ちょうど、セントジョーンズワートに関する記事にコメをいただいていたので、今日はもう少し詳しい話をしたいと思います。

 

ちょっと怖いですよ?

 

 

セントジョーンズワートがうつ症状に効くといわれている理由は、セロトニンという脳の伝達物質の分泌が増えるからと言われていますが、臨床試験においては、効果がある、という結果もあれば、効果がない、という結果もあり、いまだ効果の確証がありません。

 

 

市販のセントジョーンズワートのサプリも、成分に統一性がなく、効果的に利用するための方法が、まだ見つかっていない状態、とも言えると思います。

 

 

セントジョーンズワートの副作用については、先日記載しましたが、今日はもう少し怖い話を。

 

 

実はセントジョーンズワートは、古来、人工妊娠中絶薬 抗炎症剤、収斂剤 消毒剤として使用されてきたハーブなのです。

 

家畜に飲ませたところ、光過敏感反応、中枢神経抑圧、流産または最悪死をもたらした事もあり、国によっては毒草として登録しているところもあるそうです。

 

あちこちのサイトで、副作用はありません、とか、副作用は少ないです、と記載されていますが、ゆっきーからすると、とても注意の必要な成分である、と思っています。

 

 

 

でも、セントジョーンズワートを飲むとラクになるから。。。という方は、少し考え方をかえてみましょう。

 

 

 

 

セントジョーンズワートがうつ症状に効くといわれる理由は、セロトニンの分泌が増えるからですよね。

 

 

 

では、セロトニンを、普通の食事や日常生活で分泌する方法を知れば、セントジョーンズワートを飲む必要性はないと思いませんか?

 

 

セロトニンは、トリプトファンという必須アミノ酸の一つを摂取し、朝の太陽の光に刺激されて出てくる物質です。

 

つまり、トリプトファンを含む食事をして、早寝早起きすれば、自然と分泌されるのがセロトニンなのです。

 

トリプトファンは、大豆、納豆、豆腐、味噌、醤油などの大豆を含むもの。あとは、ゴマや鰹節、ピーナッツにしらす、わかめ、牛乳、チーズ、アボカド、バナナなどに多く含まれています。


そして、セロトニンの合成を助けるのに欠かせないのがビタミンB群です。

ビタミンB群は、さんま、イワシ、カツオ、サバ、タイ、ニシン、マグロなどのお魚や、ブタのモモ肉、牛レバー、大豆、小麦発芽、玄米、ニンニク、トウガラシ、生姜などに多く含まれています。


そして、脳の栄養源となるのはブドウ糖です。

 

つまり、早寝早起きして、ご飯に納豆、味噌汁、と、ごくごく普通の食事を摂取する事が出来れば、セントジョーンズワートを飲んでいるのと同じ効果が得られるのです。

 

 

もちろん、まったく副作用はありません。

 

 

危険性もあると思われるセントジョーンズワートを飲む前に、まずは、ごくごく普通の食事と生活をして、身体本来の力で、うつ症状を改善してみてはいかがでしょうか。

 

 

サプリ屋がサプリを否定するのも変ですけどね(笑

 

サプリは食事の補助をするものであって、お薬ではありません。

身体の仕組みをよく知り、安全に、効果的にサプリを利用していったほしいな、と思います。