第11話で、心臓の電気と磁気について述べたが、今回は、脳の電気と磁気についてお伝えしよう。
脳のエネルギーは心臓のエネルギーの数百万分の1という微弱さなのだとか。
しかし、オシュマン博士曰く「エネルギーの強弱は生体にとっての重要性を意味するものでは無い」
どうやら、数値化されたデータを 生命の営みに組み込んで見る時、十分に注意を払う必要があるようだ。つまり、微弱でも精妙なエネルギーこそが、生命活動にとって大変重要な役割があるということを示唆しているのではないか。。。
バイオフィールドセラピーはこの視点を重要だと考えており、強いエネルギーを与えるセッションが良いセッションでは無いとしている。
1972年にコーエン博士がスクイド(微弱磁場測定器)を進化させて、脳のエネルギーを測定することに成功!
脳波のすべてのレンジを測定する技術は難しかったらしく、まずはα波に的を絞って測定されたようだ。このα波はヒーリングセッションにおいて、大変重要な脳波なのでオシュマン博士は、エネルギー医学の原理を解き明かすための大きな一歩と感じていたようだ。
脳の磁気を測定できるようになったおかげで生体磁気の研究が一気に加速した。
脳が発する電気的信号は、体外に到達する頃には発生時の1万分の1ほどに弱まっている。
一方、脳から発する磁気的信号は、脳脊髄液や頭蓋骨、硬膜などの結合組織や頭皮などによって妨害されることは無く、減衰しないままバイオフィールドに電波しているようだ。
したがって、脳磁波は正確に脳の活動を反映していると言える。
脳波よりも脳磁波の方が詳しい情報を得られるということだ。
また、目にも電池のような機能があり、網膜に到達する光の量に応じて、電気エネルギーを発生させる。
この電気エネルギーを測定したものが網膜電位図(網電図)。
網膜から生じる磁気エネルギーを測定したものを網磁気図というらしい。
さらに、心臓以外の筋肉も電気を生み出しており、筋電図として記録できる。それに対応するのが筋磁気図ということになる。
生体のあらゆる筋は、収縮するたびに磁場を発生させており、大きな筋は大きなエネルギーを、小さな筋は小さなエネルギーを作り出している。
肉体に直接アプローチするボディーワークは、電気を発生させると同時に磁気も発生しているということになるので、身体の如何なる動きも身体の周囲に情報を持ったエネルギーが伝播し、その動きが「生体磁気の痕跡」を情報として残すことがわかってきている。
物質を通り抜けて伝播する電磁気エネルギーならば、
肉体からの情報が、バイオフィールドに伝わるのは、いとも簡単な事。。。
脳や肉体の活動は確実に、私たちのバイオフィールドに痕跡として情報を残している。
そしてその情報エラーを自然に是正してゆくことこそが、バイオフィールドセラピーの真髄なのである。