時ってやはり、金なんですね…(-.-;)

アンドリュー・ニコル監督作品
「TIME」観ました。
あらすじ!
近未来、
人類は科学技術の発展により、肉体の老化を完全に無くしてしまうことに成功。
人類は25歳から、年をとらなくなる。
しかし、その代わりに25歳に達したと同時に体内に仕込まれた時計が作動しはじめる
その時計こそ、その人間の寿命の残り時間を示すものだった。
そしてその時間がこの世界では唯一の通貨となり、
何か買う際は、時間を払う
つまり、寿命を削って物を手に入れることとなるのだった。
富裕層の人間たちは100年以上の時間を持ち、
貧困層の人間たちは、24時間以上の時間を持って、朝目覚めたいと常に願う…
スラムに育ったウィルは、
ある夜、スラム街のバーで100年以上の時間を見せびらかす男ヘンリー・ハミルトンと出会う。
スラムのギャングに命を狙われたヘンリーを助けたことにより、
ウィルは、ヘンリーから彼の時間を譲られ、
100年以上ある、彼の残りの人生を背負うこととなり、その運命と向き合うことになる…

公開初日がお休みだったので観に行ったのですが、
またこんなに時間経っちゃいました(-.-;)
筆が遅くて申し訳ない!ヽ( ´¬`)ノ
さて、
“TIME IS MONEY”を地でいっちゃった本作ですが、
そのアイディアとか、本編中の細かいディティールはとても面白かったですよ!
しかし、
本筋自体はいたって普通…
その面白さは、時間を金に換算すると!?
と、その一点に集約されてしまっているので、
ほとんど出オチ状態でしたよ。
でもね、
ある程度、私のことご存じの方なら、
アマンダ・サイフリッドちゃん
(よく間違えられるセイフライド姓は正しい発音ではないそうです。)が出演してますので
絶対に観に行くだろうと容易に想像できたと思います'`,、('∀`) '`,、

本作のアマンダちゃんは、
今までのイメージとはだいぶかけ離れた感じでしたね~~~
あらたな魅力でしょうかね?(●´艸`)フフフ
この世界を表すには、
時間は通貨
コーヒー一杯2分とかね(●´艸`)
ウィルの買ったクラシックカーは59年という時間だったけど、
ほぼ一生分の時間ということは、家の値段と同じくらいの金額ってことかいな?
お金っていうと、必ず頭をよぎるのが浜田省吾さんの「Money」という曲で、
愛以外のテーマで描かれた曲の中でも、
“金”が主題になってるのって異彩を放ってましたよね(●´艸`)
だけど、主人公の金持ちになった時の夢が
“純白のメルセデス・プール付マンション・最高の女とベッドでドン・ペリニヨン”という発想が
かなり金持ちイメージとしては貧困なのが時代を感じさせて微笑ましいです。(●´艸`)
以前も申しましたが、私は金持ちになったら、UMA探索に使います。
特にネッシー捜索に(●´艸`)
一部、自然動物保護とかにも寄付しますけどね…チーターとかパンダとか…
MONEYってこんな歌!
ちょっと動画お借りしてきました!
で、本作なんですが、
その世界観を、鑑賞しながら理解するのには、
少々ですが頭使いますよ'`,、('∀`) '`,、
この世界の人は老化しませんから、
皆、見かけは25歳ってことになります。
残り時間が無くなったら、突如心臓が止まっちゃう感じで死んぢまいます。(-.-;)

たとえばこの三名 ↑↑
手前の黒がアマンダちゃんこと、シルビア・ワイス
その隣の真ん中の白がシルビアのお母さん。
その奥のゴールドがシルビアのお婆ちゃんってことになります。
もうね、
見かけだけでは何歳かわからない世界なんですね。
本編中に
娼婦が誘うと、時間監視局員から
「お前はもう70歳過ぎてるだろう!?引退しやがれ!」みたいなこと言われるシーンがあって、
ただ、年齢は70でも、見た目が25なら詐欺ではない気がしますが…?'`,、('∀`) '`,、
つまり、
肉体は25歳なので、
内蔵から何からすべてが若い!
医者や介護の仕事は暇になるけど、
年寄りの仕事の幅は格段に広がるって世界!

しかしね
こんな奇を衒うだけの作品でもないんですよ、
本作が言いたいことって、永遠に生きられる苦痛みたいなもので、
物語序盤のウィルが出会った男ヘンリーのセリフによって説明されてます。
銀河鉄道999と同じテーマですね~~~'`,、('∀`) '`,、
そんな人生に嫌気がさしたヘンリーは、
たまたま命を救ってくれたウィルに、5分の時間を残し、116年もの時間をあげちゃうわけです。
そしてベッドにでも横になればいいものの
橋の欄干に腰かけて、その“時”が訪れるのを待ち、
死の訪れとともに橋の欄干から落下してしまいます。
この時代の人って、
自殺とかってしないんでしょうね~~?
握手、というか腕を合わせると簡単に時間のやりとりが他人と出来るので、
死にたくなったら誰かに時間をあげちゃうだけでいいわけです。
自らの死期がわかっているのに、
あまり上手に人生を設計できないこの時代の人々…?
ここいらに監督の言いたいことが隠れていますかね?

さて、これ以上は、
109分と、お手頃な上映時間ですのでどうかご自身で確認してくださいね。
いい暇つぶしとなる一本だと思われます。
