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中国語で排骨(パイクゥ)
日本語でパーコー
豚の骨付きアバラ肉のことを言のだが
日本でパーコーというと
誰もが最初にイメージするのが
パーコー麺
ではなかろうか?
 
そしてそのパーコー麺をもっとも世に広めた張本人が
この万世のパーコーラーメンじゃないかと
私は一人静かに思うのだ。
 
 
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万世のパーコーラーメン。
昭和を代表するラーメンの一つだったと確信している。
 
チャーシューメンですら大贅沢品だった学生時代
豚肉のから揚げがどっかん乗ったラーメンなんて
貧乏学生には手の届かない高嶺の花であった。
 
 
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社会人になって万世にも通えるようになり
月に一度の給料日になると
当時赤坂の山王グランドビル地下にあった
万世のWパーコーラーメンを食べることが
ひそかな贅沢だった。

万世ラーメンの1号店が有楽町に開店したのが
1966年なんだそうだ。
なんと45年もの歴史があるわけだ。
 
 
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ものすごい勢いで進化を続ける
星の数ほどのラーメン達を横目に見ながら
万世のパーコーラーメンは
生きたまま化石になる道を選んだのだと思う。
 
麺もスープも
昭和のあの時の味
そのまんま!
飽食時代の人々の舌でフルイにかけられ
日々洗練されてきた現在のラーメンと比較すると
 
見る陰もない・・・
 
しかしそれこそが
万世ラーメンが万世たるゆえん
 
よくも悪くも不変の味は
歴史の生き証人として金字塔のように
存在し続けると思う。
 
10年後も20年後も
その店名のように万世にも渡り
きっと今と同じ味を
提供し続けてゆくのだろう。
 
 
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