クアラルンプールという音の響きが好きです(人´∀`)

黒崎博監督:「セカンドバージン」観てまいりました!
あらすじ!
金融庁のキャリアを捨て、ネット証券会社「モンディアーレ証券」を立ち上げた若き勝ち組“鈴木行”。
その行と、とあるパーティーで知人から紹介を受けた中村るいは、彼に興味を示し、
彼の半生を書いた著書を発売したいと持ちかける。


その申し出を一回は断った行だが、
いくらも経たないうちに、彼の本は出版され、あれよあれよと時代の寵児となった。
そのことがきっかけで密かに付き合いだした二人だったが、
るいは、行より17歳年上で、行は万里江という妻もいた。

やがて二人の関係に気付いた万里江は、金のため、中国ファンドと付き合いをしていた行の会社を、
金融商品取引法違反で告発する。
逮捕され、何もかも失った行。
るいの前からも姿をけしたのだが、5年後、出張先のマレーシアで、偶然、行を見かける。
何者かに連行される途中の行に、思わず声をかけてしまうるい。
その声に気付いた行は、突如、逃走をはじめたのだが、
追っ手による凶弾に倒れてしまう…

本作、
まったく何の予備知識もなく、思いつきで行ってしまいましたが、
どうやら、NHK製作のテレビドラマだったのですね?
まぁ、NHKらしく、
日本とマレーシアをまたにかけて、話は進みますが、
あまり大きな規模を感じないドラマでしたょil|li(;-_-;)il|li
実際、
熟女・鈴木京香の濡れ場云々との前評判も、
決して体当たり演技でもなく、
どちらかというと、おとなしめでコンパクト(__)ノ彡☆バンバン!
あくまで、背中しか見せないその女優魂に'`,、('∀`) '`,、
あからさまに
手足が縮こまった演技で、
それこそ、うまくすれば、流行語大賞モンなインパクトである
タイトルの「セカンドバージン」というセンセーショナルな単語も
これらの演出により、スッカリ掻き消えてしまってました。
そもそも、
セカンドバージンとゎ??
鈴木京香さんのセリフからすると、
女が処女を失うのは当たりまえでも、
それ以降、
長く行為がなくなり、セカンドバージンに陥ると、
それを失うのは、相当に覚悟がいることで、怖いことなんだそうです。
ましてや本作の相手は17歳年下で不倫。
躊躇もしますね(-.-;)
その割に、直後にあっさり結ばれちゃいますが…(ll'∀')ナンダカナァ~~…

まぁ、
唯一褒められたのゎ、
深田恭子さんの、
苦労知らずの鎌倉の財閥の、おバカなお嬢様の芝居。
淡々としたセリフまわしがバカっぽくて、
苦労知りませんょ!丸出しの演技はなかなかよかったと思います。
展開は、
現在から、少しづつ過去へと遡っていく流れで、
最初は三日前から始まって、
5年前の出会いに移行…
そんな感じで進んでいきます。
そこらへんは、さして無理な様子もなく、
監督、上手いな~とか思いましたが、
いかんせん、
魅力ある展開は最後までうかがえず、
なんかしら、予備知識を入れておかなければダメだったのだろうか…?
などと、不安になったりして(●´艸`)
せめて、マレーシアのニオイとか、空気感がもうすこし感じられたらよかったのに、
これ、舞台は国内でもいいような気がします。
いきなりファーストシーンがマレーシアでの、るいが行のために水を汲むシーン
で、
後のシーンで、その水を管理してるっぽい爺さんが、
「この水を飲めば、きっとよくなるよ」的発言をるいにするのですが、
そのシーン
そして、水エピソードをもう少し引っ張ったほうがよかったでしょうね(-.-;)
ホラ!
少しでも、マレーシアらしさを強調する意味でもさぁ~…

そんな状態ですので
オチも予定調和、
素敵にラストをむかえたとも思えず、
ちょいガッカリしてきました。
もっといい本書けるんぢゃないだろうかなぁ~~??
このお題だったらさ…