海人(うみんちゅ)鳥人(とりんちゅ)
「ブラックスワン」観てまいりました。
ナタリー・ポートマン
最近、オードリー・ヘプバーンに似てきたなと思いはじめ、
確認の意味でも、何としても鑑賞せねば!な感じでした(●´艸`)
彼女の役者魂ゎ凄いものがありますね!
物語は、
元バレリーナの母の叶わなかった夢を背負い、
母の寵愛の元、バレーに打ち込んできた、マジメなダンサーのニナ。

演出家のトマスが新たに創りなおした「白鳥の湖」の主役を決めるオーディションでは、見事に白鳥を踊るものの、
トマスには「白鳥だけなら君を選ぶ、しかしこの作品は黒鳥も踊れないと…」と言われてしまう。
マジメなニナには、男を魅了する色気が決定的に足りなかった。
それこそが、黒鳥を演じる上で、必要不可欠な要素でもあったのだ!
やがて、
ニナが慕う看板ダンサーのベスが退団させられ、代わりに入団してきたリリーの、自分にはないセックスアピールに、ニナは大きく悩まされてしまう。

ところが、
オーディション結果は、主役の白鳥にニナが選ばれる。
喜びにむせび泣くニナではあるが、黒鳥への課題は山積み
そして
ニナを縛り、ニナに自らの夢を預け、過保護に接する母や、
大きな役をもらったプレッシャーに、ニナは自らを傷つける自傷行為にはしる…
つまりこの作品は、プレッシャーに弱く、自傷行為を繰り返すバレリーナの苦悩を描いているわけですが、
その描き方はもう、ホラーでしたil|li(;-_-;)il|li
アチコチで、
ミッキー・ロークをナタリー・ポートマンに置き換えた「レスラー」でゎ?
とか言われてますけど、
オーメンとか、キャリーとか
そんなところと似ている気もします(__)ノ彡☆バンバン!
CMなどで放送されているニナの鳥人化の映像は、
バラしてしまうと全て彼女の妄想の世界なんですが、
その妄想のシーンがとにかく、作品中の8割くらいを占めていて、
そのシーンのどれもが、とにかく怖いし気持ち悪いし、
グロテスクな表現満載なのです。
まぁ、私個人的には好きですけどね(●´ω`●)ゞこの手の表現も。
いきなり、しょっぱなから、部屋の人物画の目が動いてみたり、(見落としそう...)
爪の甘皮のささくれを引っ張ると、
指の第二関節くらいまで、ベロンって皮がむけちゃったり
爪が割れたり…
痛いし、キモチわりぃ~~し
寒気がするゎ!(╬◣д◢)
ストレスから、自分で爪を立て掻き毟った背中の傷から、
黒い羽毛が出ているのを、自分で取り出すシーン…
そうかと思うと、黒鳥になりきるために、
感じろと、誘惑しろと、
果てには、自分でヤれ!ってトマスに言われ
目覚めにベッドでマスターベーションを始めるニナ。

この辺りのシーンは目が覚めますな(●´ω`●)ゞ
ナタリー・ポートマンの自慰行為なんて、
そうそう見れるもんぢゃありませんぜ?旦那!
+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚
しかし、
盛り上がってきて、派手に腰を動かし始めたその瞬間、
ふとニナが目線をベッド脇に移すと
そこには母親が椅子で眠っていてビックラこくっていう…
これも怖いよね(__)ノ彡☆バンバン!
鏡で自らの踊りを確認すると、
鏡の中のニナが違う動きをしたりね

やがて
黒鳥になりきれず、リリーに代役を立てられそうになるともう、
その妄想は極限に達し、
リリーとのセックスや、
トマスに抱かれるリリーの幻覚を見たり、
ベスに憧れていたニナは
好き過ぎて、ベスの楽屋から、彼女の私物をいくつか拝借しちゃってたんですが、
退団させられ、やけになった挙句、
事故で大怪我をおって入院したベスを見舞った際、
盗んだものを返そうとしてベスに見つかり、
ヤケクソなベスは
その中の爪ヤスリをおもむろに拾い上げ、
自分の顔中をブッ刺すというホラーシーン

さらには、バスタブで自慰行為をするニナ
顔まで潜り、水中からふと見上げると、
バスタブを跨いで、顔中血みどろのベスが立ってたり、
ホラー映画か?!(-.-;)コノバカヤロー
もうね、
ドキッ!ってのが多すぎなんだってば!il|li(;-_-;)il|li

やがてクライマックスの公演シーンに突入すると、
もう、アップアップなニナは、何が何やらわからなくなって
妄想と現実の区別がつかなくなって、
リリーに役を奪われそうになり、
大喧嘩をはじめ、リリーに首を絞められるんですが、
ここでニナは鳥人化(__)ノ彡☆バンバン!
白鳥の首に変化して脱出!
コメディーか?!'`,、('∀`) '`,、
コノバカヤロー!

(↑↑ ニナは白鳥みたいな首になって敵の攻撃をかわす!)
挙句、
ニナはリリーを鏡に叩きつけ、割れた鏡の破片でリリーを刺殺してしまう。
UNKNOWNか!?コノバカヤロー(__)ノ彡☆バンバン!
すると、すべてを吹っ切った
ニナの膝関節は逆に折れ、
まるで鳥のような足に変化!
ァ '`,、'`,、('∀`) '`,、'`,、
第9地区か?!コノバカヤロー!
そして死体をシャワー室に隠し、
舞台に立ったニナはまるで黒鳥!
否!
鳥人!
つ~~かショッカー怪人!鳥女、現る!(_△_)ノ彡

( ↑↑ 黒鳥になりきるニナ!もうバケモンとしか言えない目してる。)
ついには踊りながら、翼まで生えてくる!
この辺もイメージなんですが、
サクッ!と元に戻り、ポーズを決めるニナの、背景に映る影は、まだ、翼のまま
こんな演出好きです(●´ω`●)ゞ
なんかこのままいくと、全て書いてしまいそうなので、この辺りでやめときますけど、
いろんな意味で衝撃シーン満載で面白いです。
ラスト、
白鳥の女王は自ら命を絶つシーン。
ニナは、悪魔役の男性ダンサーと王子役の男性ダンサーを交互に見つめ
そして客席に視線を移すと、そこには母の姿が!
ニナの踊りに感激し、瞬きもしない。
そんな母を確認し、
ラストシーン、命を落とす
ニナはリリーを殺したという妄想を抱いたのですが、
実は自らの腹に、鏡の破片を刺していた…
腹から大量の血が流れ出すニナ
極限まで自分を追いつめて乗り切った、白鳥の湖…
遠のく意識の中、
静かに、自分に言い聞かせるよう、
「完璧よ」とつぶやく
大量に出血し、意識が遠くなる
ニナの胸に去来するものは何か?
命を削り演じ、乗り越えた黒鳥か?
自分の踊りに納得し、感動している表情の母を客席に見つけ、
母を越えたという達成感か?
物語はそこで終わってしまいます…
そしてすべては、ナタリー・ポートマンの素晴らしい演技あってこそ!
これでまた、ファンが増えることでしょうね~~~(●´ω`●)ゞ
脇を固める
ヴァンサン・カッセル、
ミラ・クニス、
バーバラ・ハーシー、
ウィノナ・ライダー
どれも素晴らしい!+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚
こいつゎ本年度の傑作5本には入ると思いますよ!
是非、ナタリー・ポートマンの自慰行為・・・・
いや、(-.-;)素晴らしい演技をご覧に行ってくださいね。
これは劇場で観ないとダメ!
しかも、音響のイイとこ探してくださいね!
お馴染みの音楽を存分に楽しめますよ!