ガンバらないぞ!

細川貂々原作
佐々部清監督作
「ツレがうつになりまして。」観てきました!
(●´艸`)
あらすじ!
髙﨑家は、漫画家のハルさんこと晴子と、その夫“ツレ”こと幹男、そして髙﨑イグという名のグリーンイグアナの三人家族。
コンピューターサポートセンターで、ユーザーからの電話応対をするツレは、
曜日により、決められたチーズを、自らつくるお弁当に入れるのが楽しみで、ネクタイの柄も曜日により決まっている。
今日、月曜はエメンタールチーズと青いネクタイの日だ。

そんな週明けのある朝、
いつものように出かけたはずのツレが、ゴミ捨て場でゴミを見つめながら立ちすくんでいた。
「ここにあるモノって、必要ないものなんだよね…?」
翌日、
ツレが突然、弁当を作れないといいだす。
あれだけポジティブだったのに…死にたいといいだす
病院での診断結果は、うつ病ということだった。
5年間の結婚生活の中、
ツレの変化に気付かなかったハルはショックを隠せなかった。
ごめんね!ツレ!
そしてもし、
会社に原因があるならと、ハルはツレに会社を辞めることをすすめる。
一変する生活の中、
このことを機に、
以前は連載の打ち切りにも、仕方ないと諦めていたハルだったが、
いままで本気に取り組まなかったマンガと真剣に向き合い
編集部に出向き、仕事をください!とお願いする。

とてもよく出来たドラマでした。
そしてある出来事を思い出しました。
私は2006年の春先に、
友人を亡くしました。
彼が“うつ”だったのです。
彼が死を選ぶ2か月前に、偶然、駅であって少しの時間立ち話しました。
その段階で、少し変だったのに気付いたのですが、残念ながら、助けてあげられなかった…
腕の立つ美容師で、独立して、店も順調だったのですが…
そして2か月後、
彼は建てたばかりの新居で首を吊りました。
最初の発見者は、10歳になる娘でした。
娘に、一生消えない心の傷を残し、彼は去りました。
こんなバカ野郎見たことないです。
さて
本作も、うつを題材に、うまく物語を展開し、上手に撮っていました。
堺さんが、役に見事にハマっていました。
彼の役割って、きっとこういった位置づけなんだろうと思いましたょ!
日輪の遺産のほうが間違ってたんだな'`,、('∀`) '`,、

あまり病気を重くとらえず、
笑いもまじえたコミカルで雰囲気の明るいいい仕上がりですので、
重く感じることもなく、構える必要なく鑑賞できると思います!
本作は、ラブストーリーということでいいんでしょうね!
私の場合、
ちょっと思い出しちゃいましたけどね(ll'∀')

出演者もあまり多くなく、スッキリされてて理解しやすかった。
クレーマーの男性が、当初、声の出演しかしないのですが、
あまりに特徴ある声だったので、
梅沢富美男さんだとすぐわかってしまいました。
そして、やはりという感じで、ラストシーンに登場されてましたね(●´艸`)
そして、髙﨑家第三の刺客
グリーンイグアナの「イグ」くん!
彼がもっともいい芝居してましたね!
いい表情と、飄々とした演技は抜群の存在感でした!
ァ '`,、'`,、('∀`) '`,、'`,、
イグくん目線でのカメラワークは、
いい臨場感でした。
ツレのピンチを救ったのもイグくんですので、
彼は、陰の主役ですね~~~~(∀`从)♡♡♡
