弁当の梅干しをどかすと、ご飯が赤く染まっている部分好きです(●´艸`)

「ブタがいた教室」の前田哲監督・脚本
極道めし観ました!+.(*ゝд・)b゚+.゚
あらすじ!
とある刑務所の204房に傷害で入ってきた新人囚人・栗原健太。
そこには、牢名主の八戸
的屋の南
ホストの相田
元力士・元プロレスラーのチャンコこと島本の4人が待ち受けていた。
総勢5名となった204房、
そして、この204房には、看守も知らない年末の恒例行事があった!
それは、
年に一度の、正月のおせち料理争奪バトル
「今まで生きてきて、一番旨かった食い物の話をする」大会であった!
(__)ノ彡☆バンバン!
ルールはいたってシンプル。
語り手の話に他の者たちが、ゴクリ!と喉を鳴らしたら1点。
経験と想像力にうったえかける勝負だ!

そしていよいよバトル当日、
八戸は新入りの健太にも参加を促すものの、
「飯にいい思い出なんかねぇ~よ」と相手にしなかった。
他の4人と揉めながらも、
徐々に刑務所生活に慣れてくる健太。

ある日、
チャンコとのもめごとをきっかけに、
独房に入れられた5人
204房に戻った皆から、
責任をとって、おせち料理争奪バトルに参加するように言われる健太。
この一件で、
そんな健太にも、思い出の食べ物があることが発覚する・・・

私、
食べ物が出る作品が大好物でして、
過去、観た作品の中でも
これはTOPかもと思えるのが、
「未知との遭遇」のリチャード・ドレイファスが
それで山を作ってしまったマッシュポテト!(●´艸`)
ポテトサラダよりも遥かに滑らかな感じが大事!
フォーク使って山作れるくらい(T▽T)ノ_彡☆
さらには、
ターミネーター2で、リンダ・ハミルトンが
車のシートでモサモサ食ってたハンバーガー
腹を満たすだけの食事感がいいんですよね~~
ジューシーさのかけらもないハンバーガー'`,、('∀`) '`,、
こういったものに、非常に惹かれちゃうわけなんですが!
もう、
本作など、食べ物テーマの作品といってもいいでしょう!
なので、
かなり笑いましたし、好物でしたょ!(●´艸`)
テイスト的には、伊丹監督の「タンポポ」を思い出しましたね!
すげ~~くだらねぇ~んだけど、
すごく共感できましたょ!
思い出の食べ物になぞられて、
思い出の人が見え隠れする演出は秀逸でしたよ!
よい出来だと思いましたし、
観てよかった~~って思いました。

204房の面々を
一人一人、飯絡みで掘り下げ、過去を紹介していく形で飽きませんょ!
主軸となるのは、主人公の新入りこと、健太のエピソードで、
自分を捨て出て行った母親と、
施設で一緒に育った幼馴染の水島しおりとの再会と同棲
そして、ちんぴら健太のロクでもない行動による別れ…
それらがとてもよく整理されていて、負担なく理解できる、
いい意味での単純さは好感がもてました!

房の、一癖も二癖もあるメンバーに
麿赤児さん
勝村政信さん
コンドルズ・ぎたろーさん
などの個性派勢揃いで、さらに彩りを与えていましたね~~

何もない監視下での生活の中でも、
何か楽しみを見つけ、生きている実感を味わう様...
ショーシャンクでもそんなエピソードあったけど、
布団にもぐりこむと、後悔で枕を濡らす面々…
しおりからの手紙を怖くて読めない健太。
しおりへの酷い仕打ちを知ったチャンコは、
しおりが健太を待っているわけないと断言
さらに、しおりからの手紙を奪い、食べてしまう。
またまた大ゲンカが起こる204房。
健太は拘束され独房入りに。
独房で、手を使えず、
食器に顔を突っ込んで飯を食う健太。
大きな後悔が健太を襲う
食器に顔をうずめたまま、泣き崩れる…
これを機に、
健太は204房の真の仲間となるのだった。
しおりからの近況を知らせる手紙を食べられてしまい、
出所後も、しおりの居所がわからない健太。
はたして、待っていてくれるのだろうか?
是非、
泣いて、笑って、お腹を鳴らしに行ってください。
とてもいい作品でしたょ!
