一つの事だけ出来てもダメなんだ…

株式会社ロボット 創業者 阿部秀司制作総指揮
蔵方政俊監督作品
「RAILWAYS愛を伝えられない大人たちへ」観てきました!お久しぶりです!
サボってスイマセン

あらすじ!
富山電気鉄道で運転士をしてきた滝島徹は、42年間無事故無違反、
仕事一筋で、いつの間にか59歳、
定年を一か月後に控えていた。
元看護士の妻・佐和子は55歳。
夫・徹は、苦労をかけ続けた妻のために第二の人生を妻と共に生きていこうと考えるが
妻は、夫の定年と共に、看護士としてもう一度働き、
自分自身の人生を歩みたいと願う。

これからの第二の人生に、大きな考え方の違いが生じた徹と佐和子。
近すぎて、互いの考えを上手く伝えられない二人は、
徐々に溝を広げ、ついには佐和子は家を出て行ってしまう。
あらたな一歩を踏み出す夫婦に
周囲の関係者たちの人生も絡み合う…
はたして二人は、希望の未来への切符を手にすることができるのか…?

こう、マジマジとみると
三浦友和さんって、お年を召してますが、超二枚目ですね~~
アップになるシーンが結構あったのですが、
ホント、イイ男ですね~~色気あるし。
鼻筋通ってるってのゎ、あのことだな!

劇中、
「運転士は背中を見られる仕事だ!寝癖直せ!」みたいなセリフがあるのですが、
この、背中のシヨットがなかなかセンスよく撮られてまして、
夫婦たがいの心情を表すシーンに
それぞれのバックショットが抜かれるのですが、
お二方とも背中の演技が抜群なんですね~~
セリフなしで魅せてる!ベテランの業でしょうな!
比較的、
重かったり、深かったりって話の流れではなく
一つのことをジックリ表現したみたいな印象でした。
丁寧さを感じますね。

やがてストーリーはお決まりのパターンへとなだれ込み
新人・小田の研修乗務に指導員として搭乗する徹。
カミナリの影響で通電がストップし立ち往生してしまう。
ところがその列車には、
孫のアトピーに利く薬草を取りに、無断で外出した
佐和子の看護する末期がんの患者が、乗り合わせ、
体調が急変し、うずくまってしまう
介護員の名前がついた名札をつけていたため、
徹は佐和子に連絡する。
駆け付けた佐和子の看護士としての堂々たる姿を見た徹は、
ついに佐和子を認める。
互いに協力し合い、互いを知った二人。
そして徹は、
佐和子が家を出ていく時に置いていった離婚届を役所に提出するのだった。

このあたりの流れの中の心情は
さすがに三浦さん、余さんのベテランコンビでないと上手く表現できなかったでしょう!
少しウルっちゃいましたよ!えぇ!
セリフが少ない分、
独特の空気をつくりだしているお二人の凄さが際立ちましたね!
定年を迎えた日、
徹は最後の乗務に佐和子を誘う。
今日も無事に終点に到着した徹。
長年の労をねぎらう佐和子。
そして、
徹は改めて佐和子にプロポーズする。
「そんなことできない!」と伝える佐和子
なぜなら、女性は離婚後6か月は結婚できないから(笑
こうして、二人は互いを深く知り、
第二の人生における、最良のパートナーを見つけるのでした。
パート1の
やや、荒唐無稽なストーリーに比べ、
しっとりと暖かい物語に好感。
図らずも(図ったのかな?)
前作の主人公の同僚・宮田役は、
三浦さんのご子息・三浦貴大さんで、
親子リレーという図に…。
この作品から感じとれるものって
人それぞれかと思われます。
私は、
結構いま、仕事入ってこないので
こういうマジメな一生もありだなぁ~って
人生観とか、仕事観とか
いろいろ思うところありました。
こういう一生を送れば、
趣味に生きる第二の人生が持てたりするんだろうなぁ~~とかね…
こんな感じで、
他人様の人生をちょこっと覗きに行ってもいいと思いますょ!

怒られちゃうかもしれないのですが、
一言だけ!
松任谷由美さんの主題歌をエンドクレジットで聞くと、
いきなり本作がテレビサイズに感じられました。
本作の主題歌
この歌ぢゃねぇ~~~なぁ~~…