龍と天女 | 真夜中のキャプチュード

龍と天女









ショートフィルムを観てきました!(≧∇≦)/


私は小説なら短編好き

   アンソロジーなんて大好物!


 映画もそうで、

   この短い作品の奥深さにメロメロです(__)ノ彡☆バンバン!














まず1本目!



「Smile Bus」日韓合同





湘南地区を走る江ノ電観光バス。

韓国から来たユナは、江ノ電バスで韓国人観光客を相手にバスガイドを務めている。

ある朝、

いつものように観光客を乗せ、出発を待つバスで、乗客点呼を始めたユナだったが、

名簿に、ある名前を見つけ動揺する…

恐る恐るその名前を呼んでみると、手を挙げ返事をしたのは、

韓国に残してきた元恋人だった。

元カレのサンホは、ユナとよりを戻したくて日本まで追ってきたのだ。




スマイルバス





舞台は鎌倉~江の島

見慣れた風景をバックに繰り広げられる珠玉のラブストーリー!

キャストはユナにリュ・ヒョンギョン

バスの運転手に田中要次さん

サンホはパク・コニョン


スマイルバス2





ヒョンギョンはとても魅力的で愛らしい女優さんです!

たどたどしい日本語セリフもキュート!(∀`从)♡♡♡

  いっぺんに好きになってしまいました!'`,、('∀`) '`,、


134号線を走るバスの車中でユナが解説する鎌倉の説明は笑いました。

「ここがスラムダンクの舞台です!アニメ第1話の最初のシーンがあの踏切です!」とかって!
                                   '`,、('∀`) '`

   かなり韓国に親しみわくつくりが素敵です!



鎌倉や江の島の土地土地にまつわる言い伝えと共に進む二人の恋愛の行方を、

じつに端的にわかりやすく描いています。

傑作です!

これは是非!観てほしい!

ちなみに確認しましたが、DVD予定は現在のところありません!

劇場へと足を運ぶしかない様子…




















2本目

「駅のホームで」アメリカ






駅で列車を待つ女性…

片手には新聞

もう片方にはコーヒーを持ち、

何か思い耽っている…

到着する列車に乗り込むこともない

心ここに非ずな彼女…

そんな時、ある通りがかりの女性が声をかけてきた





駅のホームで








印象としては、カット数の少なさ!

とにかく二人の女性だけを追っているため、

上半身のカットばかりで進んでいく

しかし、

この二人のセリフだけで進んでいく物語は、意外に深い。

よくぞ、セリフのみでここまで引き込めるものだと感心しましたよ!

この女性、

次の電車が滑り込んできたら、はたして飛び込むことが出来るのか考えていたのですが

話しかけてきた方の女性のセリフたちが秀逸!

ラストシーン

ホームに電車が入ってくる…

この女性が「大丈夫!私につかまってて」と言って

腕を組む

なんと、力強い腕なんだろう

女性も安堵の表情を見せ、物語は終わる

  秀作です!

観てください!(≧∇≦)/


















3本目


「Miyuki's Wind Bell」日本






美雪の風鈴






美雪は、両親が旅行に行くため、年の離れた腹違いの弟二人と、
                  東京から祖母の住む田舎を訪れる。

弟たちは無邪気に田舎を楽しむものの、

美雪は、携帯も使えない不便さに不満を持ち、祖母にも弟たちにも冷たくあたる。

そんなある日、美雪は村の青年、元気に誘われ、「秘密の場所」へと連れられる。

そこで美雪が目にしたのは、第二次世界大戦中に米軍によって落とされた不発弾であった。

美雪は、キスすることを条件に、元気に爆弾の信管を固定しているピンを抜くよう命じる。

特になにも起こらなかったので元気はピンを戻すも、

コッソリ後をつけてきていた弟たちが、美雪たちがその場を離れたあと、

その爆弾にまたがって遊びだしてしまい、

ついには、面白がってピンを抜いてしまう。

はたして、弟たちは…!










年を重ねるごとに風化する戦争の記憶。

ここにも、過去の現実が存在することを、若い役者と子役だけで見事表現していました。

主人公・美雪に真野恵里菜さん

かわいらしい現代っ子を見事に演じていました。

おばあちゃんの家の縁側に吊るされている風鈴が

爆弾のピンで作られているアイディアはさすがでした!(≧∇≦)/


わずか20分足らずの時間で、

しっかり一人の女性が、戦争を感じ、成長していました!


    傑作だと思います!











 今回は、見事な秀作揃いで大満足でした。


          機会があれば是非、足を運んでください!

    絶対に損はしないことを保障します!