「ありのまま」と「自分勝手」の境界線 | 太陽と月と地球4tune

太陽と月と地球4tune

あなたはあなたのままで。わたしはわたしのままで。

例えばあなたが、
事務職として雇われ、
働いていたとする。

ところが、
誰の目にも明らかなほど、
事務職が向いていないとする。

じゃぁ無理しないで、
職種を変えてみるのはどうだろう?
そうだなぁ、
じっと座っていられないのなら、
例えば営業職とか。

これが、
「ありのままで生きる」
ということ。

もし、
その会社なり組織なりに、
たまたま営業職の空きがあれば、
営業職として雇ってくれるかもしれない。

けど。

営業職の空きがないのなら。

あなたは、
自分がありのままでいられる世界に、
移らなくてはならない。

他の誰でもない「あなた自身」が。

就職活動をし、
人間関係を一からつくり、
時には、
引っ越しが必要かもしれない。

面倒かもしれないし、
大変かもしれない。

でも。

あなたは、
「ありのまま」
でいることができる。
「ありのまま」
でいられる世界を自分で見つけたり、
作り直したりできる。


もしも、
何一つ変えたくないのなら、
ありのままで生きることを
犠牲にし続ければいい。

それもあり。



では。

ありのままで生きろと勧められて、
営業職になったのに、
解雇されたのは間違いだ。

というのはどうだろう。



それはちょっと、
自分勝手なんじゃないだろうか。



あるいは。
事務職だろうと、
営業職だろうと、
就業規則というものがある。

その会社で働きます、
という契約に同意している以上は、
ありのままでいたら眠いので、
遅刻します、
ありのままでいたら今日はやる気がでないので、
帰ります、
というのは、
やっぱりちょっと、
自分勝手なんじゃないだろうか?



あの有名なディズニープリンセスさえ、
「ありのままで生きる」
ために、
全てを捨てたのですよ。


画像はこちらからお借りしました。



「ありのままで生きる」
とはとっても素晴らしいこと。

でも。

誰かが、
ありのままで生きられる場所へ
連れて行ってくれる訳ではないし、

今の環境や、
今の人間関係が、
ありのままの自分を受け入れてくれないなら、
全部壊れても手放しても、
自分で一から、
作り直さなきゃいけないものなんだと、
思います。


そして、色々大変だけど。
ありのままで生きられないことが、
辛いなら、
どうしてもありのままで生きたいなら、
たとえ壊れても、
やり直す価値は、
あるんじゃないかなと思います。


占術師 稲葉千津