが出来たジョーイとアルバート
夕日の中、抱き合う家族
ラストのジョーイの顔も晴々としてて、
馬としては世界最高峰の演技力を示したと思われます。
どうですか?
最初だけ我慢すれば、
なかなか感動できますので、気が向いたらどうぞ、ご鑑賞くださいね!
しかし…
原題の「WAR HORSE」を
よく「戦火の馬」としたな~~邦題!!
ナイスなセンスだ!+.(*ゝд・)b゚+.゚
