まるで安っぽいメロドラマだ・・・ | 真夜中のキャプチュード

まるで安っぽいメロドラマだ・・・






コクリコ坂から









宮崎駿氏のシナリオを宮崎吾朗監督がコンテにした

      「コクリコ坂から」観ました。








あらすじ!


1963

   ・・・横浜


翌年に東京オリンピックを控え

日本は、古きを捨て、

   新しきを取り入れはじめている


港をのぞむ丘の上に建つ“コクリコ荘”

その、祖母の下宿屋を一人切り盛りする少女“松崎海”は16歳。




横浜の海




下宿人の誰よりも早く起き、

   皆の朝食と、一緒に暮らす兄弟たちの弁当を作り、

そして、必ず

海に向かい、信号旗をあげるのが日課だ。



毎朝、海に向かい信号旗があがる




時は高度成長期・・・

新しいものがよしとされ

  古きものは淘汰される時代風潮の中


海の通う高校で、とある事件が勃発していた。

構内にある、文化部の部室として使われている

古い建物、

通称「カルチェラタン」が取り壊しの危機にあるという・・・

その跡地にクラブハウスを建てると理事長が言い出したのだ。



そんな中

ひょんな事件から、

海は、カルチェラタンに部室を置く新聞部の風間俊と、

生徒会長・水沼史郎たちと出会う。


海は、新聞部のガリを切る仕事を手伝うようになり、

淡く、ほのかに俊のことを想いはじめるのだった。



カルチェラタン取り壊し反対運動の中、

海は、カルチェラタンの良さを学校側に理解してもらうため

建物全体の大掃除を発案する。

文化部をはじめとした、全校生徒を巻き込む大掃除が開始されたそんな中

俊と海の二人に、

とんでもない大きな試練がのしかかってきた

現実を目の当たりにし、

はたして

二人の出した結論とは?


   海の・・・

   俊の・・・

   カルチェラタンの・・・


     そしてみんなの運命が決まる明日がやってきた!















えぇ~~・・・汗


ここ最近のジブリの低迷っぷりにおびえつつも

   懲りることなく見に行ってしまったわけですが、

 私的には、それほど悪くゎなかった印象を持ちました。


  近年のジブリで、

   もっとも驚いたのはやはりポニョ・・・(-.-;)


  子供向けを意識しすぎて、

   CGを極力封印した挙句の手描き感満載の画面が

   逆に安っぽさを演出した感ありでした。




本作

相変わらず、

  近年の同スタジオ作品の特徴である

    変な“中途半端さ”は全体的に醸されてるのですが、

  わかりやすく、

    起承転結がハッキリした単純さは、

   ポニョとか、アリエッティーなんかよりゃ~、なんぼもマシって印象でしたよ!


 少し、「耳をすませば」を彷彿とさせる雰囲気もあってか、

      私ゎ受け入れやすかったと思います。




  主人公・海ちゃんもカワイイキャラでしたし!





俊が自分に向かって落ちてくるイメージ



      ↑↑
      このシーンなんか、結構深いとか思うのですよ、

      海が旗を見上げていると、俊が海に向かって落ちてくる錯覚をおこすんですが、

       つまり、このシーンが言いたいのは

         俊が落ちたのではなく

          海が、俊に恋に落ちた瞬間って意味なんですよね。(●´艸`)



   

  こんな感じの演出って好みですね~~

       ゴローもなかなかやるぢゃないか!(≧∇≦)/

  
         って、そんなこと思っちゃいましたよ。     




  ただ残念なのは、


   時代考証でしょうかね~~~?

  当時の横浜の風景が描かれていましたが

  単純に

  あ~~

   こんな港町素敵(●´艸`)って思う程度でね


  まったく知らない頃の横浜に、

  一切、ノスタルジックを感じたりなんかしませんでしたよ。

       生まれてね~~もん(__)ノ彡☆バンバン!



  三丁目の夕日もそうですが、

      一部の方にしか理解できないこの感覚ってのが

                     ひじょうに残念な感じです。


  終盤に

  チラリと

   ホテルニューグランドや、マリンタワー

     氷川丸
などが映り、

   あ~~

   どうやら昔の山下公園なんですね~~~・・・・って思うくらいで


   懐かしさっていうか、

       そこんトコにはまったく触手が動かなかったのですよ・・・




   そして、ラストも、

   これって、上手くまとめたつもりなのかな~~?って

    やや、疑問もおこるほどにサクッ!って終わっちゃいました。



 安っぽく、

  愛する相手がじつゎ兄弟だったと言っておいて


  ラスト、


  やっぱり、兄弟なんかぢゃなかったね~~よかったよかったしあわせ~~~

                          みたいな…



       ハッキリ言って、なんぢゃいな?コリャ~~??でしたね。







  ただね

  私はこういった感じの流れとか、

   ラストって好きでして

 これって

  私の好物である

 アンソロジーな短編小説な味わいなんですな!


  まさに短編小説を読んでいるようで、


  みなさんに理解してもらうには


  中の下くらいのレベルの


       短編少女漫画って思っていただければ・・・(●´艸`)

       うん!いいかな~~って思います。'`,、('∀`) '`,、






   声の出演は問題なかったかなと思います。


  主人公

   松崎海に長澤まさみさん

      やや、たどたどしいですけど、

       主人公の生真面目さがよく表現されてたかな~~?ってね。






松崎海、原作だと小松崎







  風間俊役には、V6岡田准一さん

     彼は器用な役者さんになりましたよね!

    たぶん、父親役と二役だったのでゎ??




風間俊・・・出生にかなり謎多し!






  脇を固めるのは、風吹ジュンさん

              千と千尋でゎ名演でしたよね!内藤剛志さん

     
    で、ちょっと問題ありだったのは大森南朋さん

          とてもいい役者さんなんですけどね~~

            本作に関しては、残念です。

  
    そして、かなり芝居がかってた香川照之さん

       写真館の主人の声もちょい役でこなしてたのでゎ??



  

  今って、

   アニメ映画でも

   ほとんど本職の声優さんって出演しないんですね~~


     それでもさすがに役者さんですね!

      みなさん、特徴あって、よい出来栄えでした!




   今回も、

   きっとジブリ作品ってだけでソコソコ観客動員あるでしょうが、

    私的には、

      割引なら観て!

           って位置づけにしておきますね'`,、('∀`) '`,、