鶴と河童と麒麟と蛸と…

土井裕泰監督作品
『麒麟の翼』~劇場版・新参者~観ました
あらすじ!
腹を刺された男・青柳武明は、誰に助けを求めるでもなく、大量の出血をしながらも、
這う這うの体で日本橋・翼のある麒麟像にたどり着き、絶命した。
すぐさま、都内に緊急配備がなされるも、
事件直後に容疑者が巡回中の警察官によって発見されるも
逃走途中にトラックにはねられて意識不明の重体に陥る
容疑者の名前は、八島冬樹。

事件は、派遣切りにあって生活に困窮する八島の物取りの犯行という方向で進みだすが、
所轄の警部補・加賀恭一郎は、この被害者と加害者の行動に大きな疑問をもつ。
独自に捜査を進める加賀だったが、
事件の闇は思った以上に深く、複雑で、
加賀は推理に行き詰ってしまう。

本作も比較的マメにテレビシリーズは観てたのですが、
東野さんの文体があまり好きではないので、原作は未読なのです。
通の方は、原作のほうが面白いのでゎ?(●´艸`)
ただ、
原作を読んでいなかった所為で、
かなり後半まで、謎解きに苦労しました。
明らかにコイツは犯人ではないとか思えるんだけど、
ぢゃ誰が?がわからないつくり(●´艸`)
というか、
上手く真実から遠のくような演出されてましたよ!

どちらかというと、
ヒューマンドラマ仕立てで、
被害者・加害者をはじめとする、
それぞれを取り巻く家族単位で話が進み、それぞれの家族の共通点とか、
それらを繋ぐ麒麟像の謎などを強く印象づけてのストーリー展開は、
どうして飽きないつくりでしたよ。
ただね、
ココ言っちゃうと身もふたもないんですが、
あまりに都合のいい偶然ぢゃございませんかね?
ァ '`,、'`,、('∀`) '`,、'`,、
まぁ、物語ってそんなもんですから
マイナス面では一切ないですからご安心を!
最高傑作といわしめるだけのものは内容として存在していると思います。
私は、
他をあまり知りませんので比べようもないけど、
面白かったです。
テレビシリーズの雰囲気が好きだったので、
抵抗もなく、
そして原作を読んでいなかったので、100%楽しめたと思います。

二転三転する関係者たちの真の姿、
そこだけでも十分に面白いですよ!

「あ~~オチ言いたい!(●´艸`)」
仕方ないのでキャラ紹介しますね(-.-;)
キャストは普通に豪華でした。
それぞれのキャラもテレビシリーズの流れがあるので、確立されてて自然でよかったです。

阿部寛さんは、実物は異常にデカくてガリガリの腕がカマキリを思い起こさせますが
スクリーンの中ではメチャカッコいいです!

中井貴一さんは面と向かってあったことないですけど、
現在、テレビドラマの撮影で鎌倉に来ているようで、
江ノ電に勤めている知人曰く、
「かなりカッコいい!」そうです。

物語上のこの位置のキャラをガッキーに任せる製作サイドのセンスって好き!

三浦貴大さんも、ほんと才能開花って感じで、
いい芝居してます。 ちょっと、素直ではない、ふてくされ役なんて似合ってます。

ホント最近よく会う溝端淳平さんです!
器用な役者さんですね~~~

友情出演とはいえ、黒木メイサさんのような主役級の女優を、
惜しみない無駄遣いするスタッフに拍手・゜・(ノД`)・゜・。

大ブレイク中のシンケンレッド松坂桃季さん
翌年のゴセイレッド千葉くんも最近よく見かけますが、
まぁ、松坂さんは別格に大出世ですね~!
どちらかというと、シンケンピンクのほうが早く出始めたんだけど…?

“紫式部以降、ヘビ女にしか見えない(●´艸`)田中麗奈さん(スマン!


意外と重要な役だった、劇団ひとりさん!'`,、('∀`) '`,、
たどたどしいセリフ回しは、これはご愛嬌ですかね?

山崎努さんは、意外かもしれませんが、出会いは「スローなブギにしてくれ」でした。
ガキの頃、ビデオで見たんですが、
劇中で若き浅野温子さんが乳放りだしてたのには驚きでした'`,、('∀`) '`,、

私、
麒麟っていう空想上の動物が昔から好きでして、
キリンビールのマークに萌なわけです'`,、('∀`) '`,、
五星戦隊ダイレンジャーの中でも、
“キリンレンジャー天時星カズ”が一番すきなくらい麒麟好きです。(わかりづれぇ~~)
ただ、日本橋の麒麟像を見ると、
どうしてもドドンゴをおもい出します…

ドドンゴってこんな子ねヾ( 〃∇〃)ツ