11月30日、県立烏城高等学校にて3,4年生を対象に交通安全教室を開きました。
烏城高校では今年5月に1,2年生を対象に交通安全教室を開きましたが、今回はその時に受けられなかった3,4年生への授業です。
烏城高校は昼間部と夜間部があり、今回の昼間部は約80名、夜間部は約60名での受講でした。
始まりの風景です。
11月も末で薄曇りなんですが、意外と空気は暖かだったです。
こちらでは決まった制服がなく私服の学校です。
最初は携帯電話使用による注意力への影響の実験です。
携帯で通話していてもメールを読んでいても棒はつかめませんでした。
先生には手に棒を立てていただきました。
やはり通話に気を取られていると棒が倒れ、棒に集中していると通話内容が聞き取れません。
交通場面の中での携帯電話使用は数々の危険要素を発生させます。
次に電気自動車の走行音を聞いてもらいました。
音もなく走り始めた電気自動車にみなさん驚いていました。
また、この自動車そのものに対する興味も高く、授業が終わった後もたくさんの生徒さんが集まってきました。
巻き込み事故の実験です。
普段よく使っている「内輪差学習マシーン」は今回は使いませんでした。
こちらの学校では運転免許を取得している生徒さんも多い、ということで先生と相談して実際のトラックを使用することにしました。
曲がるトラックの脇で一斗缶が巻き込まれ踏みつぶされました。
これが人間だったら・・・怖くなります。
子供と自転車との衝突事故の再現です。
自転車だって子供や高齢者に対しては十分加害者となって重大な被害をもたらします。
立たせてあるダミー人形と自転車に時速40キロで車を衝突させます。
こうのような衝突実験はテレビなどで見たことがあるかもしれませんが、実際に目の前で見ると恐いでしょ。
テレビの中での出来事と違い、本能で感じますよね、「恐い」って。
今回の実験には、運転免許を持っている生徒さんの中から3名に車に同乗してもらい、車内から見てもらいました。
「恐かった」という意見ばかりでした。
はねとばされたダミーを見てもらいました。
この姿を見て、事故の恐さを改めて感じます。
ここからは夜間部の写真です。
内容は昼間部と同じです。
携帯電話使用と注意力低下の実験です。
実際のトラックを使い一斗缶が巻き込まれ踏みつぶされる実験です。
メリメリメリッ とつぶされる一斗缶、これが人間だったら・・・
烏城高校のみなさん、お疲れさまでした。
夜間部の方々の時間は風も出て寒かったですが、最後までよく見てくれました。
交通事故は「軽いノリ」とか「ジョウダン」では済まされません。
今日感じたことをみなさんの将来に役立ててもらいたいと思います。