それぞれの場所 | 真夜中のキャプチュード

それぞれの場所









かの、

フランシス・コッポラ監督の娘さんである、ソフィア・コッポラ監督の最新作

「SOMEWHERE」観ました!

フランシス・コッポラ監督の娘ってことゎ、

     ニコラス・ケイジが従兄弟ってことだな…そんな家に生まれたかった…(-.-;)


  つぅ~~ことゎ、

   ロッキーの「エイドリアァァァァァン!!」が叔母さんだ!(タリア・シャイア)
                       ァ '`,、'`,、('∀`) '`,、'`,、 すげ~~







お話ゎ、



人気俳優、ジョニー・マルコは、ロサンゼルスでホテル暮らし

愛車のフェラーリで女性の尻を追いかけ、

部屋にはポールダンサーをデリバリー…

俳優らしく、自由に、派手に、ゴージャスな生活を満喫している。

傍で見ていると、セレブな毎日に見えるが、その実、

  中身のない、虚しい日々を送っていた。





フェラーリを駆るジョニー


















離婚した妻レイラとの間に11歳の娘・クレオがいて、月に数回面会している。

クレオと共に過ごす時間は充実していた。

クレオのフィギアスケートを観て手が折れんばかりの拍手を送り、

共にテレビゲームに興じる。

日頃の乱痴気騒ぎな日々を忘れられる貴重な時間だった。





愛娘・クレオ


















ある日、

クレオが荷物と共に、部屋にやってきた

レイラが、しばらく家を空けると言うので、キャンプ参加の日まで一緒に暮らすこととなる。


イタリアでの授賞式参加が控えていたのだが、クレオを連れて行くこととなる。




世界的有名俳優であるジョニー














イタリアでの滞在は、プール付の高級スウイート、

別世界のようだが、彼のいままでの自堕落な生活は容赦なくクレオをも巻き込んでしまう。

  娘が寝た隙に、部屋に女を連れ込み、翌朝の朝食は何故か三人で摂ってみたり…





娘との時間は美しかった





 そんな不自然な身の回りから、ジョニーはクレオと共に逃げ出す。

 どこにでもある親子の風景…

 しかし、それも終わりの時をむかえる…

  当たり前の生活に幸せを感じるジョニー…

     ジョニーはこれを機に、自分を取り戻せるのだろうか?









主人公、ジョニーにワールド・トレード・センターの「スティーヴン・ドーフ」



スティーヴン・ドーフ




娘・クレオにベンジャミン・バトン、今夏公開Super8にも出演の、「エル・ファニング」



$エル・ファニング





ポールダンサーの双子、誰だろう?(●´艸`)

    かわいかったなぁ~~~








さて、
         
物語は静かにすすみます。

  BGMも流れないシーンが実に心情を表わすのに効果的でした。

ただ、

 どうもワンカットが長いのが気になります、

  場面転換時に差し込むカットがやや長いのって、是枝監督もそういう演出するんですよね

 それが効果的な場合もあるとは思いますが、

  どちらかというと、しつこい!って思えることが多い。


特に本作では、しょっぱなからうっとうしい場面があり、

    この辺り整理して、

   この作品って、もう少し短い作品にならないだろうか?とも思えてしまいます。

 これが意図的な演出なんだろうか?

是枝監督は、全てのカットが、こちらのタイミングを外しているので演出なんでしょうが、

コッポラ監督、

   バラバラな感じ…?


 そこを評価する人がいるんだろうけど…



なんというか、

全体的に、一歩届いていないような印象も受けますが、


ジョニーが娘とのふれあいで自分を取り戻すシーンはよかった!



 別れの時、

  クレオは泣きながら言う

  「ママはいつ帰るのだろう…パパは忙しいし…」

  愕然とし、

   娘を抱き寄せるしかないジョニー…

  そして、ふり絞るように
  
    「傍にいれなくてごめん」とだけ伝える


  一人、ホテルに戻るジョニー。

  孤独な部屋…

  たまらずクレオに電話し、泣きながら「こっちに来れないか?」と伝える…



  この辺、

   なかなかでした(●´ω`●)ゞ

   ただ、私的には泣くには到底至りませんが…







 そしてラスト、

  ジョニーはホテルをチェックアウトする

    セレブなホテル住まいを捨て、

  フェラーリも乗り捨てるジョニー…


  ようやく彼が、彼自身の足で歩ける場所にたどり着いたのだった。

  


 突然、お終いになっちゃいましたが、

   それはそれでいい終わり方だったと思えます。


  そろそろ公開も終了でしょうが、

  この先に偶然どこかで本作に出会ったら、

  どうか、手に取っていただきたい一本でした!( ̄▽ ̄)ノシ