宝くじ詐欺(Lottery scams)は古くからあります。手紙でも受け取ったことがある方、おられるでしょうか。買ってもいない外国の宝くじが当選したというメッセージがとどく。その金額はバカにならない金額。しかしお決まりの『前金』が求められ、当選した金額は絶対に被害者の手元に届くことはありません。リカバリー詐欺として既に送金したことのある詐欺被害者のもとに届くこともあります。
買っていない宝くじに当選するなんていうことはまずありえません!!
宝くじ詐欺の手口
- メールや手紙、SNSのメッセージや電話などであなたが国際宝くじで当選し、大金が当たったことを伝えられます。時として、本物の宝くじサイトに似せて作った偽のサイトへのリンクをしてくることもあります。
- 宝くじ詐欺師は実在の企業や機関の名前を使い、相手を安心させます。
- 詐欺師たちは手続きの手数料、小切手の送料などとして料金を請求してきます。
- これらの』料金を支払うと、詐欺師はお金がまだ支払われていない理由を説明してきて、次々といろいろな理由でお金をとられ、被害者が気が付くかこれ以上送金できない状態になるまで続きます。
- 稀に被害者にお金を受け取りに渡航してくることを求め、その際に手数料などの現金を持参するよう詐欺師が求めてくる。被害者はお金を支払うよう強制されたり、脅されたり、襲われたり、あるいはもっとひどい目に遭う場合もある。
宝くじ詐欺を見分ける方法(いくつか当てはまれば宝くじ詐欺に遭っていることになります。)
- .外国の宝くじを買ったり、宝くじのチケットを買ったり、オンライン宝くじで申し込んだりしていない。
- 宝くじは外国のもので、あなたはその国の市民でも居住者でもないし、その国に訪問したときに宝くじのチケットを買ったわけでもない。
- ランダムに選ばれたメールアドレスや、コンピューターのくじ引き、あるいはオンラインの電話帳などから当選者が選ばれたとメールは説明する。
- メールは何らかの手数料の支払いや、仲介者がいることを示唆する。
- メールで秘密厳守と言われ、その機密性を破るなら当選者の資格をはく奪すると言われる。
- 当選した金額は小包で送られてくると言われる。
法的な問題
- 殆どの国では法的に自分が住んでいない国の宝くじを買うことは出来ない。(その国を訪問している間に買うことは可能だ
- 宝くじの主催側が当選者に当たった金額を受け取るために手数料を取ることは違法。
- すねての宝くじはその国の宝くじなどを管理する機関などに登録する必要があり、そのルールも明示されているはず。
- マイクロソフト、ペプシ、コカ・コーラ、フェースブックなどの大きな企業は宝くじを主催していない。これらを名乗る宝くじはすべて詐欺。
こちらもご参照。
一獲千金の夢につけむ海外宝くじ詐欺が急増。インチキDMは即ゴミ箱送りとすべし
参考*Antiscam Group John William Griffin Jr. の記事から。