「個人情報、保護魔法!」(マジカルランド15)を読んだ。
- ロバート アスプリン, ジョディ・リン ナイ, Robert Asprin, Jody Lynn Nye, 矢口 悟
- 個人情報、保護魔法!―マジカルランド
マジカルランドシリーズとして15作目、
アスプリンとナイの共著名義としては3作目のこの作品、
今回は天邪鬼(パーヴェクト)のオゥズが主人公です。
毎回、多少は探偵モノに近い部分があるこのシリーズですが、
どちらかというと今回はアクションシーンが多めかも。
クレジットカードと個人情報、盗まれるアイデンティティと魔力。
知らないうちにトラブルに巻き込まれたスキーヴを、
オゥズたちは救うことができるのでしょうか。
かつてMYTH株式会社のあった場所で悠々自適に暮らすオゥズの元に、
巨額の請求を持って借金取りがやってきます。
なんとスキーヴがフリッバーのモール(名店街)で、
カードで金貨100万枚の買い物をしたというのです。
「あのお堅いスキーヴがそんなことをするのか?」
彼のことを良く知っているオゥズにはそんなことが信じられません。
そこで、たまたまその場に来た仲間のチャムリィ(トロル)と共に、
オゥズは調査を開始するのでした。
まずスキーヴが本当に買い物をしてないのか、さりげなく確認。
カードで買い物なんて、スキーヴらしくないけど、
もし真面目なスキーヴが知ったら、「払う」と言い出しかねない。
スキーヴと一緒にいるバニーに確認してみると、
やはりその買い物はスキーヴでは無い模様。
買った物のリストを見てみても、内容的に支離滅裂。
スキーヴの偽者がいることに確信を持った二人は、
かつての仲間・マッシャに協力を要請します。
一時はスキーヴの弟子になったこともあり、
彼の後釜として宮廷魔術師の地位を得た彼女ですから、もちろん快諾。
かくして三人となった一行は問題の次元フリッバーに行くのでした。
そこには想像を遥かに越える巨大ショッピングモールがあり、
どうやらスキーヴ以外にも、偽者が出現する被害者が多数いる模様。
オゥズたちはモールの上層部、警備隊と協力し、
その魔法のクレジットカードを通して個人情報だけでなく、
その人の魔力すらも盗んでいく一味を追い詰めて行くのです。
ってなわけで、今回は主人公ながらも生真面目でおとぼけなスキーヴ君は、
下手な歌を歌ったり、裸で踊ったりしてくれる偽者の姿でしか登場しません(笑)。
(↑表紙の下の方)
ああ、相変わらず不幸なスキーヴ。
まあ、「知らぬが仏」って言葉もあるのですが、
ほっといたらスキーヴの魔力も盗まれるし、
せっかく今まで築いてきたMYTH株式会社の信用もなくしてしまうので、
仲間たちは彼本人には秘密で奮闘するのです。
いつものように今回も特徴のあるサポートメンバーの協力もあり、
オゥズたちは巨大モールの中を右往左往、
時には自分達もそこでお店を開いて罠を貼るのですが、
いかんせん、敵もさる者、そう簡単には尻尾をつかませません。
せっかく掴まえた一味の一人もあっさり奪還されたり、
思いも寄らないところで税金の徴収を受けたり、
今回は結構四苦八苦、オゥズたちの走り回る姿が笑えます(笑)。
まあ、結構ページ数のある今作ですが、
気がつけば読み終えたって感じでしたね(^-^)。
とは言え、もちろん読むとすれば第一作から読む事をお勧めします(笑)。
このシリーズもアニメ化とかされないのかなあ(遠い目)。
(↑実写はパス(^^;)
- ロバート アスプリン, Robert Asprin, 矢口 悟
- マジカルランド お師匠さまは魔物!
↑初めて表紙を見た時には、
やおい本のネタにされそうだなあと思っちゃった第一作(笑)。
何気に懐かしい(^^;。