メロンとめがね | 真夜中のキャプチュード

メロンとめがね





















スマグラー おまえの未来を運べ





真鍋昌平原作

「山のあなた」石井克人脚本・監督

『スマグラー おまえの未来を運べ』観ました!



  


あらすじ!


25歳のフリーター、砧涼介は、

役者を志すも、挫折、常に自分に自信を持てないでいた。

ある日、パチスロ店で儲け話を持ち掛けられたが、

           まんまと騙され、300万もの借金を背負わされてしまう。


チャイニーズマフィアの張のすすめるまま、

    謎の金融業者・山岡から金を借りる代わりに

      山岡の裏の稼業を手伝うこととなる。


金融屋・山岡の裏稼業は運び屋だ。



そして最初の仕事の日、

  ジョーとジジィと呼ばれる先輩と共に、あるブツを運ぶこととなる。

  トラックへの積み込みの時、砧はうっかり、中身を見てしまう。

 それは、想像をはるかに越えた、ヤバいものだった。




積み荷を見てしまった砧…それは…



























ズバリ!

なかなかのゴア描写がふんだんに盛り込まれてて、

  この手の作品も日本はつくれるようになったのかと、感動しました。

 目を背けるような極端なエグさこそないのですが、

 韓国や中国といったところの、この手の作品にも引けをとらない程度にはなっていました。


しかし、

  やはり期待度は低く、公開2日目にしては、劇場内はガラガラでしたね。




スマグラー…落ちこぼれ共





背骨という殺し屋が、

  敵対する日本ヤクザの親分を殺害し、

  首をはねて、相手の組に送りつけるシーンで、

  コンビニからその首をクール便で送るシーンはなかなか愉快でした。

  なんてクールな殺し屋?(●´艸`)


 しかも、

  送り伝票の「品名」の欄に、

   「メロンって書けばいんぢゃね?」とか言って、

     「あ~あとメガネね。」とか言うくだりは笑ってしまった。

出来れば、この背骨たちの過去を丁寧に洗ったら、

    さらに面白かったでしょうね。



一触即発、危ない者同士




 チャイニーズマフィア役の面々は

  アジア全般で活躍中の安藤政信さん

     中国からの帰化、阿部力さん

    名だたる作品に出演しているテイ龍進さんら

    北京語を操れる役者さんが終結、
 
      北京語セリフに深味が加味されて、いい具合でした!


 

  ただ、各シーンの画づくりは漫画そのものの演出なので、

    のだめと同程度の出来栄えだと思われたほうがいいでしょうね。

  
  
  過度の期待は禁物です!



ヌンチャクを扱う殺し屋“背骨”






妻夫木くん演じる、砧という男が憧れる俳優に、

     故・松田優作さんが登場するのですが(殺人遊戯のワンシーンで)

  本作も70~80年代のハードボイルド作品をオマージュしたようなつくりで、

  かなり、松田優作さんが好きな方が作った作品であると感じます。

   そのためか、松田翔太くんもチョイ役で出演してました。





スマグラーたち



その他の出演者もかなり豪華でした。

  もう、見ない作品無いんぢゃなかろうかの満島ひかりさんがまた出てた…(-.-;)あせる



そして、

超ドSの変態ヤクザ

   “田沼組の狂犬・河島精二役、高嶋政宏さんのキレっぷりには、正直涙しました。
                                ・゜・(ノД`)・゜・。

 紙おむつ姿で闊歩する高嶋さんはプロフェッショナル以外の何者でもなかったです!
                            _|\○_ ヒャッ ε= \_○ノ ホーウ!!!


  



 スマグラーの先輩バイト、“ジジィ”役に、

      元若人あきら「我修院さん」が出てましたね。

   千と千尋や、ハウルにも声の出演する、かなりの活躍してますね~~~

  本作も、思い切って役名を、郷ひろみとかにしちゃえばよかったのに!
                         (__)ノ彡☆バンバン!







あと、永瀬さんはイイ役者になりましたよね~~~


   悪いヤツの役のほうがあってるな!













どうやら、

  これは砧自身の再生の物語でしょうね。(●´艸`)


   可能性を自分で決めてはイケないんだよって物語ですかね?


  ラスト38分の衝撃のラストって書かれてますけど、

    この辺はあまり期待しないほうがいいかもですよ!'`,、('∀`) '`,、



  ありがちに終わってます、

    カッコいいラストシーンはそこにはありませんでした!








  マンガ読む感覚でご覧になるといいかもです!