ここのところ、プライベートネタが続いたので、今日はしっかり健康ネタを~。


今年の流行語大賞のノミネートに『糖質ゼロ』という言葉があるのですが、健康ブームの今、お砂糖を減らしたがる方、多いですよね。

一般的に、『砂糖は糖尿病の元』とか『砂糖は肥満の元』と思われているのですが、実は、奈良時代にはお薬として使われていた事をご存じでしょうか?


今でも、手術のあとなどにはブドウ糖を点滴しますよね?


お砂糖には、細胞の機能を高めたり、毒物を分解する作用があり、疲労時にも、風邪をひいたときにも、有効に働いてくれるものなんです。


では、なぜ砂糖が身体に悪いと言われるようになったかというと、なんと、そこには政治が関わっているんです。


砂糖バッシングが始まったのは、1960年代からなんですが、当時はアメリカとソ連の冷戦時代で、ソ連がキューバに核ミサイルを設置したことで、緊張が高まっていました。

キューバは、世界最大の輸出国だったので、アメリカは、意図的に砂糖バッシングを行い、キューバを経済的に破綻させようとしたわけです。


詳しくはわからなくても『キューバ危機』という言葉はご存じですよね?

これは、アメリカとキューバの関係が、戦争を巻き起こしそうだ、という事で生まれた言葉なんです。


アメリカが、国家をあげて砂糖を悪く言うわけですから、その影響がどれほどかは想像できますよね?


実際、砂糖の消費量は激減し、砂糖の国際価格が大暴落します。

ソ連とアメリカも、それぞれ取引をして、和解のような形をとったため、キューバは怒りますが、経済的に苦しくなったキューバが泣き寝入りするしかなかったんですね。



こうした、一見『一般常識』のような事も、元をたどれば『ウソ』である事も割と多いものです。

あまり、マスコミなどに振り回されず、昔ながらの食事を、普通にしていく事を、心がけていきたいものですね。