デンソー、環境型ディーゼル装置を日欧・アジアで攻勢


デンソーは低燃費のディーゼル燃料噴射装置であるコモンレールの生産を日本、欧州、タイの生産拠点でそれぞれ増産する。2005年度は合計で03年度の二倍以上の年間約160万台を生産する計画だ。ディーゼル車は環境技術の向上で、欧州のほかアジアでも需要が高まっている。デンソーはこの分野で先行する自動車部品最大手の独ボッシュを追い上げる。

 コモンレールは西尾製作所(愛知県西尾市)、ハンガリー、タイの三拠点で生産している。2005年3月期の生産量は前期比5割増の110万台となる見通し。06年3月期は日本では同2割増の約80万台、ハンガリーとタイでは同二倍強に相当するそれぞれ年間40万台超を生産する計画だ。各工場の設備能力に余裕があるため、能力増強で対応する。

 欧州ではトヨタ自動車の上級セダン「アベンシス」のディーゼル車が好調なことに加え、米フォード・モーターへの納入が本格化。タイではトヨタの国際戦略車「IMV」の生産拡大に対応し、増産を急ぐ。 (07:00)