IP電話の手続き
インターネットの電子メールは、SMTPやPOP3とTCP/IPを組み合わせ、WWWはHTTPとTCP/iPを組み合わせますが、旧電話では、voipとTCP/IPを組み合わせることになります。ところで、iPネットワークを使用するといっても、WWWや電子メールのようなデータ通信と電話通話で、通信の手続きが異なります。電子メールでは宛先のメールサーバにデータを送るだけであり、WWWではアクセスしたWWWサーバから自動的に情報が流れます。つまり、データ通信の場合、通信に参加する人間は利用者だけです。しかし、電話では通話相手の通信への参加が必要になります。電話通話は、通話の相手を呼び出し、受話器を取らせることで相手を通話に参加させないことには、通信は始まりません。相手の人間が参加してはじめて通信が成立します。通信の終了についても同様であり、電子メールやWWWでは、データの送受信が終われば、利用者が何らアクションをせすとも通信が完了します。しかし電話の場合は、話を終えだけで通話(通信)が完了するわけではありません。通話の一方が受話器を戻すなどの電話を切る動作を行い、続いてもう一方も受話器を戻すなど電話を切る操作を行わなければ、通話が完了したことになりません。このため、>IP電話では、電子メールと異なり、通話相手の呼び出しや、通話の完了、通話回線の切断を実現するための仕組みが必要となります。また、通信(通話)の相手を識別する内容が異なります。電子メールやWWWなどではドメイン名を使用します。しかし、電話ではドメイン名ではなく電話番号で通話相手を指定します。すなわソ、ダイアルされた電話番号をIPアドレスに変換しなければなりません。このため、DNSとは異なる、電話番号をIPアドレスに変換する仕組みが必要とな閧ワす。IP電話を実現するためには、これらの他にも、いくつかの点で通常のデータ通信とは異なる仕組みが必要となります。