秋の交通安全県民運動期間中の9月28日、岡山市立高島中学校で全校生徒約500名を対象に交通安全教室を開催しました。

高島中学校は学区がビオカに隣接しており、車で数分の所に学校があります。

ビオカの教習コースでも高島学区内をよく通っていますから、ビオカとしてもいつもお世話になっている地元の中学校です。


始まりの風景です。
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こちらの中学校では2校時分を使っての交通安全教室です。

1校時目は体育館です。


最初は携帯電話使用による注意力への影響について、です。
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生徒代表の二人にステージに上がってもらい、実験しました。

通常なら素早くつかめた棒も、携帯電話で通話していたり、メールを読んでいると全く反応できませんでした。

このあと先生に上がっていただき、携帯電話で通話しながら手に棒を立てることをしていただきました。

やはりうまくいきません。

先生も「集中力が分散してしまった。」という感想でした。


次は、ヘッドホン使用による注意力低下について、

残念ながら写真がありません。

なぜ写真がないか?・・・安全教室を受講したみなさんなら分かりますよね。


続いて、盲点による見落としについて、
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ステージ上に先生お二人に協力いただき、ボールをもって立っていただきました。


生徒のみなさんには体育館の後方に移動してもらって、
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片目を隠して一方の先生を注視してもらいます。

そうすると、通常なら注視していない側の先生も視野の端に見えるはずですが、先生がちょうど盲点域に入ると先生が消えたように見えなくなります。

このように盲点によって見落としが起こる可能性があります。

中学生のみなさんが一般ドライバーから見落とされることもあるわけですから、安全をドライバー任せにせず、きちんと自分の目でしっかりと確認しましょう。


ここまでが1時限目です。

この後、業間の時間を使って運動場に移動してもらいました。


さて2校時目、運動場です。
運動場で最初は、電気自動車の走行音について、

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実際に電気自動車を走らせて、走行音を聞きました。

交通社会では地球環境の保護のためにハイブリッド車や電気自動車が普及しつつあります。

ところが、歩行者側は携帯電話やイヤホン等の音楽機器の使用が増えています。

歩行者側と自動車側の隔たりがますます拡大しそうです。

せめて歩行者側のみなさんが、音による早期察知の大切さを知ってください。


続いて、内輪差による巻き込み事故について、
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いつもの「内輪差学習マシーン」の登場です。

大型トラックと同等の長さのマシーンがみなさんを巻き込みながら進みます。

こうして実験してみると、思っていた以上に大きな内輪差が出ます。

本物のトラックとの違いは・・・本物はもっと速い速度ですよね。


次は、子供と自転車との衝突事故再現。
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写真がうまく撮れなくて、すいません。

画面の右端にちょこっと写っています。

この実験で、中学生と言えども交通事故加害者にもなりうる、ということを考えてもらいました。


最後に人と自動車との衝突事故再現。
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これまた写真がうまく撮れませんでした。

このシーンを実際に見たら、衝突の映像だけでなく「衝突音」でもびっくりします。

速度は時速40キロ、という通常の自動車なら遅いくらいの速度ですが、それでも事故となると大変なことになります。


このあと集合隊形に戻る前に、

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悲惨な姿のダミー人形に近づいて間近で見ました。

・・・・交通事故って、本当に大変なことなんです。

交通安全や交通事故についての認識をあらためましょう。


閉会時、
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生徒代表の方からお礼の言葉をいただきました。

彼女も「事故への認識を新たにした。」という言葉が入っていました。

やはりみなさん、交通事故について知らない訳ではないけど、軽く考えていた部分があったと思いますよ。



高島中学校のみなさん、お疲れさまでした。

特に2校時目はとても暑くて大変だったと思います。

今日こうして学び、感じたことを、ぜひ活かしてください。

交通安全って、知っているだけではだめです。

実行されて初めて価値があるのです。

そして、みなさんのご家族にも今日の教室のことを伝えてください。

みなさんの力でみなさんの周りから交通事故をなくしましょう。