ピョン子さんからのご要望があったので、妊娠や出産と栄養素についての記事を書きたいと思います。

ただ、これはね、とっても難しくて壮大な話なので、分割して話していきたいと思います。


今日は、妊娠前のお話を。


【男性の場合】

最近、世の男性型の『精子』の数が減っているのはご存じでしょうか?


少子化、少子化、と騒がれていますが、単純に晩婚化や共働きの都合だけじゃなく、人間自体が退化しているというか、なんというか。。。

物理的に子供ができにくくなっているのです。


医学的には『男性不妊症』と言います。ただ、”インポテンツ”や”ED”とは違うという事は理解しておいてくださいね。


男性不妊症の原因は、大気汚染・水質汚染・食物汚染や偏食、食品添加物、タバコなどにより体内が汚染されることで起こると言われています。

つまり、有害ミネラルの蓄積と必須ミネラルの減少が原因です。


実際、男性不妊症の方を調べると、亜鉛とマンガンが極端に不足しています。

亜鉛は、細胞の新生を促すミネラルです。
マンガンは、エネルギー生産に必要なミネラルです。


ただし、亜鉛もマンガンも、過剰摂取にも気をつけたい栄養素です。

特にマンガンは、摂取量が多いと、むしろ有毒にはたらくので、過剰摂取には要注意です。


対策方法は、加工食品・ファーストフードを食べない、事が、第1に大切です。

普通に、野菜やお魚を食べていれば、亜鉛やマンガンが不足する事は、あまりないのです。

栄養のない加工食品やファーストフードをやめるだけで、十分に改善が望めます。

だいたい、男性不妊症になってしまう方は、環境汚染や添加物に非常に弱い体質なんです。

だから、同じだけファーストフードを食べていても、生殖能力に影響のない人もいるわけです。


それから、よけいなお世話!と言われてしまうかもしれませんが、大切なことなので言っておくと、男性の精子には、大量に亜鉛が含まれています。つまり、男性は射精するたびに亜鉛を失うのです。

しっかりと、食事で亜鉛を摂取しないで、夜の生活にはげみすぎると、誰もが亜鉛不足になりかねませんので、ご注意くださいね。


【女性の場合】
女性側も、受精に備えた栄養環境になっている方が減ってきています。


女性の場合は、1番重要なのが、鉄の欠乏症です。

一般的に、鉄が不足すると貧血になると思われていますが、鉄は、不足すると体内で貯蔵してあったものが補給される栄養素なので、貧血という症状で現れるときは、実は末期症状のようなものなのです。


実際には、貯蔵鉄が使われ始めた時点で、鉄欠乏症が始まっています。

自覚症状はまったくないので、気づく事が出来ません。


鉄が不足すると、粘膜の代謝がうまく行われなくなるので、子宮内膜の構造と機能に異常を来たし、着床しづらくなる。つまり、受精、妊娠しにくくなってしまうのです。


しかし、この鉄不足は、実は鉄自体の不足でおきる事は、滅多にありません。



というのは、鉄は、体内で繰り返し使われる栄養素で、食事としてはほんの少量摂取すれば十分な栄養素なのです。

むしろ、鉄を再利用するための他の栄養素、ビタミンやミネラルが不足しているために、鉄を再利用できずにいる方が、とても多いのです。



鉄は、過剰症も心配される栄養素で、質の悪い鉄分を摂取すると、むしろ身体に有害にはたらきます。

まずは、鉄を摂取するよりも、良質なマルチビタミンを摂取し、身体全体の機能を改善し、自然と鉄の再利用ができる身体になる事が大切です。


そして、男性同様、マンガンも妊娠には欠かせない栄養素ですが、こちらも加工食品の多食を避けるだけで十分という栄養素です。


加工食品を減らし、良質なマルチビタミンを補給するようにしてください。




【注意】

これらの栄養の話に、ゆっきーは責任を持って記事を書いていますが、添加物の多い市販のサプリメントを摂取する場合には、一切保証いたしません。

本気で取り組みたい場合には、ショップにて1度ご相談ください。

ドクターズサプリメント専門店 BIO LIFE STYLE  http://shop-biolife.com/