B I N 's B A R -5ページ目

物欲

仕事詰めの夏が終わる。が、この歴史的猛暑に未だ衰えは感じられない。
忙しさからくるストレスか、物欲が頭をもたげてきた。
兼ねてから仕事での必要性を感じていたのだが敢えて手を出さずにいた、アコースティック・ギターの購入計画を立ち上げたのである。
弾き語りをするわけではないのでドレッドノウトは選択肢になく、録音に使うので所謂エレアコも避ける。すると自ずからスタイルは決まってくるのだが、これがまたエレクトリック以上にややこしい。
まあ買い物はこうしているときが一番楽しいのだが。

CURBOW

さてCURBOWであるが、このナットはちょっと珍しい。
ボディ、ネック材と同じく圧縮材によるものと思われるが、このマーブル素材、性能的なものは別としてとて製作者のセンスを感じる。

$B I N 's   B A R-curbownut

ポータブル録音機の話・その後4

仕事で必要に迫られ久しぶりにSONY WM-D6Cを引っ張り出してきたので記念撮影。

$B I N 's   B A R-d1+d6c

隔世の感があるツーショットだが、機能的、デザイン的に幾つかの共通点を見つけ、面白く思っている。このPCM-D1にも録音機を作り続けてきたメーカーならではのノウハウが詰め込まれているのだ。

そういえば最近、USBアウトプットを装備したポータブル・カセット・プレイヤーが市場に現れたという。やはり過去の資産に対する潜在的需要があるのだなあと思った次第。

ポータブル・ヘッドフォンの話

ポータブル・(オーバーヘッド・)ヘッドフォンは長年SONY MDR-D77を使ってきたがそろそろ世代交替の時期が来たようである。ケーブルやイヤーパッド、ドライバーまで交換しながら、かれこれ20年も使ってきたのである。思えばポータブルオーディオ用途のみならず録音モニターやデモテープのプレゼン等にも使ってきた。それだけの仕事が出来、かつ小さく畳んで持ち歩ける数少ないヘッドフォンだったと言える。
しかしヘッドバンドの軋みが音として耳に伝わるようになってしまい、もうそろそろ引退させてやろうと思い始めた。

色々試聴・物色してみた中で昨年から試験的に使ってきたヘッドフォンがある。

audio-technica ATH-ES7
audio-technica ATH-ESW9
audio-technica ATH-ESW10Japan

同じシリーズの製品であるが各々違った特徴を持つ個性的なヘッドフォンで、結局3つも所有する羽目になった。ポータブルという点では折り畳むというよりもユニット部を反転させ平らになるタイプ。これは鞄の中や機材の間に収めるのに都合が良い。

ES7はかなりメリハリのある音で電気楽器をよく鳴らす。ポータブル用途では最も使い易い音質と言える。

ESW9も低音に特徴があるが、よくも悪くもナローレンジ。小編成のジャズやピアノ・ソロが美しく鳴る。部屋でのリスニング目的であればこれを選ぶ。

ESW10Japanは3種の中では最も輪郭のはっきりした音がする。やはり低音にちょっと癖があるが鳴らし込みでもう少し馴染んで来るだろう。

リケーブル等は考えておらず、基本的には鳴らし込みだけで判断しているのだが、ここまで各々が個性的だと使い分けるのが楽しいという部分もあり、まだしばらく併用期間は続きそうだ。

大野一雄 逝去

合掌