後頭部に硬球当たったことありますか?私はあります…(-.-;) | 真夜中のキャプチュード

後頭部に硬球当たったことありますか?私はあります…(-.-;)











マネーボール







ベネット・ミラー監督

東京国際映画祭クロージング上映作品



マネーボール観ました!





あらすじ!


高い野球センスで、

ベースボールプレーヤーとしては5拍子そろった若きビリー・ビーン選手。

大学進学を控えていたビリー・ビーンは、

高額な契約金と共に、大学進学を諦め、メッツへ入団するも、

メジャーリーガーとしては、一向に花が咲かず引退。

若くしてアスレチックスのGMとなる。


過去に選手として失敗し、今、チームのGMとしても窮地に立たされる






ある日、

ビリーはイエール大学卒業の肩書を持つ、ピーターと出会い、彼の主張するデータ運営によるチーム作りに興味を持った。

スター選手を抱えながらも、最終戦で優勝を逃した昨年…

今年は年棒の高い選手を放出し、

ピーターのデータに従い、

出塁率の高い、無名選手を安く獲得、

アート・ハウ監督と選手の起用でぶつかりながらも、

自らのマネーボール理論を証明していく。



ビリーはピーターのもつデータに興味を持つ




















とにかく私、

野球(もしくはベースボール)題材の作品はよく観ます!

好きな作品は数ありますが、

たとえば~~

「タイ・カップ」

「オールドルーキー」

「がんばれ!ベアーズ」

「陽だまりのグラウンド」


    などなど…


さらには、サイコサスペンス「ザ・ファン」とか

挙句には、

劇場版「ドカベン」とかもビデオで観てしまっている程度の野球作品ファンです
                           _| ̄|○∠))バンバン


劇場版ドカベン

劇場版ドカベン…この名作を実写化するその勇気に、我々は涙する…!

かの名キャラクター、明訓高校のセカンド・殿馬一人を、若き日の川谷拓三が演じていた事実は、

実写版ルパンⅢ世で、田中邦衛が次元大介役だった破壊力と同等。







このシーンなんてカッコいいよね~




で、まぁ

本作は、起承転結がハッキリしていて、

言っちゃえば、予定調和的に話が進むのですが、

わかっていても、チームが強く変わっていく様は観ていて楽しいです。

どれも、普通な感じなんですが、

時々、かなり目を惹くカメラワークとかアングルが飛び出して、

普通の中に、いいスパイスが利いていて、飽きのこない作りでしたよ。


25歳のピーターの理論は野球界を変えるかもしれない!




年はとったが、ブラット・ピットは変わらずカッコいいっす!


そして、ビリーの参謀ピーターを演じるジョナ・ヒル!

素晴らしかったですよ!

もともとコメディー作品が主な仕事場だったそうですが、

本作で化けるでしょうね!きっと!

最初登場したとき、

ジュラシックパークの序盤、サム・ニールが化石発掘現場で、見学に来ていた子供を、ヴェロキラプトルの爪で脅かすシーンの、脅かされた子供の役をやってた人かと思いましたが…(説明長っ!)

かなりの実力派俳優であるとわかりました。

ナイスキャラのピーター





ビリーは、

かつて、進学とメジャーリーグを秤にかけ、

大学進学を諦めました。


そして

選手としては成功することなく終わり、

彼の人生の中に、物事の判断を金で決めるとロクなことがない的な意識が芽生ました。



後に

彼の信頼するピーターに、

「あの時、メジャーに行くのがよかったのか?

   大学進学を選んだほうがよかったのか?」を訪ねると、

ピーターは迷わず、進学しておけばよかったのに。そう答えます。

ビリーの信頼するピーターのデータが全てを語っていたのです。


そしていま

GMの立場でも、野球と金の関係に苦しみ

安くても、日の目を見なくとも優秀な選手がいて、

彼らで勝っていこうという目的が強く芽生えます。

そして、それを実証しなければならないのです。




出塁率だけはいいハッテバーグは元キャッチャーのポンコツ!ファーストへとコンバートしたのだが…

(出塁率だけはいいハッテバーグは元キャッチャーの今はポンコツ!ファーストへとコンバートしたのだが…)








ところがやがて、

信じた彼らチームは、徐々に機能しだして、

最下位のアスレチックスは、逆転優勝に向け、

驚異の強さを発揮し始めます。



メジャー史に残る大記録を打ち立て、

また今年も、最終戦に優勝の行方をゆだねる形になります。



この理論が実証されなければGMはクビ!

そんな窮地に、ビリーと娘の信頼関係も丁寧に描かれ、

けなげにビリーを心配する娘・ケイシーの優しさにはホッとしますよ!


愛娘・ケイシーは歌が上手


ビリーのために、彼を心配して、彼の歌をつくります。

このあたりはなかなか感動的!



そして

彼の理論は他球団にも認められ、

ビリーにはレッドソックスから大金で雇いたいとオファーが来ますが、

ビリーはアスレチックスに残ります。


過去の出来事からの、安易な決断でのラストにも思えますが、

このあたりをブラピが上手く処理してくれてます。

問題は感じませんでしたよ!




選手たちとコミュニケーションを取り始めたビリー




さて

人生において、野球に関わったことのない私程度の感想文でアレですが、

ヒューマンドラマとしては、なかなかの出来栄えだと思います。


気になったらぜひ!







余談ですが、

プロ野球カードは破壊的に収集しています…






















GMのギリギリの決断


若いが信頼できるデータを有する