イソフラボンサプリにご注意を♪という記事を書いたところ、

ピョン子さんから

『遺伝子組み換えってなぁに?』というご質問がありました。


コメントで返す予定だったんですが、

かなり長いコメになってしまったので、記事にしてしまおうと思います(笑



遺伝子組み換えというのは、いわば人工的な交配です。


犬と猫の遺伝子を抜き出して、犬猫半分ずつの遺伝子を作り出して、犬の体内に戻す。と言えば想像しやすいかな?


実際には、こんな例はありませんが、仮に、この犬と猫の例が実際に行われたらどうなると思います???

自然の摂理ではありえない動物が生まれてきたり、犬そのものが生きることさえできなくなるかもしれません。


現在、植物で行われているのは、理論的には、たとえば、栄養価の減った野菜に栄養をプラスする、とか、あり得ない栄養素も組み込む事で、人体に有効に働くかせるため、

また、21世紀なかばには、人口が100億人を超えて、食糧不足になるだろうから、人工的に栄養価の高い、成長の早い、大量に採れるものを作るために開発されている、という名目があります。


確かに、理論としてはわかるような気がします。

(あくまでも、わかるような。。。です。)


しかし、大豆の場合は、なんと『除草効果のある大豆』が作られています。

大豆が自ら、除草を行うなんて、どう考えても自然の摂理ではありません。


トウモロコシの場合は、『殺虫効果のあるトウモロコシ』です。

殺虫できて、人間に害がないと言い切れるのでしょうか???



まぁ、野菜の栄養価を高めるのは良いことだし、

人口が増える事に備えるのも良いことでしょう。


だけど、あくまでも理論です。

検証が不十分なんですね。



実際、遺伝子組み換えの食事を食べた牛や鳥の中には、異常に痩せこけた牛や鳥がいたり、

出産をすると奇形児ばかりを産んでしまう、といった事が起こっているんです。


でも、遺伝子組み換えメーカーさんが言うには、

『確実に遺伝子組み換え食品が原因、とも言えないでしょ?』というわけです。

現時点では、多くの牛や鳥が大丈夫なんだから、たぶん大丈夫。という理論で動いています。



添加物も、出始めたころよりも、摂取して30年ほどたった今になって、悪害が言われ始めました。

輸血製剤だって、出始めは悪く言われなくて、肝炎に感染した人がたくさん出て、それから問題が叫ばれ始めました。

過去の公害だって、最初は、工場の排水が原因とは限らない!と企業は言っていました。



牛や鳥を介して、いえ、植物そのものからも遺伝子組み換えの栄養素を体内に取り込んで、

人の10年後、20年後、30年後は、いったいどうなっているのでしょうか?



もちろん、これは現時点では可能性の問題ですから、もしかしたら、身体に良いものかもしれませんよ?

でも、悪いものだったら、そのときどうしますか?

奇形で生まれてきてしまった子供は???


こういう論議があるから、メーカーは遺伝子組み換え食品を使っている事を隠すわけですね。



一応、国内では、遺伝子組み換え食品を作らない、という動きがありますが、

実際は、農薬や肥料を輸入すると、その中に遺伝子組み換え食品の種が残っているそうで、

国内でも遺伝子組み換え植物が生えてきています。

自然交配が続けば、どの大豆に遺伝子組み換え物質が入っているかわからなくなります。



ちなみに、遺伝子組み換え食品を使用しておきながら、『遺伝子組み換えではありません。』と表示する事はいけない、という決まりはありますが、罰則はありません。


こうなってくると、消費者のほうで、商品を見分けることは、ほぼ『出来ない』と言って良いかもしれません。

スーパーなどで売っている大量生産品ではなく、細々と手作りを行っているお店で購入したほうが、

可能性としては低い、という言い方しか出来ないのがもどかしいところです。