ダンディに生きたいよね
“川の底からこんにちは”の石井裕也監督最新作
「あぜ道のダンディ」観てきました。
あらすじ!
北関東の地方都市、
運送業に従事する宮田淳一は、中学しか出ていない。
一浪中の長男・俊也と高校3年生の長女・桃子は二人揃って大学進学を控えている。
妻・美穂は39歳で他界し、現在は父ひとり子ふたりの生活。
子どもたちは宮田とはほとんど口をきかない。宮田は何とかコミュニケーションを取ろうとするが、会話はかみ合わない。
唯一の楽しみは中学時代からの親友・真田と居酒屋で飲むこと。
真田は、7年、父親の介護をしてきたが、父の他界によりぽっかりと心に穴が空いてしまった。
父親の保険金が入り、今では仕事もせずにブラブラしている毎日だ。
真田は宮田を心配するが、
宮田はその優しさを素直に受けようとしない
そんな腐れ縁だ。
宮田は職場でも無愛想だ。
同僚とも話もしない。
いつも不機嫌な態度をとってしまう。
そんなある日、宮田は胃に不調を覚える。亡き妻がそうであったように、自分も胃ガンなのではと悩みだす。
しかし、そんな弱い自分を決して子供たちには見せない!
ダンディに生きていきたいのだ。
それでも真田には弱いところを見せてしまう…
心配する真田の言葉を、素直には受け入れないのだが…
そんな中、俊也と桃子が東京の私立大学に合格した。
それぞれ上京し、一人暮らしを始める予定だ。
なかなか子供との距離を縮めることが出来ない宮田は、
真田を誘い、桃子とプリクラを撮ろうと画策するも、
真田が桃子の親友・優子に援助交際の誘いを受けてしまう有様だ。
また、
俊也と携帯型ゲームで対戦しようと
カッコつけてロクに店員に確認もせずゲーム機を買うも、
俊也のモノとは別の機種であったり…
…どうしてもうまくいかないのだ。
見かねた真田は俊也を遊園地に誘い、ふたりきりで話をする。
「君のお父さんはダンディだよ。男ならわかってやってほしい」と伝える。
しかし、
真田に言われるまでもなく、子どもたちも父の気持ちを理解していた。
俊也には、「そんなことわかってますよ!ナメないでもらっていいですか!」とまで言われる。
子供たちもまた、同じように付き合い方に悩んでいたのだ…
やがて、
子供たちが東京へと旅立つ日が近づいてくる…
「川の底からこんにちは」がかなりハマったのと、
最近、大活躍の光石研さん主演ということで迷うことなく鑑賞!(●´艸`)
皆さんも、川の底から~~の木村水産社歌には心が打ち震えたのでゎ??'‘,、('∀‘) '‘,、
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さて本作ですが、
内容的には嫌いではないのですが、
やや進行がダル~~い感じでした。
90分程度に収められそうな流れで、無駄なシーンも多く、
繰り返し、同じようなシーンを垂れ流している感じすらありました。
あら?
ま~~だ終わらないの~~?って感じ!(●´艸`)
基本、
セリフでストーリーが進みますが、可もなく不可もなく
心に残るようなセリフはあまり見当たらずでした。
ここ最近の目覚ましい活躍に好感がもてる光石さんでしたが、
本作のキャラクターは、やたら偏屈で、
やたらと怒鳴る、
ちょっと気分の悪いキャラでした。(-.-;)
この役者さんって、
マザーウォーターでみせたような役柄がよいのでゎ??
このお父さん役は、他にもいたのではなかろうか?
イメージとしては、
泉谷さんとか?(●´艸`)
偏屈なんだけど、とても優しいイメージ!
ただ、あの方はすでに、おじいちゃん役ですかね~~?(●´艸`)
全体の
キャストはやたらに豪華でした(●´艸`)
特にチョイ役は
宮田の同僚に藤原竜也さん
俊也の友人に「東京公園」の染谷将太さん
写真屋店員に「クローズZEROⅡ」綾野剛さん
援助交際をしているサラリーマンに蛍雪次朗さん
医師には、川の底から~でもいい存在感の岩松了さん
妻・美穂には西田尚美さん
こういったこだわりには徹底的に力を注いでいる感じです。
内容的にも、細かな笑いがふんだんに盛り込まれていました。
思わず声出して笑ってしまうシーンも多かったですよ。(●´艸`)
この辺り、
まさに、川の底から~のイメージを壊さず、あらたな挑戦をしたように思えますよ。
しかしまぁ
総合的に判断しますと、泣けるほどでもなく、
笑いにとんだ全編ってわけでもなく、
正直、テレビサイズかもなぁ~~…
…でした(-.-;)

もし興味がおありな方いらしたら
まず、「川の底からこんにちは」で
石井監督の作品の雰囲気を予習されたら、
さらに楽しめそうですょ!;;:+*(●´∀`人´∀`●)*+:;