宿なんて、呼べるような場所じゃねぇ、そんな所だから“宿”を逆さに読んで“ドヤ街”ってんだ
「あしたのジョー」行ってきました!
知人から、事前情報として聞いてたんですが、
なんでも監督の曽利文彦氏は、
まず、ボクシングを知らない。
そして、あしたのジョーを知らない
作品中でも、山下くんばかり抜いて、肝心の伊勢谷くんが超イイ芝居してるのに、ほとんど映ってない…と…(-.-;)
この作品において、力石がいかに重要なキャラかをわかってない!
だって…(-.-;)
かすかな不安を抱きつつ劇場へ。
案の定、ガラガラな劇場…
片手で数えられてしまう客…il|li(;-_-;)il|liナゼ?
で、
内容は今更なんで割愛しますが、
シッカリ“あしたのジョー”してました+.(*ゝд・)b゚+.゚
細かい部分も映画用に上手い事脚色してあり、
なんら問題ないように思えました。
山下ジョーも、かなり違和感あるのだろうかと思えましたが
元々矢吹ジョーってなかなかのイケメンくんなので
これはこれでアリなような…?(-.-;)
そして兎にも角にも、
伊勢谷くんの力石徹!
_|\○_ ヒャッ ε= \_○ノ ホーウ!!!
似すぎでしょ(-.-;)気持ちわり~~ょ!
フェザーからバンタムへと階級落とすエピソード
激痩せな体はCG処理でしょうね。
しかし、作り上げたボクサー体型は本物!
信じられないような体を作っちゃってました!
あ
山下くんも。
丹下段平は香川照之さん。
顔は特殊メイクでいぢられちゃってるので、誰でもこんなのになるんでしょうが、
声はソックリ~~~ ァ '`,、'`,、('∀`) '`,、'`,、
藤岡重慶さん、そのものでした!モノマネか?(__)ノ彡☆バンバン!
まさか吹き替え?
あ!もう重慶さんいないか( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \
ただ、
特殊メイクは超ヘタっぴでした(__)ノ彡☆バンバン!
ヅラの処理、雑すぎ(●´艸`)
出っ歯仕様の入れ歯も、型取りしてるんでしょうが合っていなくて
セリフに大きな影響を与えてしまってました。
聞き取りづらいし、入れ歯外れそうな感じでした(-.-;)
製作費の使い方は、よく考えましょうね!監督!
そして事前の噂の検証!d(≧▽≦;)
ところどころ、オリジナル感を出しつつも、
肝心の名シーンは、あえていぢらずそのまま!
少年院の中での力石vs矢吹
クロスカウンターが決まるシーン
もうね…足の角度までキッチリ再現されてんの…
マンガみながら立ち位置決めたんぢゃね?
と、
そんな懐かし名シーンが盛りだくさん!
ジョー見たことない人は、かなり損するつくり( ̄▽ ̄)ノシ
もし、監督がジョーを知らないとしても
ほかのスタッフは見事にジョーをリスペクトしていることが確認できました!
まぁ、真実は闇の中ですが…
「あしたのジョー」って作品を
わずか2時間程度で収めようってのがどだい無理な話であって、
かなりの駆け足で話が進んでしまって、そこらへんがチョイ残念。
なので、恐ろしく早い展開です
そのバックにある細かいニュアンスは無視!
ここらへんが、監督、ジョー知らないな?って思える部分なのかな?
そして、ラスト。
ジョーが、「まいったぜ!」って言いながら握手を求め、(このセリフは実際に本作には出てこなかった)
力石が応じるも、ジョーの手をすり抜け、そのままバッタリと倒れる
歴史に残る名シーン!
ここだけ何故かアングルとか変えちゃってんの(-.-;)
ダメでしょ!そりゃ(-.-;)(-.-;)(-.-;)
こここそ、絶対にいぢってゎイケないとこだ!。。+゚(゚´Д`゚)゚+。
あとさ
続編あるなら、真っ白な灰になるシーンね+.(*ゝд・)b゚+.゚頼むよ!
舞台は昭和何年なんでしょうかね?
背景とかはCGでしょうね、よく時代背景が掴めなかったけど
なんか、三丁目の夕日っぽいから、その頃なのかな?
パンチが顔に当たって、顔面がゆがむシーンもCGなのかな?
スロー映像でしたが、
ジョーにはとても必要な効果でした。
細かく積み重ねて、可能な限り、「あしたのジョー」を再現している
丁寧な一本となってますよ。
ジョーという名作に挑戦したという、話題性だけで終わらなかった点、
もちろん、原作や、アニメすら超えてはいないですが、
これだけ大きな相手への挑戦は、十分に評価出来ることだと思いました。
あとはもう、観ていただいたほうがいいです。
追伸
開場を待ち、前の回の上映を観て、出てきた親子、
小学生くらいの息子が父親に、
「少し泣いちゃったよ」
と、すれ違いざま言ってました。
結論、どこでも泣けないのですが、
こんな子供にジョーが届いたことがうれしかった。