半年以上かけて少しずつ、いろんな友達や先輩に話を聞いてみました。
「どうして子どもを持とうと思ったのか」
「仕事と育児と、どうやってバランスをとっているか」など

その人の状況に合わせて。
「自分があまり子どもが欲しいと強く思えなくて困っている」というのもプラスして。
 

1)特に子どもはほしくなかったけれど、産まないと一人前になれないような思いがあった。

でも後悔していない、子どもがいなかったら夫婦どうなっていたかわからない、という人。

2)子どもは好きじゃないほうだったけれど、産んでみたら旦那なんか比べ物にならない。
高齢出産のトラブルもよく聞くから、産めるうちに産んでしまったほうがいい、という人。

3)シミュレーションしても絶対に思い通りにはいかないから、考えすぎないほうがいい。
考えすぎると動けなくなる。それに「他人の子供がかわいい」と思えるなら、
自分の子はめちゃくちゃかわいいはずだから、そこは心配しなくて大丈夫、という人。

 

4)自分の味方を作りたいから子供を産んだ、という人。

 

他にもいたけれど、それぞれいろいろ考えさせられました。
「子どもはそんなに好きじゃない→産んでみたら愛しくてたまらない」というのは

かなりの頻度で出てきましたが、いまいち半信半疑でした。

でも、最後のほうに相談した大学時代からの友人が、

私の次から次へと出てくる不安を聞き、
自分の体験(自分より夫のほうが子どもを欲しがっていて、
自分のほうは悶々としていた、という私と同じような状況)を話してくれ、

「でも、出産を境に自分がびっくりするほど変わるから、心配しなくて大丈夫。
ねりは子ども出来たら、おもしろい子育てできそうだけどね。」
と言ってくれたのには、だいぶ勇気づけられました。

インタビューさせてもらって気づいたのですが
私が一番不安に思っているのは、こういうことでした。

それは、「家族が増えても独りぼっちになりそう。家族の中で疎外感を感じそうだ」ということ。

具体的には言語と教育の面でです。

これがクリアになったことだけでも、大きな収穫だったと思います。


言語については、
夫は日本語が不得意(というか、国語含めて言語全般が不得意だと思う)な上、

将来的に夫の定年までは韓国に居続けることがほぼ確定。

そうすると、子どもはどうしても韓国語のほうが強くなるし、

周囲を見ていても「お母さん、韓国語使えるんだから日本語しゃべらないで」とか

子どもに言われている人もいて、なんだか悲しいこと。
今の私も、決して自分の表現したいことを自由に韓国語で言えるわけではなく

もどかしい思いを日常でしていること。
それに、年を取って認知症になり、覚えた第2言語を忘れてしまう例を知ったこともあり、
寂しすぎると思ったこと。

https://www.afpbb.com/articles/-/2944926
このあたりが不安でした。

教育については、避けては通れない反日的な雰囲気について。
出会う教師や人々によって変わってくるし、私はフォローするつもりはいますが、
問題は、夫がいつも逃げ腰に思えること。
ある親戚の集まりの時、日韓の政治問題についてニュースが流れてきたときに、
何も考えずに「日本が悪いんでしょ」といった夫の発言や、
親族みんなでなぜか反日映画を見る流れ(しかも家にあるTV2台同時に)になったとき、
私が居場所がなくプチ家出までしたにも関わらず、
夫が「僕知~らない」と言い放ったこと等々が思い浮かびます。
夫の親族の中で起こったことだから我慢のしようがありましたが、
もし、自分の子供と自分の夫という家族の中で、同じことが起こったら
耐え難いな・・・・・・と思っていました。

そんな私にとって、4)の「自分の味方を作りたいから子供を産んだ」という意見は、
私にとってはとても新鮮な考え方でした。
自分の親ときょうだいの一部が性格的に合わず、
この年になってもギスギスしていたりするのを見ると、博打のような気がして
完全に腑に落ちたわけではありませんでしたが。

「妊娠したいという強い気持ちにならない。いろいろと不安がある」という
悩みに対して、カウンセラーさんがいろいろと助言をくれました。

しっくりきた内容は、こんなところだったと思います。

1)自らが決めかねたり判断がつかないのであれば
たくさんの参考意見や経験談を集めてみる、
たとえば、少しでも自分に近い境遇で出産&育児をされている人など。

2)産科の医師に医学的見地から意見を聞いてみる。
例えば、リスクや費用、可能性や具体的な進め方など
現実的にとらえていくことで、考えや行動に変化が出てくる可能性もあるかもしれない。

夫に関しては、
3)彼に対して自分が不安に思っていることを伝えたり、
本人がどう考えているかを聞いてみる必要があるかもしれない。
欲しいという気持ちだけではなく 生まれてからの家事・育児の分担や

具体的なフォローまで踏み込んで。

全て少しずつ進めていこうと思いました。

特に、1)に関しては、思い当たることがありました。

私、頭でっかちだとは思いつつ、

その時に思いつく不安を打ち消さないとなかなか先に進めないみたいです。
 

「ねりちゃんは、一つずつ不安要素を挙げて潰して安心したいタイプだよねー」と

元同僚で親友が言っていて、気づかされました。

思えばその昔、学生時代にブログで「バトン」なるものが流行っていたときも、

先輩に私のことを「取り越し苦労」と表現したバトンが回ってきたことも。

夫にプロポーズされ、結婚を承諾するときも、

ルーズリーフ4枚に不安に思う点を書き連ねて、

自分は、「これらのことを一緒に取り組んでくれるなら」という気持ちで渡したところ、
夫には「自分のこと好きじゃないんだな・・・」と解釈されていたり。

妊娠に関しては「具体的に知らないほうがいいと思いますけど・・・」という先輩もいましたが、

それでも聞いた方がよさそうなので、といって、インタビューさせてもらうことにしました。
 

「子どもを持ちたいと強く思えない」ことに悩んで、
カウンセラーさんに相談してみました。
少し前から人間関係や、仕事のことなどで継続して相談していた先生です。

ちなみに、Cotreeというサイトを使っていました。

日本語で相談できる、電話でもテキストでも相談できる、
海外生活が長いカウンセラーさんも多いなど、在外の人にお勧めです。
私は、テキストを書いてやりとりする方法で受けていました。
書くのはすごく疲れるのですが、もやもやがクリアになり、私には合っていました。

「年をとってくると、もっと強く『産みたい』とか『産もう』とか『産みたくない』とかいう

感情が生まれるのかなと思っていましたが、違いました。義務感で産むのも怖いです」と

当時の私は書いています。

そして
・子どもができたらやりたいことなども思い浮かばない
・夫のように「家族3人なり4人で、幸せに暮らせれば十分」ともあまり思ったことがない
・そのくせ、子どもが生まれたら、「バイリンガルになってほしい」とか
 「日本で教育を受けさせたい」とか、現実どうなるかわからない理想を
 子供に押し付けて苦しめそう(&自分も苦しみそう)な気がする
・夫が好きだから夫の子供もほしい、と、イコールではあまり思っていない
・夫は縁あって一緒になったのだから、できるだけパートナーシップを築く努力はしたい
 でも、一緒に親になることに関しては、ものすごく不安
 (ついこの間も、親族と一緒にいるときに独りぼっちの立場にされ、がっかりした)
・メンタルを病んでいた状況でなければ、結婚していなかったかもしれない
 (結婚後にわかりましたが、不安神経症の診断がおりました)

などと、付け足していました。

私が韓国に来たのは、仕事&勉強のため。

そこで夫と出会い、帰国するのをやめて結婚&永住コースに舵を切りました。

その時点で、「子どもは作らないとだめだよな」という意識はありました。

 

私は、子どもには良くも悪くも、慣れていました。

それゆえ、夢も見ていなかったというか、

「嫌いではない、生まれたらなんだかんだ育てるだろう」というくらい。

要するに、子どもが欲しくて仕方がないタイプの人間ではありませんでした。

 

それにプラスして、自分が良い母親になれない気がする不安や、

夫とのコミュニケーション不足や、職場の事情等々で、妊娠するのを延期していました。

「いまいち、子どもが欲しいと思えない」という話を子持ちの友人などにしてみると、
「同じような感じだったけど、35過ぎたら(または30過ぎたら)急に欲しくなった!」

という声が非常に多かったので、

私も35になれば心の準備が整うのかな・・・などと思っていました。


夫は逆に、子どもが欲しくてほしくてたまらないタイプで

何年も待たせたことには、今でも罪悪感があります。

あるとき、職場でのステップアップが望めなくなり(私の能力不足です)、

思い切って、出産&子育てによさそうな同業他社に転職しました。

外堀を埋めた形です。

ただ、それなのに「子どもを持ちたい」と強く思えず、

思い切って他の件で相談していたカウンセラーさんに相談することにしました。
「このままでは、義務感だけで子どもを産むことになってしまう、不安だ」と。

在韓日本人(小都市在住)のねりです。

 

結婚後、いろいろと事情があって妊娠するのを延期し、30代後半で妊娠。

 

途中までは順調な妊娠でしたが、22週で子宮頚管無力症がわかり、

 

手術、安静、転院、帝王切開での緊急手術を余儀なくされました。

 

23週5日で頑張って生まれてきた息子は、残念ながら40時間で旅立ちました。

 

いろいろとあった妊娠生活の記録を残したくて、ブログを始めることにしました。

妊娠前のことから順を追って書いていこうと思っています。

ブログのタイトルは、息子の名前にちなんでいます。