ほし...雲...そして猫...

下北沢トリウッドさんで
新海誠監督 全作品上映ってのやってまして
渋谷で打ち合わせが早く済みまして、その足で行ってきちゃいました!
ただ、お目当てのは上映時間が早かったので、入れなかったのですが…
「彼女と彼女の猫」
ざっとあらすじ!
とある都会の片隅で一人暮らしをする彼女と、偶然彼女に拾われた一匹の猫。
猫は成長し、子供のメス猫と仲良くなる。
メス猫は「結婚して!」って言う。
ダメだよ!僕には愛する大人の女性がいるんだから!
そう!彼女のことだ。

彼女はいつも背筋を伸ばし、颯爽と仕事に出かけていくカッコいい大人の女性!
そんなある日、彼女の電話に彼からの留守番メッセージが入る。

5分程度の短編でしたが、
言いたいことが凝縮していて、
生きる辛さ・寂しさなどが前面に出ていますが
ラストは、なんだか希望が持てる流れでした。
これが最も気になっていたのですが、
やはり、一番よかった!
この短時間に物語をつくれる人って尊敬です!



ほしのこえ
あらすじ!
“世界って、携帯電話の電波が届く範囲を言うのだと思ってた…”
2039年、人類の調査隊は火星のタルシス台地で異文明の遺跡を発見したが、突然異星生命体の襲撃を受け全滅させられてしまう。
その異生命体は「タルシアン」と呼ばれ、再度の襲撃に備え、国連宇宙軍が組織される。

2046年、中学生の長峰美加子は、国連宇宙軍のロボット「トレーサー」のオペレーター選抜メンバーに志願、
翌年に、タルシアンの追跡調査のためエララ、ヒマリア、レダ、リシテアの4隻の新型艦と、1000人以上で編成されたリシテア艦隊の一員として、同艦隊旗艦“リシテア”に乗艦、地球を発つ。
地球には、淡い恋心を抱く寺尾昇を残して……。

調査艦隊がタルシアンの痕跡を追って地球から離れてゆくにつれ、ミカコとノボルの距離もまた、同じように離れていくが、二人の心は決して離れたりしなかった。
やがて携帯電話メールの送着信の時間が、距離に比例し長くなっていく。

敵を追い
ついにミカコは、地球から8.7光年の距離に位置するシリウス星系第4惑星・アガルタにと降り立つ。
そしてミカコは、ここでも地球にいるノボルにメールを送信する。
携帯電話の画面には、メールの到着時間が表示された…8年と…
虚しさを抱え、物思いに耽っていると、突如タルシアンが出現。
否応なしに戦闘へと導かれるミカコだったが…

新海監督が、脚本・作画・演出・編集などをたった一人でほとんどを行なった話題の
「ほしのこえ」ですが、
私、あまりこの萌キャラに反応しませんでした…
というか、
このコテコテの絵柄が好きではありません。
物語は、何光年と離れても、携帯メールでつながる時間軸みたいのが
それこそよく描けてて、話題になるのもわかりますね!
メールを送信しても、8年以上かかって相手に届くというアイディアに乗せた物語は
とても面白かった。
メカに搭乗するパイロットが、女子中学生である必要ゎないですけどね!
そのあたり、その筋の皆さんに媚びてる感じで鬱陶しかったですけどね。
しかしながら、わずか25分の短編だとなれば、こんなイイ出来はないでしょうね!
DVDとかで確認していただけたらいいと思います。

「雲のむこう、約束の場所」
あらすじ!
ある別の世界での話…
1996年、北海道は「ユニオン」に占領され、「蝦夷」とという独立国家となっていた。
ユニオンは蝦夷に天を突く、「ユニオンの塔」と呼ばれる、象徴的な塔を建設、その存在はアメリカとユニオンの間に軍事的緊張をもたらしていた。

青森に住む中学3年生の藤沢浩紀と白川拓也は、津軽海峡の向こうにそびえ立つ塔にあこがれ、「ヴェラシーラ」と名づけた真っ白な飛行機を、バイトなどしながら自力で組立て、いつかそれに乗って塔まで飛ぶことを夢見ていた。

2人は、かねてから好きだった同級生の沢渡佐由理に、二人だけの秘密であるはずのヴェラシーラを見せてしまう。
そして、興味を持った佐由理を、いつか塔まで連れて行くことを約束する。

ところがある日、
佐由理は何の連絡も無いまま2人の前から姿を消してしまう。
すっかり目標を見失った二人。
やがて浩紀は東京の高校へ、拓也は地元の高校へ進学し、彼女が消えた喪失感を埋め合わせるように日々を送る生活が続いた。

1999年、
ユニオンとアメリカの緊張はさらに高まり開戦が現実視される中、
ついに佐由理の行方が明らかになる。
彼女は中学3年の夏から3年間もの間、原因不明の病で眠りつづけており、東京の病院へ入院していたのだった。
さらに
ユニオンの塔と佐由理との間には、意外な関係があることを知った浩紀と拓也は、彼女を連れてヴェラシーラを塔まで飛ばす決意をする。
宣戦布告後の戦闘の最中、ヴェラシーラは津軽海峡を越えて塔へと飛ぶ。
3年前のあの日に交わした約束が、
今、こういった形で実現するのだった…。

かなり面白いアイディアですよね?
特に世界観は秀逸!
やや、
塔と佐由理の関係とかは、わかりづらく
また、
三人の恋愛模様もぼやけているように感じましたが、
それはそれで、中学生ってこんな感じでしょ?ともとれますので、
やはり、新海監督、
噂通りのやり手で間違いないと思います。
ただ、絵柄はイマイチ、こう掻き立てられるものを感じないというか、
私はさべあのまさんとかの初期の絵柄とか好きでして、
まさに、アニメで育った人の描く、アニメキャラがあまり好みでないのですね。
だからといって、この作品のイメージに合っているワケですから、
単なる私のたわごとなんですけどね…(-.-;)
ファンの皆さん、
本当にすいません

ただ、
メカニックデザインはスゲ~~って思いました。
近未来と簡単に言ってしまえばそうなんでしょうが、
発想力が並ぢゃないですね!
カッコよすぎ!
ヴェラシーラのプラモほっすぅい~~~~~(∀`从)♡♡♡

出来れば、新作を観たかったのですが、
ここにきてようやく新海監督に触れられよかったです。
トークショーとか参加したいすね~~~
機会があったら、ぜひご覧を!